第11話 疲れないのって最高
魔法陣模様のもこもこラグが届いたので早速精霊さんを付与していきたい。これが思った感じに出来たら我が家に人工精霊付与祭が開催されるだろう。
早速ラグを用意しておいた魔法陣に乗せ精霊さん付与を始める。こうやって一つ一つ自分に必要な装備を集めていく作業がRPGっぽくて面白いな。そんなことを思いながら魔法陣を描いていくと、僕の想像以上に捗った。
魔法陣を描く速度がとても速く、さらに正確だ。余分な魔力も抑えられてムラもなくなった。付与初日という事もあってサクラの時と同じように3時間で終わりにしたけど、魔力的な疲労は全然ない。正直倍の6時間は行けるかもしれない。魔法陣として込めた魔力の量も均一で高効率みたいだ。
あとは体が痛くならなかったら、結構な早さで付与できるんじゃない?
できました。2週間でできました。
ええ?小さい物でも100日かかるって資料はなんだったのか。あんまり早く付与出来ちゃうと依頼でいっぱいになっちゃうから適当に日数伸ばしたのかな?魔法陣の訓練とかそれを補助する精霊さんが居ないと確かに100日かかっちゃうかな?
あまりに資料と違うので困惑する僕だったが、まぁ仕事が早いことに越したことはない。更にいえばこれで!肩腰背中が!お尻の痛みが!集中してる疲労感が!軽くなるはず!!
そんなことを考えていると頭の中に声が響いてきた。
(リュークお父さんありがとう。僕、精霊になれたよ!)
かわいい男の子の精霊だ。この子にも名前を付けてあげなくちゃ。
「生まれてくれてありがとう!君の名前はマモルだ。」
(やったー!名前ありがとうお父さん!)
2精霊の父になりました。リューク(10)です。早速効果が気になったので座っていいか聞いてみた。
(いいよー!座って座って!僕の能力はお父さんが欲しがってた体調管理だよ!痛み軽減の効果が一番高いかもしれないけど、全部効果出るよ!)
うおおおお!勝ち確だ!(なにに?)なんかわからないけどこれは勝ちましたわ。
早速もこもこラグに座ってみたけど、なにこれ!超座り心地いいんですけど!あまりに心地よすぎてちょっと寝そうになった。
さて、家族にも協力してもらったからあとで報告しないとね。サクラとマモルを生み出せたし家族みんなの要望を叶えていきますか。とりあえず1周ね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます