第15話 秘密はだいたいすぐバレる

高ノ宮は

泣くだけ泣いた後

ベットで寝息を立てている


どこで寝ているかというと

ベットの上だ

元は明見日が寝ていたベットだ


明見日は高ノ宮さんに気を使い

ベットを出た


明見日は軽い貧血?みたいな物も収まり

いつもと変わらない状態に戻っていた


そして今の俺はというと


「ところで高ノ宮を一晩泊めたってのはほんまか?」


「私も気になります」


目をそらす


「いや~なんのことだか」


『なんのことだかじゃないよ!!!!!!!!!!!』


お~息ぴったり!


さすがの幼馴染ってだけあるな


「で、どうなんですか?山崎くん」


こ、怖いよ

明見日さん


...これは覚悟を決めるしかないか


「泊めたのは...本当です」


..................


なんで誰も喋ってくれないの⁉


俺覚悟決めたよ!?


明見日はずっと薄気味悪い笑いしてるし


加賀城は単純に引いてるし


この状況どうすればいいの~~~~~~!!!!!!!11


もうこの状況は絶望的であった


俺の学園生活はこんなとこで終わってしまうのだろうか


「へ、へぇ~女の人を部屋に泊めたんかぁ~」


「うっ!」


痛いとこついてくるなこいつ


「で?なんで泊めたん?」


「それは...」


このことは言って大丈夫なのか?


...ってあれ?


俺ってなんで高ノ宮が家出したのか深くは聞いてなかったよな?


聞かないほうがいいのかな?


...このことはあとだな


とりあえず先に事情説明するか


「あいつが...高ノ宮が夜遅くに公園のベンチで寝ていたからだよ」


「それでお持ち帰りしたと...」


お持ち帰りって


ほかにも言い方あっただろうよ!!


「まぁ~お持ち帰りって言い方はよくないと思うが、とりあえず起こして家には入れたな」


うん

嘘はいってない


「まだ言ってないことありますよね」


「え?」


おいおいおいおいまじかよ


俺がまだ言ってないこと?


「山崎くんが女性を理由も聞かずに家に上げるわけないじゃないですか」


くっ!


明見日

いいとこ突いてくるな

さすが学年1位の頭だ


「たしかにそやなぁ~山崎がなんも知らん女性あげんのはおかしいもんなぁ~」


加賀城まで!


俺がボコられるという情けないエピソードを言うしかないのか


...........................................................................................................................................


俺はボコられエピソードや高ノ宮の家で介抱してもらったことを話した


一応、高ノ宮が父と喧嘩して

家を飛び出し

ホームレスをボコってテントを奪ったということは伏せた


「ふ~ん。そんなことあったんやぁ~」


「はい...」


「山崎くん。なんで高ノ宮さんとそんな約束したんですか!!」


明見日さんがお怒りだ


「なんか...よく分からない」


「答えになっていません!!!!!!」


さらにお怒りだ


「でももう約束しちゃったしな~」


「男に二言はないもんな!山崎!」


「おう!!」


男同士だからわかるものがある


だがそんなものは性別が違うものには無力だ


明見日がため息を吐く


「今度からは誰かを家に居候させるとかいった行為はやめてください」


「いやでも明見日さんがきめることでは...」


「わかりましたか!?」


明見日さんもう止められないよ


怒りゲージが限界突破してるよ


てかなんで俺は明見日に怒らえなければいけないんだ?


そんな疑問が頭によぎる


ただそんな疑問はすぐ自己解決される


もしかして俺のことを考えて?


俺はそんな希望を微かにに抱いた


「ところで山崎は何時から診断なん?」


時計は11時を過ぎたぐらいだった

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