第2話 大好きなユノちゃんがお泊りに来た。

ユノちゃんが着替えと学校の準備をして戻ってきた。


「はぁ……疲れた」

「えーユノちゃんの家は、近所でしょ」

「そうだけどさー準備するの大変だったんだから!」

「そうなんだーお疲れ様ぁ」


 あぁ……この荷物は大変だっただろうなぁ……大きなリュックに、学校のバッグを部屋に置いた。


「ねーこの荷物は何?」

「着替えとか……だよ?必要でしょ?」


 あ、そっか……しばらく泊まるんだった!いつもは小さいリュックだけだったし。部屋にユノちゃんのパジャマや下着の入っている5段ボックスがクローゼットに入っているから、そんなに荷物は必要ないんだけど?


「着替えならパジャマとか下着は、うちに置いてあるでしょ?」

「あーうん。1週間同じパジャマじゃ……嫌だよ」

「あぁーそうだね」


 昔は下着とかパジャマも、わたしのを着てたのになー。もう、そんな歳じゃないか……


 少し残念かなぁ〜ユノちゃんが自分の下着やパジャマを着ていると、お揃いだなーとか思っちゃってドキドキしちゃうんだよね。


「そろそろお風呂に入っちゃう?」

「そうだね。もうそんな時間か……」

「ユノちゃん、先に入ってきて良いよーお客さんだし」

「お客さんなのかな……分かった。先に入っちゃうね」


 ユノちゃんがリュックから、ゴソゴソと着替えを用意してお風呂に向かうと、ベッドに座り並んでハンガーに掛けられた制服を眺めてると……何となく幸せを感じてニコニコしてしまう。気づくとユノちゃんの制服に抱き着き匂いを嗅いでいた。甘くて優しい良い香りがした。


 あれ?わたし……何をしているんだろ……でも、ユノちゃんの匂い……良い匂いだなぁ……ドキドキしちゃうよ。


 見つかる前にベッドに横になり、並んだ制服を見つめているとユノちゃんが、お風呂から上がり部屋に戻ってきた。その姿はパジャマじゃなくTシャツにハーフパンツだった。


「お風呂出たよー」


 うわぁ……パジャマじゃないのか〜残念。でも可愛い……えっ!?Tシャツ……あれ?ブラしてないの?えぇー。少し……ぷっくり見えちゃってるよ!?あ……わたしも普段寝る時はブラしてないけど……それにパジャマは着てないかぁ……


「あ、あれ?パジャマは?」

「あー最近は、Tシャツなんだー。寝る時ラクだし」

「そうだよね。わたしも一緒だよ」

「だよね~可愛いより、ラクな方が良いよね」


 そう言うと、わたしの隣に座った。すると……同じシャンプーとリンスを使ってるけど、良い匂いがしてくる。


「あれ?良い匂いだねー」

「……ん?ミユちゃんの家のシャンプーとリンスだよ?ボディーソープも一緒だよ?」


 うぅーん……どうしてもユノちゃんの胸に目が行っちゃうよー


「それよりもさ、お風呂に入ってきなよ」

「あ、うん。そうだね」


 すっかり胸の事で頭がいっぱいだったよ。お風呂の準備をして脱衣所に入ると、洗濯機の中にユノちゃんが脱いだスポブラが入っていた。えっと……ブラ触っても大丈夫かな……手に取りユノちゃんの匂いを嗅いでドキドキして胸がキュンとなった。なにこれ……変な感じ……ユノちゃん……の匂い好き。


 しばらくユノちゃんのブラを抱きしめていて我に返ると、慌ててお風呂に入って部屋に戻った。


「おかえり。いつもより少し長かったね?」

「あ……うん。えっと……ユノちゃんみたいに良い匂いにって思ってー」


 そう言うと、ユノちゃんがお風呂に入り頬が赤くなっている可愛い顔を近づけてきた。


「クンクン……うん。良い匂いだよ。匂い気にし過ぎじゃない?ん……誰かに何か言われた?」

「ううん。言われてないよ?」

「ふぅーん……本当に?匂いの事ってミユちゃんから聞いたこと無かったけど?」


 だって……最近、ユノちゃんの事が気になってとか言えないし……


「だからーその……ユノちゃんの髪の毛が良い匂いだったからだよー」

「そうなの?じゃあシャンプーとリンスの名前を見といてあげるよ」

「う、うん。お願いねー。嬉しい!」


 それも嬉しい情報だよーユノちゃんとお揃いのシャンプーとリンス!やったぁー♪


「そんなに嬉しいんだ?」

「うん!嬉しいよー」

「そんなに好きな匂いだったんだ?」

「うん!」


 匂いも良い匂いだったけどユノちゃんと同じなのが嬉しいんだよッ!


 夕食はユノちゃんの親から連絡をしていたらしくて、夕食はユノちゃんの分も用意されていて二人で楽しく食べた。


「ミユちゃんの家のご飯って美味しいよねー」

「えぇー?ユノちゃんの家のご飯も美味しいよ」

「そうかなー」


 部屋に戻ると、ベッドにゴロゴロしてスマホを二人で弄って過ごしていると、いつの間にかユノちゃんは寝ていた。


 わぁ……ユノちゃんの寝顔って可愛い……。しばらく寝顔を見つめて満足すると、部屋の電気を消してベッドに横になり隣で寝ているユノちゃんの顔を見ながら手を握った。


 ユノちゃんの手は、柔らかくて温かいな〜。可愛いほっぺ……触ったら起きちゃうかなぁ……


 プニッ♡ プニッ♡と頬を触り……ニヤけていしまう。柔らかくて気持ち良い……なにこれっ♪唇も柔らかそう……柔らかな唇に指で触れると、ぷにゅ♡ ぷにゅ♡とした感触がして指にユノちゃんの涎が付いた。


 わぁーぬるぬるだぁ……なんかえっち……。これって舐めちゃったら……間接キスってやつじゃないかなぁ?ユノちゃんの涎が付いた指を、ぺろっと舐めた。


 ……舐めちゃったぁ……ドキドキする〜。自分が舐めた指をユノちゃんの唇に付け唇に塗っていたら……可愛く舌を出してぺろっと唇を舐めて、ムニャムニャと口を動かしていた。


 わぁー……ビックリしたぁ……起きちゃったかと思ったよ……余計な事をして起こしちゃ悪いから寝よっと……

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