匿名短文カツラバレ企画 01〜09感想


この感想は、南雲 皋さん主催の

【匿名短文カツラバレ企画】

https://kakuyomu.jp/works/16818093080437113456

01〜09までの作品への感想となります。


(注意)

この感想はあくまでワシ個人の意見です。

作者さまの意図と違う感想を書いていても、


「あ、そうなんだー」


と流していただければ幸いです。


では、以下感想です。


01:カミングアウト

バレ方:自分で剥がす

ラブコメですね。ヒロインの白上さんは黒髪おかっぱの女の子です。

白上さん……?

ホ〇ライブの白上フブキさんがモデルでしょうか。

髪は黒だしケモ耳もありませんけど。

……失礼。最近ホ〇ライブの配信ばかり観ているものですからw

お気に入りは、マリン船長です。

閑話休題。

作中の白上さんは、かなり引っ込み思案の様子。

そして頭髪に違和感のある先生発見w

主人公は班から離れて休憩という名の単独行動。

そんな主人公の元に、再びバス酔が治らない白上さんが訪れます。

会話に詰まる主人公は、頭髪に違和感のある先生の話をします。

しかし話に乗らない白上さん。

そして、自分がカツラだとカミングアウト。

ここでタイトル回収ですね。

白上さんの髪はプラチナブロンドなのでしょうか。

それを見た主人公は、天使のように綺麗だと感想を述べます。

やはり白上さんには銀髪が似合いますね(ホ〇ライブの話)

あ、面白かったですよー





02:カツラのおうさま

バレ方:競いバレ

これまた変化球なお話(あとで覆ります)。

病気で髪をなくした王さまのカツラ作りと、それを暴くお祭り。

お祭りは大盛り上がり。

しかし王さまの真の目的は──

感想ですが。

えーと、なんでしょう。

手練れ感というか安定感というか。

そういう「安心して読める」雰囲気が文面から滲み出てますね。

思慮深い王さまは、誰が作ったカツラも否定しません。

裸の王様方式の見えないカツラも、上手くあしらいます。

この時点で、良い王さま確定です。

そして王さまは、真の目的を告げます。

──冬の病にかかった国のみんなのために、カツラを作ってほしい。

ものすごく優しい、国民思いの王さまですね。

読み終えてみれば、ものすごく王道ともいえる良い昔話でした。




03:カツラもバレたし、女装もバレた

バレ方:まずバレ

カツラバレという現象はオチに使いたくなるのが人の情けと思いきや、やはりこの作品もバレるところから始まります。

ピンクのツインテールをウィッグと呼ばないところが、なんとも男らしい。

一緒にショッピングしていた女の子は、あろうことかそのピンクのツインテールを掴んで走り去っていきます。

いいですねーダッシュで奪取ですね。

女装して憧れの女子とお買い物デートをしていたヒカルくんは大慌て。

そりゃそうです。

憧れの女の子にカツラがバレたのですから。

しかし翌日の待ち合わせにも彼女は現れます。

そこから彼女の心の声が語られるのですが……

そのあとにメンダコが二度目の登場ですw

そこで、二人は両片思いかそれに近い関係だと語られます。

もう二人で頭にメンダコ乗せちゃいなYO!

カツラバレからの両片思いでした。





04:事実は小説より”輝”なり

バレ方:匂わせからの正統派バレ

主人公はアイドル引退を決意した女の子でしょうか。

嘘に疲れてアイドルという虚像を捨て去った主人公は、ホテルの部屋を訪れます。

なるほど、えちちな展開ですね。

アイドルといえど一人の人間であり女性。

不思議なことではありません。

しかし、ホテルも部屋には不思議な物体が。

もふもふとは程遠い、フサフサ。

あれですね。男性の頭にあるはずの、フサフサ。

これはもう、あとは現場を押さえるのみです。

そして……まあ気まずいですよね。

ここでタイトル回収となったわけですねw





05:カイロマスター佐藤君

バレ方:とばっちりバレ

小学生の進学塾のお話ですね。

塾長はヅラ。

きっとほんのり頭皮から浮いていたのでしょう。

勉強のストレスをためて拗らせた佐藤くんは、塾長のヅラを引っぺがすことに執念を燃やしているようです。

当然、進学塾の関係者である副塾長は、その計画をたしなめます。

が、ときに子どもは残酷。

そんなん知らんわ、とばかりに佐藤くんは使い捨てカイロを投げました。

それがヅラバラしの始球式となりました。

投げられたカイロは、副塾長の頭にヒット。

そして副塾長の頭からは、重要部品が脱落しました。

カツラです。

副塾長もカツラと知った佐藤くんは、副塾長に怒鳴られながら、ヒザをつきます。

カツラはカツラでも、別人のカツラ。

おかわいそうに……副塾長。





06:銀のとばりは夜を隠す

バレ方:冒頭バレからの壁ドンコンボ

異世界のカツラバレですね。

というか、これも女装モノ。

純朴そうな田舎の伯爵令嬢の主人公は、カツラした公爵令……息に追い詰められます。

しかも場所は男子禁制の女学院。

そして女の子の格好をしていた理由も明らかに。

……読み終えて。

これ、全部計画的だったのでは?

冒頭のカツラバレは想定外だったとしても、いずれ似たような状況を作ろうとしていたのでは。

と妄想もとい邪推してしまいました。

こういう妄想が捗る作品、大好きです。





07:FAKE ANGEL

バレ方:接触事故回避バレ

セリフのみ、地の文ナシで書かれたラブコメですね。

この書き方、けっこう難しいんですよね。

セリフが説明っぽくならないように書くと、心理描写に書き漏れが出てきたり。

お話は、みりあという女の子が長髪のウィッグをつけた「ありみ」に変装して、幼馴染の男の子気持ちを確かめようとする物語ですね。

この時点で展開は見えるのですが、予想とは少々違いましたね。

結末は、幼馴染エンドでした。

同時期に開催されている「切恋企画」でもいけたのでは、というくらい切ないエンディングでした。

まあ、幼馴染ってそういう感じもあるのかなぁ。

兄、妹、みたいな固定ポジションというか。

ちょっと切ないカツラバレでした。





08:とりあえず

バレ方:ラストうっかりバレ

主人公の女の子は高校生で、アイドルなんですね。

そして最近、クラスのみんなの目がある中で告白されて断った、と。

でも嫌いじゃない、むしろ好き。

しかし、クラスのみんなの前で告白された事実はきえない。

そんな青春の悩みは、主人公に十円ハゲを作らせてしまう。

きっと告白した男子も、周囲に乗せられたのでしょう。

二人きりのときにすればいいのに。

フラッシュモブもそうですね。

あれも一種の集団圧力みたいなモノですから。

スタイリストさんがウィッグで十円ハゲを隠してくれて、ライブは無事終了。

そこで気が抜けちゃったのでしょう。

深々と頭を下げて。

そこでカツラバレでした。





09:絶対にバレないカツラ殺人事件 解決編

バレ方:犯人確定バレ

推理モノ、ミステリーですかね。

1行目からあやしいwww

この企画でアレといえば、もうアレですよねw

探偵さんが疑う人物は、ハゲでした。

しかもかなり磨かれている様子。

そんな様子を、主人公は見ています。

しかしこの主人公、カツラには一家言ある様子。

その謎はいずれ解けます。

そんな主人公は、被害者の血痕が残るカツラを手渡されます。

そしてそれを、光る頭皮に着けろと。

主人公は手際よくカツラを容疑者の頭に装着します。

それが探偵さんの狙いでした。

本当の容疑者は、主人公だったのです。

主人公のカツラの扱いを見るために、剥き出しの頭皮にカツラを主人公の手で装着させたのです。

もしかしたらカツラを忘れた男性は、探偵に協力を依頼されたのかもしれませんね。

……刑務所って、カツラNGなんですね(そこじゃない)



以上、作品01〜09までの感想でした。

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