第12話判断ミスのミッドウェー海戦

大東亜戦争で最大の戦いは、ミッドウェー海戦だろう。

空母4隻と350隻の艦隊と航空機1000機。動員10万人。


アメリカは日本の暗号を解読出来ないでいた。

日本が攻めるのはAFだが、AFの場所が分からない。

そこで、アメリカはウソの電報を打電。

「ミッドウェー島では、真水が不足している」

すると、日本は、

「AFでは水不足らしい」と、電報を打ちAFの場所をミッドウェー島だとアメリカに知られた。


日本軍はミッドウェー島を攻撃し、ハワイからの艦隊を待ち伏せする作戦だった。

だから、魚雷を戦闘機に搭載していたが、ミッドウェー島の攻略の為に陸用爆弾に積み替えた。


昭和17年6月5日午前4時28分。

偵察機が敵空母らしき、艦隊を発見した!と、山本五十六に伝えると、第一艦隊の先頭空母「赤城」に乗る南雲部隊に情報を伝えなければと言ったが、参謀はもう、南雲部隊も知っている事だろうから。と、報告しなかった。


第一艦隊は空母の存在を知ると、陸用爆弾から再び魚雷に積み替えた。


待ち伏せしていたのは、アメリカ艦隊の方であった。


同日、午前7時25分に赤城は沈没し、午後2時5分には、主力空母4隻全てが沈没した。


山本五十六は作戦の中止を命じた。

情報戦で負け、甘い判断が命取りとなった。

敗軍の将となった山本の様子を側近はこう書き残した。

「長官思いにふけられ憂鬱の感あり。今だ直接相対して胸中を聞くの域に達せず」


制海権、制空権を奪われた日本軍は敗退していく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る