幼馴染の女の子が気になりだして……
みみっく
第1話 近所に住む幼馴染の女の子に……
わたしはミユ(中2)で、近所に住み物心が付いた頃からずっと一緒に遊んでいる幼馴染のユノちゃんがいる。両親がお互いに共働きという事もあり学校から帰ると自然と幼馴染のユノちゃんが遊びに来る。
「今日は、何をしようか?」
「ん……別に、なんでも良いよ」
わたしのベッドに座りユノちゃんが、相変わらず素っ気ない態度を取ってくる。
まぁ……それは、いつもの事で気にならないんだけど。でも最近は、ユノちゃんの事が別な意味で気になる……元々、小柄な方でサラサラのショートヘアーで肩くらいの長さで可愛いんだけど、違う感情が入ってる気がするんだよね。
可愛い仕草とか……その……下着とかチラッと見えるとドキッとしちゃうんだけっど……わたし変だよね……?
ユノちゃんがベッドにゴロンッと仰向けで寝ると、膨らみかけの胸の形がよく分かるので目が行ってしまう……昔は、良く二人で抱き合ったり抱き着いたり、抱き着かれたりしてたけど……今は、おかしく思われちゃうよね。
「わたしも横になるー」
「んー好きにすれば?自分の部屋でしょ」
「うん。好きにするー♪」
ユノちゃんの隣で横になれて嬉しくてニコニコと表情にでてしまった。
「……何をニコニコしてるの?何か良い事でもあったの?」
「んー別に〜何でもないよ?」
「怪しいんだけど……教えなさいよー!?」
えっ!?ユノちゃんから抱き着いてきて、腕に微かに胸の膨らみの柔らかさが感じられてドキドキしてしまう……
「えー教えなーいー♪」
少しでもこの時間を稼ぎたくて、時間稼ぎをした。ただユノちゃんの隣に寝れたことが嬉しくてニコニコしてたんだけど……それは言えないよ。
「もぉー私にも言えないの?ひどーい!ふんっ」
あらぁ……ユノちゃんが可愛く頬を膨らませて、怒っちゃったっぽい。頬を膨らませて、わたしに背を向けて反対方向を向いてしまったので慌てて言い訳をした。
「え!?あ、あのね……テストで良い点をとれたのっ!」
「……え?それって、いつもの事でしょ?ミユちゃんは、頭が良いんだから」
ユノちゃんに褒められて、更にニコニコしているとムスッとした表情をして睨まれた。
「それって……ウソじゃないの?ホントは何のよー!?」
再び嬉しい時間が訪れ、ムニュムニュと腕に柔らかな感触がして、このまま抱き着きたいのを我慢した。あれ?ユノちゃん香水?何だかいい匂いがするー。
「あれ?ユノちゃん香水付けてるの?」
「え?付けてないよ」
「いい匂いがするよ?」
「もぉ……話を逸らさないでよ」
「だってーいい匂いがするんだもーん」
「付けてないって。あー!ママが、シャンプーとリンスを新しいのに替えてたからじゃない」
わぁー。このまま過ごしたいな〜。良い匂いだし、ぷにゅぷにゅの感触も気持ち良いし……
「ねー何を秘密にしてるのっ!?」
何をと言われても……本当の事は言えないしなぁ。
「本当だってばー。自信が無かったから嬉しかったの!」
「ふぅーん……」
やっと信じてくれたみたいで、安心は出来たけど……ユノちゃんが、離れちゃったぁ〜残念……
「あっ。今日は、泊まっても大丈夫?」
え!?ユノちゃん今日は泊まっていくの?平日なのに珍しいー!
「大丈夫だけど、どうしたの?明日も学校だよ?」
「おばあちゃんが入院をしちゃって、1週間くらい田舎に帰ってるんだって」
「そうかー大変だね……」
やったぁー。ユノちゃんが、しばらく泊まるかも!?
「パパだけだからしばらく泊まるかも?」
「そうなんだー!一緒に居られるね」
「まー。毎日、一緒に居るけどねー」
ユノちゃんが着替えを取りに一度、家に帰った。ユノちゃんが泊まるのかぁ……嬉しいなー♪でも、毎週金、土曜日に良く泊まりに来てるんだけど、平日は滅多にないから嬉しい。
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