今回の空模様は花火。そして、改めて想いを確かめ合う二人。全5話を通じて「2人の世界」というイメージが、シンプルかつ甘々に完成したと思います。
(勝手に描き下ろし妄想SS2 後悔と、次への決意と:男視点)
翌朝。二日酔いでジンジンする頭。コーヒーをリビングで沸かす。そこには、酒の匂いに混じって、鈴香さんの残り香が、ほのかに漂う。
「あああ・・やっちまったあああ」
キスをして、甘い言葉を交わしながら、服の上から触り合って、脱がせ合って、下着の上からも撫でて。その途中で、僕の欲望は暴発した。2ラウンド目。鈴香さんの一糸まとわぬ肢体に鼻血を吹き出し、下半身に血流が回らなくなって不戦敗。最後までは出来なかったのだ。
その後は、恥から逃げるように酒を飲み、鈴香さんも苦笑しながら、付き合ってくれた。
「彼女にまで迷惑を。死にたい・・」
でも鈴香さんは「二人のペースで進もう」と言ってくれた。名前呼び、キス、ハグ。僕らは、確かに進んだけど。昨夜はまだ「その時」では無かったのだ。
実際、彼女と穏やかに言葉を重ねて、共に過ごすだけでも、僕はとても満たされている。
その日まではデートして、語り合って、ココロとカラダの距離を少しずつ縮めて。いつかその時に、自然と求めあい結ばれたいと願う。
「焦っちゃ駄目だ・・まずは、眼の前のことを頑張ろう!」
大学の準備を終え、扉を開ける。晴れ渡る空と、適度に涼しい空気。そして、今までとは違う毎日が、僕を待っていた。
(妄想SS2・END)
作者からの返信
殉教様、ありがとうございます! そして更に遅くなりすいませんでした💦
ふふっ、主人公のアワアワしている様子が伝わって、私までニマニマしてしまいました(*´꒳`*)
こういったアフターストーリーを頂けるなんて、本当に作者冥利に尽きると思います!
二次創作頂けるってめちゃくちゃ嬉しいですね!✨
それにしても、鼻血を出してって言うのが主人公らしい(笑)
そしてそんな失態も笑って許してくれる鈴香さん、大好きです♡
いつかの日をアフターストーリーで執筆したいですね✨
執筆&完結お疲れさまでした。
甘いフルーツの水飴、花火の音。
最後まで、甘々な展開で読んでて楽しかったです。
特に、名前呼びって特別感があっていいんですよね。これはラブコメで絶対にやりたいシーンの一つです。
まずは、ごゆっくりとお体を休めて下さい。
作者からの返信
王白アヤセ様、ありがとうございます!
実は娘がゲームでASMRにハマっていて、それで水飴を作っていたので使わせて頂きました✨
やっぱり食べ物の咀嚼音とかも好きな人は好きですからね(๑>◡<๑)
私も今回は王道で執筆させて頂きました! 王白様の作品も楽しみにしていますので、お互い頑張りましょう✨