第28話 学園アイドルトップ3

明見日side


...山崎くん。すみません

無理やり連れてきてしまって...

でも仕方がなかったのです


私の作戦を実行するためには

今ここで無理にでも連れてくるしかなかったのです


だから今日は山崎くんを変な虫から守りつつ

私の作戦を実行させる


私ならやり遂げられるはずです


いざ、勝負です!


「で?るみっちの後ろにいる人が高ノっちで合ってる?」


「はい。合っています」


「へぇ~高ノ宮先輩ってぇ~めっちゃ美人なんですねぇ~」


高ノ宮に近寄る茶髪の少女

そこで隣にいる男に気づく


「なんですかぁ~そこにいるキモだ~んし~?」


キ...モ?


今山崎くんの事をキモって言いました?


私の山崎くんを馬鹿にするなんてそれは

私を挑発しているのですか?


...あ~もう私怒っちゃいました


あなたを絶対に許しません

あなたが助けを求めても私は救いの手を伸ばしません


これは決定事項です


「てかなんで男子がいんの?」


「私が連れてきました」


「え~ここは私たち学園アイドルトップ3の会議ですよぉ~?男子禁制じゃないんですかぁ~?」


...痛いところついてきますね


ここは学園アイドルトップ3の会議場

本来男子が入れない楽園エデン


ここをどう切り抜けるですが...


「高ノ宮さんを来るように説得してくれたのは彼ですし、第一私の友人ですし、そこはご協力お願いします」


「...まぁ~明見日せんぱいが言うならいいですけどぉ~」


「私もさ~んせ~い」


「はい!ご協力感謝します」


こういう時のために

信頼というのは築いておくべきですね


「とりあえず全員そろったことですし会議を始めましょうか」


--------------------------------------------------------------


「じゃあとりあえず自己紹介から始めましょう」


「はーい!じゃあ私から行きまぁ~す!」


「じゃあお願いします」


ひなももでぇ~す!1年生です!

好きな事はぁ~メンスタでぇ~す!よろしくお願いしまぁ~す!」


「じゃあ次わたし~」


あや。2年生。

好きな事は今探しちゅ~」


「え~とじゃあ最後に私ですね。

明日見あすみ瑠美るみです。一応言うと2年生です

好きな事は勉学に励むことです。よろしくお願いします」


深いお辞儀をする


「じゃあ最後に高ノ宮さん。お願いします」


「あ、はい!

たかみやしずくで、です。2年生です。

好きな事は格闘技です。よ、よろしくお願いします。」


「よろしくぅ~」


「...よろしく」


「とりあえず全員の自己紹介が終わったところで次に入りましょうか」


次は現状についt


「せぇ~んぱぁ~い。ちょっと待ってくださいよぉ~」


「?どうしましたか?」


「まだ一人紹介が終わってないじゃないじゃないですかぁ~」


終わってない?いや全員終わっているはずですが...

まさか!


「この男子の紹介が終わってないじゃないですかぁ~」


そういうと雛野は山崎の腕に自分の腕を絡める


は?今何をしているのでしょうか

このメス豚...いえこのメス鳥は

おとなしく家に帰っておとなしく

○○○や○○○とか○○○、○○○しとけばいいんです


---いけないですね

あくまで同じ学園アイドルトップ3なんですから

そんなことは言ってはいけませんね

ここは一度落ち着いて...


「ま、まぁ~そうですね。とりあえず自己紹介してもらうために一度立ってもらいましょうか」


「え?」


まだここにきて一言も発していない山崎から間抜けな声がでる


ごめんなさい!山崎くん!

これもこのメス鳥を離すためなのです!


山崎は雛野の腕を振りほどき言われた通り席を立つ


「え、え~と...や!やまさきあおいで、です!

に、2年生です!好きな事はアニメを見ることです!

よろしくお願いします!」


や、山崎くん!

私はその懸命に頑張る姿に惚れましたっ!!

愛していますっ!!

...いけませんねこれは(真顔)

誰もいないなら今ここで押し倒してしまうところでした


「山崎せんぱいかぁ~。いかにも童貞ですよねぇ~」


「ど!童貞!?そんな言葉使っちゃいけません!」


「なにそれ?きもっwww」


なんですかあのメス鳥は


山崎くんで遊ぶとは...


あ~もう

こうなったら埒が明きません


「と、とりあえず次行きましょう。次は現状についてです」


「今日は高ノ宮せんぱいを入れるかですよねぇ~?」


「まぁ~そうですね」


「じゃあ誰かが抜けるってことになんの?」


...何か空気が変わりましたね


「そうですね。誰かが抜けるか、四人に増やすかです」


「四人って本気でいってるんですかぁ~」


「じゃあ誰かが抜けますか?」


「...」


そういわれると黙ってしまう

雛野


「じゃあ四人に戻すっていうことでいいですか?」


「私はさんせ~」


「じゃああたしもさんせぇですぅ~」


「ではこの案は可決ということで。何かほかに次の案は...」


「ちょ、ちょっと待てよ」


?この声は


「どうしたんですか?高ノ宮さん」


「あたしはまだそのなんとかトップ3になるとは言ってねぇ~ぞ」


「え~山崎せんぱぁ~い?了承してくれたんじゃないんですかぁ~?」


雛野が山崎に詰め寄る


「お、僕はここに来るように言っただけで...」


「まじで使えない童貞くんじゃ~ん」


「みんなして童貞、童貞って!失礼ですよ!」


この発言で全員が同じことを思った


「「「「「「「「「「   え?童貞じゃないの?   」」」」」」」」」」


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