第31話 アヤカ
「うふふっ、大胆ですわね」
「アヤカが歩きたくないというからこうなっているんでしょうが」
「うふふっ、そうでした」
これで、また俺の悪い噂が広まるんだろうな……
「うわぁぁぁ、あれ」
「良い、こういう時は目を逸らす物よ」
「また、リヒトかよ……あの方は他は素晴らしいのに事、女のセンスだけは最低だよな」
「あの女、凄く気持ち悪いわ」
「ん、まぁ、気持悪い女って私の事ですの? あの女殺してきますわ」
「物騒なのは止めてくれると助かるなぁ」
「ご主人様がそう言うなら見逃してあげますわ」
しかし、お姫様抱っこしているが、色々当たっていて凄い事になっている。
しかも、お金はくれたけど、サイズの合う服が無いという事で裸のアヤカをシーツで包んでいるだけだから、目のやり場に困る。
「……できたら、じっとしていて貰いたいなぁ......色々見えちゃうから」
「あら? ご主人様は私の所有者なのだから、好きなだけ見ても構いませんわ」
確かに、スイカ以上に大きいプルプルは見たいけど、こんな往来でそれやったら変態だよな……
「取り敢えず、今は良いから……」
「そう、残念ですわ! それでご主人様、これから何処に行きますの?」
「取り敢えず、宿屋に行くから」
「うふっ、まぁ情熱的ですわね」
「いや……違うからな、取り敢えず宿屋に行ってから、俺が生地を買いに行くから、それで服を作ってくれ」
「あら、それだけで宜しいんですの? 私のスペシャルな奉仕を受けなくて宜しいんですか?」
「スペシャルな奉仕……ゴクリ」
どう見ても想像を絶するエロイ、アヤカの『スペシャル』一体どんな奉仕なんだ。
「ええっ、スペシャルな奉仕ですわ……出かける前に味わった方が宜しくてよ」
「……そうだね」
気が付くともう目の前に宿屋があった。
◆◆◆
部屋に入りアヤカをベッドに降ろした。
その際、アヤカを包んでいたシーツがストンと落ちた。
「あら?! 落ちちゃいましたわね!」
見れば見る程凄い、特に胸とお尻……兎も角デカい。
そしてエロイ。
正に薄い本の人だ…….
「はっ、思わず見入ってしまった」
「ご主人様……それ……随分元気ですわね」
この状況で勃たたない男は居ないでしょう。
「あっ、え~と」
「お辛そうですから、すぐに鎮めて差し上げますわね……後でじっくり楽しむとしまして……今は3分ですわね……3分で鎮めて差しげますわ」
そういうとアヤカは俺のズボンを下ろし、いきなり俺の物を口に咥えた。
「それりゃいきまふわよ」
「えっ……」
俺は、本当に3分もたたずに逝ってしまった。
「ふぅ~こんなもんですわね……うんっ美味しいですわ」
「アヤカーーこれ……」
「あーはん! 私は鈴木が作った最高傑作なのですわ! 美しいだけでなく、性技術も最高の物を持っているのです。技術面ではサキュバスを遥かに凌いでおりますわ」
「凄いな……」
「それに、忘れましたの? 私のご主人様は週に1回は私と交わり精子を私に与えないといけないのですわ! 安心なさって下さい! 交わる気持ちさえあれば充分なのです。例え100歳を超えた枯れた爺でも私に掛かれば充分搾り取れる自信がありますわよ」
「凄いね」
それ用に作られた。
そういう事なのか……
だけど、本当に凄いな。
究極のエロイ体に、性技術……鈴木は一体なにを考えてアヤカを作ったんだろう。
「あの……聞いても良い?」
「なんでしょうか? ご主人様になら何でもお答えしますわよ」
「鈴木さんはどういうつもりでアヤカを作ったの?」
「それはですね……王様の戦場での性処理目的で作ったと聞きましたわ……え~とですね」
アヤカの話では鈴木が居たのは相当昔で今と違い人間同士が戦争を頻繁に行っていたらしい。
勿論、戦争に行くのは男達だけで女は基本戦わない。
その時代はそれは貴族でも王族でも同じだった。
ある時、女好きな王が居て『戦場でも女としたい』そう考えたそうだ。
戦場に女を連れていき、万が一が起きれば凌辱されて殺される。
そこで、高名な魔法学者の鈴木に相談して作られたのがアヤカなのだそうだ。
王の要望は『最高にエロイ美女で戦闘力のある存在』だったそうだ。
「凄いな、鈴木さん……それでアヤカはその王様に……」
「焼きもちですの? 私がお相手した方はご主人様が初めてですわ」
「だけど、鈴木さんが王様に納品したんじゃ無いの?」
「ええっ……そうですわっ! ですが、見る目の無いクソ王は『余がこんな化け物を抱くと思うのかぁぁぁーー』と怒りまして、鈴木を殺して、私を封印しましたのよ……本当に目が腐っていますわね」
鈴木さん可哀そうに……同じオタクの俺からみたらアヤカは『最高にエロイ美女』だ。
認識の違いで殺されるなんて酷すぎる。
「ああっ、本当にそう思う……俺にとってアヤカは間違いなく最高の美女だ」
「ご主人様は本当に見る目がありますわ……あっ、それ……」
「あはははっ、キリがないから、生地を買ってくる」
「ですが、出された方がお体に良いですわよ」
「大丈夫……行ってくる」
このまま此処に居たら、肉欲に溺れて1日が過ぎてしまいそうだ。
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