第2話

 

 前に書いたことあるが、Twitterを、少し前まで熱心にやっていて、四六時中何か書き込んでいたら、フォロワーが6000人近くになったことありました。


 で、書き込むことは、千差万別ですが、暇なときに、「四字熟語だけで140字を埋める」というのをしていたことありました。

 例えば、「数字の四字熟語」というテーマで、「二束三文三寒四温四分五裂五里霧中六法全書四書五経九牛一毛七転八起十中八九…」という風に思いつくままに並べていって、35個で1tweet。

 そんなに時間はかからないが、一種の「技能」、「特技」みたいにはなるかも?


 クイズ番組で、漢字の読み書きを競うというのはよくありますが、「書く」ほうだと、まず誰にも引けを取らないかな?とりたてて勉強をするわけではないけど?中学校くらいから「全然勉強しないのに書けない漢字がまず無い」ほどliterasyが高いのをよく褒められた。「漢字の申し子」であるw


 読書していると、本を書く人はやはり国語に強い人が多いから、なんとなく親近感を覚える人が多い。翻訳の訳語にこだわったり、好きな言葉がこれこれで…とかセンスが似ていたりします。


 具体的に書くと、心理学者の岸田秀さんは、仏教の「空」を誰かが「relativity (相対的なこと)」と訳しているのを、「うまい訳だな」と褒めていたりした。

 村上春樹さんも、「SOB(くそったれ)」の訳語が、「唐変木!」と、古すぎるのを嗤っているところがあったっけ。

 「I love you 」を、夏目漱石が「月がきれいですね」と、意訳したというのは有名で、辞書に載っていたりします。


 鴎外の「追儺」だっけ?には、「櫂」という字が一番好き、と、ヒロインが言うエピソードがあった。宮尾登美子さんの「櫂」という小説は未読ですが、このエピソードから来てるのかも?今度確認したい。


 読書しないと字を覚えないし、そうすると独学というのが困難になる。で、読書はよく推奨されて、いわゆる「学習の般化」という現象で例証されたりする。そういう読書の効用とか「速読」の研究をしている佐藤泰正という方の本もずいぶん熱心に読んだりした。


 漢字は象形文字で、表意文字。一字一字に、意味があって、由緒があって、ポエム?がある気もします。アルファベットは表音文字で、まあ単なる記号。東西の文化が根本からいろいろと違っているところがあるのもむべなるかな?


 例えば、「陰翳礼賛」の情緒纏綿と?科学用語やプログラミング言語のドライ?の違いかもしれない。



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