第18話 高ノ宮は(仮)の家に帰る

「ただいまーー」


この時

俺の死は確定した


今一番聞きたくない声であった


こちらに向かってくる音がする


「部活の勧誘に捕まってちまってよう。遅くなったわ」


そして足音は聞こえなくなる


今個人的に一番あってほしくない

二人があってしまった


これは説明が面倒になるな


おれはそう確信した


「なんで山崎くんのお家に高ノ宮さんがいるんです?」


明日見さんからしたら正しい意見である


「お前こそなんでうちにいるんだよ」


仕方ない

腹切り覚悟で説明するか


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俺は明日見さんに正座を強要されたので

しかたなく星座をし

昨日あった事を一通り説明した


「...なるほど。そういうことがあったのですね」


「はい...」


俺の高校生活が高2の6月に終了した


もう吹っ切れて笑うしかないよな


...全然笑えないや


「山崎は悪くないです!!」


この6畳?くらいのリビングに響く声


俺はその声がまるで天使のように聞こえた


「見ず知らずの私を助けてくれたいい人なんです!!だからさらし首にするのだけはやめてやってください!!」


高ノ宮!


お前内面はヤンキーぽくって怖かったけど

いい奴じゃね~か!


「?? 私はさらし首になどするつもりは毛頭ないですよ?」


??


俺はそんな言葉に困惑を覚える


「ほ、本当ですか?」


俺は半信半疑で聞いてみる


「えぇ。だってそんなこと言ったってなにも生まないではないですか」


!!!


明日見さん!!


あなたはやっぱり天使だよ!!


これでもう怒られる心配は...


「ですが...そのつないでいる手を離してはもらえないでしょうか」


「え?」


俺は視線を少し下に向ける


...


俺は高ノ宮と手が触れあっていた


正確に言うともうがっちりと


喜びのあまり俺は無意識に高ノ宮の手を握っていた


これはまずいな


俺は視線を高ノ宮の顔に向ける


その時


もうすでにこぶしが俺の腹をついていた


...........................................................................................................................................


あれ?


俺は体を起こす


「いてぇ」


腹がまだ痛い


あいつのこぶしはさつりくへいなんかに改造されてんの?


冗談抜きで


俺は手に違和感を感じる


床?じゃないな


ここはベットか


「起きたか」


隣から声がする


「今何時だ?」


「7時だ」


明日見が来たのが5時くらい

そこから10分後くらいに高ノ宮が帰ってきて...


つまり俺は1時間半ぐらい寝てたのか


「ったく殴るのに腹はやめろよ」


「ごめん...」


こいつからは誠意も感じられるしまぁ~今後直していけばいいか


「それより明日見さんは?」


「明日見なら帰ったぞ」


「なにか言ってなかった?」


優等生の明日見だ

こんな現場見てしまってはなにかは言ってるだろう

まぁ~この現場見るのは2回目だが


「慌てふためいて、私が人工呼吸します!とか言ってたぞ」


え?


明日見さんから人工呼吸してもらったとなると

これは男子から処刑されるぞ


「さすがにしてないよな?」


「さすがに止めたよ。あたしここに泊めてもらってるわけだし、あたしが見とくよって言ったよ」


「そしたら?」


「だいぶそこからごねてたけど、あたしの交渉術でカレーだけ作ってもらって帰ってもらったよ」


俺はその言葉を聞いた瞬間台所に目をやる


そこにはもうすでに出来上がっていたカレーがあった


「割とおいしかったぞ!」


「食ったのかよ」


「ちゃんと食器は洗ったぞ」


「当たり前だろ」


人の家泊っておいて

食べた食器洗わないとか

どこのお嬢様だよ


「とりあえず俺も食うから」


俺はベットから立ち上がり


カレーの用意をする


「俺が食ってる間に風呂に入っとけ」


「服は?」


「そんなの俺のしかないに決まってんだろ」


そういえば俺って昨日洗濯したっけ?


「お前、下着あるか?」


俺はその言葉を言った瞬間顎にアッパーが決まる


「ば!なんてこと聞いてんだよ!」


「だって仕方ないだろ!お前の下着なんて知らないだし!」


「うるせ~よ!!」


こいつはなんでいつも突っかかってくんだろ


「で?あんの?」


しばらく高ノ宮は無言になる


「...ないよ」


俺は嫌な予感がした


「じゃあ今日は...」


「洗濯してないやつ...」


「そうか...なんかごめんな...」


俺の脇腹にフックが決まる


「いてぇ!」


「次からちゃんと洗濯しろ!わかったな!」


「わかったよ!」



こんなので一緒に暮らしていけるのだろうか


俺はそう感じていた


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どうも!

朱華ナツメです(。・∀・)ノ


え?

投稿頻度が遅くなってるし

上げる話が少なくなってる?


それについてはまじですみません...( _ _)ノ|


こっちの都合上

こうなっちまうんですよ~


で...

次は高ノ宮パート作ろうかなと思ってます

念願のです


え?

明日見パート多くないかって?

メインヒロインでもないのに?


いいじゃん別に!

明日見さん好きなんだし


まだ高ノ宮がメインヒロインとは言ってないし

まぁ~この先の展開は未来の俺に任せます

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