広がる世界。広がる呟き
第20話 これがバズるってやつか…
おまたせしました。2章はじめます〜
ピロン…ピロン…ピロン…
〇〇があなたの発言にイイねを押しました。
△△があなたをフォローしました。
うわ、通知がとまらねぇ…これがバズるってやつか…。僕は慌てて通知をきった。
ちょっとした人助けのはずがこんなことになるなんて。
これまでは見てリツイートするだけで自分の呟きは非公開設定になっていたけど、 これがほんとに世界とつながるSNSの世界か…。
話は3日前に遡る。
僕たち6人はフォルテーゼ村を出て以降、順調に旅を続けていた
…らよかったんだけど実際はそうでもなかった。
女性5人に対して男は僕一人。
最初はハーレム展開キタコレ!と内心喜んでいたものの実際のところ女の園に男が一人だけだと気まずいことのほうが多かった。
そもそも前世では陰キャ気味だったためそういう方面では役に立たないし、今世でもフォルテーゼ村は国境にある山中の村ゆえ男社会なため、 周囲で女性といえばお年寄りを除けば母さんと妹とエミリアとアイナさんくらい。
あまり話したこともない年頃の女性たちと仲良くおしゃべりできるかっていうと…そりゃあね…うん…
エミリアもなんとか間を取り持ってくれようとはしているんだけどなかなかうまくいかないんだよね。
エミリアも例えは悪いが田舎の人間だし他国の、しかも王族とそのお付きの人たちとどんな話をすればいいのか悩んでるみたい。
あんなに私が助ける!みたいなこと言ってたんだからそんなの気にせず体当たりでいけばいいのにね…って人のことは言えないか。
何かきっかけがあればなぁ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます