第15話 出来ることを確認しよう
つん…つんつん…
つん…つんつん…
「へんじがない。 ただのしかばねのようだ」
「…おい…兄を勝手に殺すな…」
「あ、お兄ちゃん生きてた」
疲労困憊で動けないのをいいことに人をおもちゃにしおって…許さんぞマイシスター…と思ったけどニコニコ笑顔に癒やされたからやっぱり許そう。
いや、 ほんとヒドいめにあったよ(直喩)
というかリ·アルトで出来ることを増やすためとはいえ、 技やらスキルの発動やらをわざわざ本人が身を持って体験する必要ありましたかね…?
まぁそのことに気づいたときには既にぼろ雑巾のようになってたわけですが(遠い目
ちなみに現在のSNSのアカウント状況は
フォローしてる数が14
フォロワーの数は11人。うちの家族、シュバイツァー家、フレイアたち、村長さん併せて11人だ。
父さんの『身体強化』
母さんの『神速』
アルクおじさんの『金剛』
アイナさんの『治癒魔法』
エミリアの『火魔法』
フレイアの『風魔法』
アリアさんの『チャージ』
サフランさんの『心眼』
ユーリさんの『集中』
村長さんの『交渉術』
これらはフォロワーの力を借りることで一日2回までは使えるようになった。
また、他にも旅に有用そうなスキルを持っていたうちの村人を3人フォローしている。
『料理』 『水生成』 『索敵』の3つだ。
出来れば荷物でもなんでも持ち運べる空間魔法的なスキルとか欲しかったけどないものねだりしても仕方ないしね。
また、みんなの使う技とかも試してみたけれど、強引にモーションアシストがかかる感じで慣れないうちはちょっと気持ち悪いかも…。しかもリアルト回数がスキルと枠が共通だから使い所を見極めないといけないし、 出来ることが増えた分、それをうまく組み合わせるためにしばらく頭を悩ましそうだ。
…まだ今のSNSのレベルでは出来ないけど、自分で自由に呟けるようになったり自分自身の行動をリアルト出来るようになればもう少し戦略の幅が広がるんだけどな〜。いつ機能開放されるのやら…
「お兄ちゃんなに寝転がったままブツブツ言ってるの?お母さんが晩御飯出来たってさ〜」
「わかった、今行く〜」
今は出発までの間に母さんの料理を腹いっぱい食べることのほうが先かな?旅に出たら当分食べられないしね!
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