第4話

18時

ガチャ

「ただいま」と言う翔斗。

(あ。もうそんな時間なんだ)と思う玲奈。

「ご飯作ってくれたのか。ありがとう」と言う翔斗。

「うん。」と言う玲奈。

「一緒に食べるか?」と聞く翔斗。

「食べる」と言う玲奈。

玲奈は本にしおりを挟んで閉じる。

「ハンバーグ好き…だよね?」と言う玲奈。

「玲奈が作るものならなんでも好きだよ」と言う翔斗。

そして、食べ始める2人。

「なに買ったんだ?今日は買い物行ってきたんだろ?」と言う翔斗。

「本と夜ご飯の材料だよ」と答える玲奈。

「本…?どんな本なんだ?」と聞く翔斗。

「ゼロの館って言う小説だよ。ホラーとミステリーの本だよ」と言う玲奈。

「面白そうだな。読み終わったら貸してくれ」と言う翔斗。

「わかった」と言う玲奈。

(…ゼロの館…零羅の作品…ミステリーとホラーを兼ね備えるのが得意な作家。)と思う玲奈。

「ごちそうさま!美味しかったよ、玲奈」と言う翔斗。

「お粗末様です。ながし置いといて、洗い物するから」と言う玲奈。

「わかった」と答える翔斗。

「玲奈、お風呂入るか?」と聞く翔斗。

「んー…今はいいかな」と答える玲奈。

「そうか」と言う翔斗。

(…洗い物して部屋に戻ろう…)と思う玲奈。

立ち上がり、自分の食器をながしに置いて洗い物を始める玲奈。

「玲奈、久々に夜出かけるか?」と聞く翔斗。

「どこに行くの?」と聞く玲奈。

「天体観測とかどうだ?」と聞く翔斗。

「天体観測…いいね」と答える玲奈。

「じゃぁ、20時くらいに行くか」と言う翔斗。

「わかった!」と答える玲奈。

(天体観測かぁ…カメラ持っていこう)と思う玲奈。

洗い物を終えたのが19時だった。

(…1時間くらいは行くまでに時間あるか…)と思う玲奈。

(準備先にして終わったら小説の続き読もう)と思い玲奈は黒のパーカーと黒のスウェット、黒の靴下を履いて準備を終える。

そして…玲奈は本を読み始める。


19時50分

「玲奈、そろそろ行くぞ」と翔斗に声をかけられる。

「はーい」と答える玲奈。

持ち物は財布とカメラとスマホだけ。

外に出て、バイクに乗る。

「玲奈、しっかり捕まっとけよ」と言う翔斗。

「わかった」と言う玲奈。

そして走り出すバイク。


20時10分

ついた場所は山の上。

とても景色がきれいな場所だ。

お父さんとは少し離れたとこにいる玲奈。

そして…玲奈と同い年くらいの男の子が近くにいる。

「こんばんわ。天体観測ですか?」と聞く男の子。

「はい。そうです」と言う玲奈。

「…よければ一緒に見ませんか?」と言う男の子。

「いいですよ」と答える玲奈。

そして…玲奈は空を見上げる。

そこには…

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