1つ目の小説をかいてみましょう!

@k_akira

第1話 出鱈目な名言を考える

とある動画の導入で、手から蓋、阿呆も車乗るというような内容を中国故事っぽく出鱈目なことわざをつくり出力して欲しいというプロンプトを使いAIをこき使っていた。

正直、人よりデタラメを考えるのが上手いじゃないかと感嘆したものである。

AIに反抗心を持つ者、どうぞこれより上手に嘘をついて見せてくれと、挑戦状を叩きつけられていた気分になった。勝手に。

しかしながらAIには足り得ぬものがある。人は生きる上で日常を送り、その中で見つけたひとつをキーワードとして取り込むことが出来るが、AIにはそんなものは無い。つまり題材をあげるには人は圧倒的に有利だ。


題材。

ピーマンと肉。

...ふむ。ピーマンの肉詰めだな。

ピーマンは肉に詰めると美味い。

自己採点は...100点中-10点だな。

デタラメどころか事実且つことわざでもなしAIでも考えつく。


題材。

椅子とチョコ。

椅子からチョコ。

...事件か?ことわざって本当にこういうものか?


指詰めずとも米ぬかは光る。

おお、これだ!きっとこういうものを無理やり学びにしてことわざらしくするのか。

指詰め、恐らくヤクザだな。

米ぬかが....光る?米ぬかって液体か..?

涙と太陽光はよく光るが米洗ったあとの液体が光ってるのは見たことがないな。

懐中電灯で照らすか、街路樹や月に反射させるか。

米ぬかを光らせたいシチュエーションがよく分からない。

ことわざってこんなもんでいいのか...?


参った参った。理由にもたどり着けずに今日は負けを認めよう。AIに私は負けたのだ。それは事実。

締めの言葉が思いつかないな。


それではこれで。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

1つ目の小説をかいてみましょう! @k_akira

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る