4話ドラゴニュートと一ヶ月




少女と出会い1ヶ月が経った。

あれから何度か討伐隊に連絡しようか迷ったが結局できずに一緒に暮らしている


「きし!これすき!」


「おふろ入る!」


「おしゃしに!好き!」


「きし!だっこして!」


「きし!さんぽ行こ!」





生まれたての時は言葉も曖昧で

まともに歩くこともできなかっだが恐

るべし成長力


今では駆け回り跳ね回り、騎士の言葉を学習して流暢に喋る少女





そんな少女は現在

窓際に自分で作った寝床で

日向ぼっこをしながら昼寝をしていた。




生物にとって日光とはやはり大事なものでよくそうしている




そんな少女を見ながら騎士は洗濯物を畳む




ドラゴニュートである少女を日中外に出してあげたいのは山々だが


人の目が多い昼間は部屋にいてもらうしかない。


散歩もいつも人の少ない夜中だ。


買い物も衣服はネットで選んでもらい

食べ物は少女に留守番をお願いして騎士だけで買いに行く。



これでは軽い監禁状態だと分かっていてもやはり少女の角や尻尾を見れば街の人に通報されるのは一目瞭然で。



騎士は頭を抱えた。



洗濯物を畳終わると収納場所に入れるために立ち上がる



その音を聞いて少女も起き上がりそれについていく


騎士「眠いなら寝てていいのに。俺についてくるの好きだよな」

と少女頭を撫でる


「??なにいってるの?」



騎士「……はっ!あれか、これは雛鳥現状か!?生まれて最初に目にしたものを親だと思って真似するあれか!?」


と一人で納得する。




「きし、はらへった。ごはんたべたい。」



騎士「え!?もう!?…うーん、3時かぁ…

じゃあ、おやつにしよう」

と悩んだ結果おやつタイムにすることに




その言葉に少女はしっぽを振る



騎士「尻尾そんなに振ると取れるぞ」

と騎士は笑う









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