3話ドラゴニュートと朝食
「むぐぅ」
少女がそう言って目を覚ますころにはあたりは美味しそうな匂いで包まれていた
「はりゃへった」
匂いを嗅ぐとお腹を鳴らしながらそうつぶやく
騎士「おう?起きたか。飯食える?」
「がう」
寝起きらしくふわふわとした返事を返す少女
ソファと机の間で寝ていたのでそのまま机に騎士は焼いた魚肉ソーセージとフルーツの缶詰、水と牛乳を出す。
騎士「昨日、魚とフルーツ食べてたから作ってみたんだけど食べれそうか?」
昨日同様少し匂いを嗅いでソーセージを手で引っ掴むとそのまま口に放り込んだ。
騎士「フォーク…まぁいきなりは使えないか…(手で食べる癖がつく前に教えないと)」
と考えてる横で
「モグモグ」
水と牛乳も同様匂いを嗅ぐと牛乳を跳ね除けて水を流し込む少女
騎士「(魚とか果物は食べるのに動物の肉や乳は嫌がるな… 肉食じゃないのか?)…」
と自分の朝食を横に並べる
昨日コンビニで買ったおにぎり弁当を温めたものだが
いただきますというと橋でおにぎりを一口だいにして頬張る。
それをみていた少女は自身の前にも置かれてあるフォークを手に取りフルーツに突き刺して口の中に入れた。
騎士「!お前。今の見て覚えたのかすごいな!」
騎士は感心すると
褒められたのが分かったようで尻尾を振る少女
騎士「尻尾が大暴れだな。」
の笑う騎士
その手にある箸に掴まれた唐揚げを少女は凝視した。
騎士「?唐揚げ、食べれるか?」
と差し出すと少女は匂いを嗅いで口の中に入れた。
騎士「肉食うのか。(…あー、なるほど果肉、魚肉、鶏肉…肉ならなんでも食うのね)」
騎士は納得したようで唐揚げを頬張る少女を見た。
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