第35話 超乳も美乳も微乳も全部正義


「それでは、ご主人様、お腹も膨れた所で、お楽しみの時間ですわ」


それは男として是非経験したい。


今迄は1人対1人で順番に相手をしていただけで複数同時相手なんて経験はない。


まさにこれこそが王道ハーレムじゃないか。


だけど……カナとミアがキョトンとしている。


恐らく意味が解ってない。


楽しむのは何時でも出来る。


生涯4人で過ごすんだから……


それなら、今はお互いを知る為の親睦の時間を作った方が良いかも知れない。


「それも良いんだけど……少し話さない? カナもミアも話したい事があるんじゃないかな?」


「そういう物ですのね……聞きたい事がありましたら、何なりと聞いて下さいませ」


「アヤカさんは私達の事を美少女って言ってましたけど、ブサイクに見えないんですか?」


「うんうん、リヒトお兄ちゃん以外に初めていわれたよ」


アヤカは少し驚いているみたいだ。


「それは、会った人が目が腐っているのですわ。 まぁ鈴木の最高傑作の私には劣りますが、二人ともなかなかの美少女でしてよ! まぁ私みたいな大人の魅力はありませんが……」


「そうなのですか?」


「そうなのかな」


「はい、ご主人様みたいに見る目がある方が見ればちゃんと解かる筈ですわ。ですわよねご主人様?」


「そうだね……俺から見れば皆、美人さんだよ」


「本当にそうなんですね」


「リヒトお兄ちゃん、私凄く嬉しい」


二人とも凄く嬉しそうだ。


「まぁ、二人とも凄く可愛い美少女ですわ、大人の魅力のある私には及びませんけど……なかなかの美少女ですわね」


「「……」」


あれ、なんか表情が変わった気がする。


「アヤカさん……大人の魅力ってなんですか?」


「大人の魅力ってなにかな?」


「そうですわね……まずは胸ですわね! お二人ともお顔は綺麗ですが、胸は小ぶりですわ、ミアさんなんてナインペタンですわ……お尻もボリュミーな方が魅力的ですわ」


「そうかな? 体型は私凄く自信があるんだけど? リヒトくんは私みたいなスレンダーな体が好きだと思うな?」


カナは確かにスレンダー美少女だと思う……


「違うよ! リヒトお兄ちゃんは起伏が無い小さい子が好きなんだもん。ナインペタンが好きなんだよね……お兄ちゃん!」


いや……それを口に出しちゃいけない気がする。


「何を言っているんですか? そんな小さな胸じゃ挟んであげたり、パフパフもしてあげられないですわよ。大きいは正義ですわ」


「「リヒト(さん)(お兄ちゃん)!」」


「ご主人様!」


「え~と胸は大きくても小さくても、全て美しいです……よ?」


大人に変身する前の貧乳魔法少女。


アニメのスレンダーな中高生くらいの美乳の美少女


そして……普通のアニメには居ない。アダルトアニメや薄い本にしか居ない巨大な胸とお尻をもつアヤカ。


全部が全部方向は違うけど理想的なプロポーションだ。


「リヒトくん! それでも一番はあるよね? 私の胸が綺麗だって言ってくれたよね……」


「うんうん……リヒトお兄ちゃん、一番は小さい胸だよね?」


「私、みたいな大きな胸ですわよね? 小さい胸じゃプニプニを感じられませんわ」


「皆、綺麗過ぎて……幾ら言われても決められません」


「それなら、実際に胸を見て触って決めて貰うしかないね」


「うんうん、実際に見て触って舐めて貰うしかないかな?」


「受けて立ちますわ」


三人はさっさと勢いよく上半身の服を脱ぎ捨てた。


大きさは違うけど綺麗な胸が露わになった。


「リヒトさん……私が一番ですよね!」


そう言ってカナは俺の手をとり綺麗なその胸に押し付けた。


「違うよねっ!? ミアの胸が一番だよね?」


反対の手を取りミアは俺の手を小さな胸に押し付けてきた。


「あらあら、それじゃ私は、こうしますわ」


アヤカはその大きな胸を俺の顔に優しく押し付けてきた。


これは最高に気持ちが良い。


おっぱいパラダイス状態だ……


だけど……


「リヒトさん、誰が一番ですか?」


「私が一番だよね!」


「ご主人様は大きな胸が好きなのですわ」


この結論を出さないといけないのか……


こんなの答えられる訳が無い。


どの胸も大きさも間違いなく『正義』だ。


「全員好きだから決められないよ」


三人全員が理想なんだから無理だよな。


「こうなったら、カナさん、ミアさん……ご主人様に皆を抱いて貰って勝負するしか……」


「アヤカっ! カナもミアも聞いて欲しい……俺は三人に出会えて凄く幸せだと思っている……最初にカナを見つけた時、こんなに綺麗な子がいるのか、そう思ったしミアを見た時にはこんな可愛い子がいるのか、そう思ったよ……そしてアヤカに会った時はなんて大人の魅力を持った人なんだろうそう思ったよ! 可愛い妹みたいな恋人……同い年位の理想の恋人……大人の綺麗なお姉さんみたいな恋人。全員がそれぞれ理想の女性だけどタイプが違うんだから一番なんか決められないよ」


「同い年の理想の恋人かぁ……」


「リヒトお兄ちゃんにとって私って、妹みたいな恋人なんだぁ~」


「大人の綺麗なお姉さん……確かにそうですわ」


これでどうにか治まったか。


「「「それで結局誰が一番((なのかな))(ですか)」」」


結局これでも駄目なのか……


俺が黙っていると…….


「それじゃ、誰が一番なのかご主人様に決めて貰うしかありませんわね」


「「ねーーっ」」


三人はニコリと笑い俺をベッドに押し倒してきた。



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