第9話 絶頂と恐怖

明見日side


「はぁはぁはぁ」


急いでお手洗いに駆け込む


トイレの個室に入りドアのかぎを閉める


………………………………………………………………


はぁ~山崎くん


なんですかあれ


素であれですか


私を完全に殺りにかかってますよね?


あやうく山崎くんの前で

私の人前では見せれない顔を晒すところでした


ふぅ~


あーーーーーーー!!!!


もう好きーーーーーーー!!


最近は我慢ができなくなってきています


どうしたら...


いっその事本音をぶちまける?


山崎くんの事ずっとみてましたって?


山崎くんは優しいから嬉しいな

とか言うと思いますけど


内心ではその関係はちょっととか

思っていたりして


...無理ですね


私の事を山崎くんが好きなはず

ありませんし


どうやったら山崎くん

振り向いてくれるのでしょうか


とりあえず顔も整ったことだし

山崎くんのところに戻りましょうか


かぎを開け

個室から出て

お手洗いからも出る


??


さっきのところに山崎くんが

いない?


どこに行ったのでしょうか


これは...

山崎くんを手に入れようとする

卑しい女に違いありませんね


探しに行くとしましょうか


………………………………………………


山崎くんの行動パターンから推測すると

...可能性が高いのは屋上ですね


山崎くんは

悩み事があると屋上に行く癖があるので


しかしここでチャイムが鳴る


それと同時に先生が

教室に入ってくる


「みんな席につけよー」


先生の発言により

高ノ宮の周りに群がっていた

生徒たちがぞろぞろと座りだす


そこで加賀城があることに気づく


「先生~?」


「どうした?加賀城」


「山崎がいないんやけど何か知りませんか?」


それです

私が聞きたい質問は

こういう時だけ

加賀城さんは使えますね


先生が何かを思い出す


「あ~山崎ならさっき保健室にいたぞ」


ホケンシツ?


一大事じゃないですか


早くいってあげないと


私が看病したあげないといけません


加賀城が驚いた顔をする


「え~あいつ保健室か~」


加賀城が何かを思いつく


「俺、山崎の様子、見に行っていいですか」


加賀城さん

ナイスです


それに乗っかる形で私もいけば...


先生も思うところがあるのか

考える


「よし、そうだな。加賀城行ってこい」


「よし!じゃあ行ってきます~」


じゃあ私もそれに乗っかって...


その時だった


高ノ宮が手を挙げる


「あたしも...行きます」


先生も生徒も驚いた表情を見せ

ざわつき始める


なにか小声で喋っている


それに聞き耳を立てる


モブA「あれ絶対高ノ宮さん加賀城狙ってるよな」


モブB「そうやな~。そうじゃないと山崎ごときの看病一緒に行くとか言わんやろ」


モブA「それな~~」


その言葉に対し

明見日はかつてないほどの

怒りを覚える


山崎ごときですって⁉


私からしたらあなた達のほうが

その”ごとき”ですね


そんなこと言うやつにはお仕置きしないと

いけませんね


例えば二度と学校来れなくするとか


社会的に抹殺するとか


いろいろありますね


う~ん

どれがいいでしょう?


そんな事を考えているうちに

先生が「じゃあ二人で行ってこい」と言う


私も急いで手を挙げる


「私も行きます」


その言葉にクラスが盛り上がる


また何かいろいろ聞こえる


モブC「おいおいおいこれってまさに」


モブD「ヒロインが主人公取り合うあれだよな!」


モブC「俺も加賀城みたいに二人の美女から好意を抱かれるようになりて~」


モブD「無理だろ。」


そんな会話が聞こえてくる


私が加賀城さんに好意を寄せているだって?


馬鹿も休み休み言えですよ


私は昔から山崎くん

一筋です


他の男に目移りするような女ではありません


ましてや加賀城さんなんて


...いけませんね


あくまで山崎くんを思っての事です


加賀城さんも山崎くんのご友人です


そんなこと考えているはずが...


加賀城のほうをチラ見する


加賀城はこれでもかと

いうぐらいニヤついている


...だから私はこの男が嫌いなんです


あの女が加賀城さんを狙っているかどうかは知りませんが

私も同じにされるなんて心外ですね


その時

明見日に電流走る


まってください


加賀城さんを手にいれるために

山崎くんに近づいたとしたら


...山崎くんは利用されている?


またもや

明見日は怒りを覚える


この女

柔らかく言うなら

ですね


私はあなたみたいな卑しい女が

大嫌いです


こうしてはいられません


早く山崎くんのとこに

行かないと


先生の許可がおりたとこで


私は二人を置いて

早歩きで行こうとした






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


朱華ナツメです(^▽^)/


明見日side

でした


ヤンデレな感じを減らしました


純粋な子になってほしいからね(おじさん


最近は2日に一回のペースで書いてます


早いほうです


これからまた遅くなるかもしれません


ご理解よろしくお願いします。






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