6話

昨日は何故か急に日本⚪︎ホテルに行くというバカな展開になってしまったから今日こそは真面目に遼太郎と結衣がいちゃついているのを確認したり茶化したりして行きたいと再び決意して布団から起きて制服に着替えて一階に降りて、葵と奏碁の朝ごはんを作って二人を起こしに行った。

「おはよう奏碁、葵。今日もしっかり朝ごはんを食べて学校行く準備して。」僕はそう言いながら二人の席のところに朝ごはんの準備をして僕も席に座った。

「「「いただきます。」」」僕ら三人は僕が用意した朝ごはんを食べていた。今日の朝ごはんは鮭の塩焼き、白いご飯、わかめの味噌汁、家で漬けているたくあん。美味しい感じに作ることができたと思う。

「今日の朝ごはん量が多い。」葵がそう言って多い分のご飯を奏碁のお椀に移していた。

「しっかり朝ごはんを食わねぇと体に良くねぇぞ。」僕はそう言って鮭の骨を取ってご飯を食べていた。


しばらくして三人とも朝ごはんを食べ終わり学校に行く支度をしてそれぞれ学校に向かっていった。

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学校に着いてロッカーに鞄をしまい一時間目の教科書を席に置いて先に来ていた遼太郎と結衣に朝の挨拶がてら話しかけにいった。

「おはよう、二人とも今日も楽しくやっていこうじゃないか。」僕はそう二人に話しかけた。

「おはよう太郎。」

「おはよう太郎。今日の放課後三人で最近できた喫茶店に行かない?」遼太郎と結衣は普通に挨拶をして僕が来る前に決まったらしいけど新しく商店街にできた喫茶店に行ってみようという話になった。

「よし朝のSHRを始めるから席につけよ。」担任のオタク先生がそう言いながら教室に入ってきた。


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放課後教室にて。


「今から朝に行った通り、新しくできた喫茶店に行きます。何か質問がある人挙手。」結衣は喫茶店が好きなのかノリノリでそんな感じでいった。

「はい」

「拓人先生どうぞ。」近くにいたオタク先生が質問をして結衣がオタク先生を指名して質問を言ってもらった。

「俺もついていって良いですか〜。」

「良いですよ〜。」オタク先生が何故か僕たちについてくることになった。

「じゃあ早めにいこう。」遼太郎がそう言って鞄を持って立ち上がって動き出した。 

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商店街に新しくできた喫茶店喫茶 松崎まつざきにて。


「いらっしゃい、空いている席に座ってくれ。」カウンターの奥でスキンヘッドの店長らしき人がコーヒーカップを磨きながら僕たちに座るように促した。

「せっかくなら窓側の席に座るか。」遼太郎がそうう言いながら窓側の席に座った。

「注文が決まったら席にあるベルを鳴らして呼んでくれ。」店長らしき人がそう言ってお手拭きとお冷を置いてカウンターに戻っていった。

「今日は俺を連れてきてくれたから俺が今回、奢ります。」オタク先生がそう言ってメニューを確認していた。

「ありがとうございます。」

「ありがとう。」

「あざす。」僕ら三人はそれぞれ先生にお礼を言った。


(※オタク先生こと尾沢拓人先生はこの田中太郎の近所に住んでいる近所の兄貴的な人物で尾沢家と田中家は家族ぐるみで関わりがあり偶に太郎と学校帰りに二郎を食べに行く仲である。)

「すいません、私はキリマンジャロとショートケーキ。」

「僕は紅茶とシュークリーム。」

「俺はブルーマウンテンとナポリタン。」

「私はココアとクロワッサン。」僕ら四人はそれぞれ飲み物と食べ物を注文した。

「あいよ、今から準備するから少し待っててくれ。」店長らしき人こと松崎さん(名札がついていた)がそう言って注文を書いたメモを持ってカウンターの奥に行った。

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四人とも注文したものを食べ終わったころ。


「そういえば遼太郎さんと結衣さんは付き合い始めたんでしょ。」オタク先生がそう言ってきた。

「「なんで知ってるんですか?拓人先生。」」

「そうか、太郎お前先生に言っただろ。」二人になんで知っているのかオタク先生に聞いて遼太郎が真っ先に僕を疑ってきた。

「違うよ、太郎にはクタりが付き合い始めたのを知った後に情報提供をしてもらおうとしたけどダメだったよ。」オタク先生はそう言って知ってるのが僕のせいではないと言ってくれた。

「じゃあなんで知ってるんですか。」

「俺、二人が二人で遊園地で遊んで後ろの方に隠れているのを見て俺はその後ろをひたすらついていったから。」結衣に聞かれてオタク先生がそう言ってコーヒーを啜った。

「マジかよ拓人あの時後ろに居たのかよ。」

「太郎いまは俺ら以外二人しか居ないから良いけど学校にいるときや学校の人がいるところでは先生ってつけて一応敬語で話してくれ。」僕は本当に驚いてタメ口で話してしまいオタク先生に注意されてしまった。…


ーーーーーーー

喫茶店の会計を済まして店を出て全員で帰っていた時


「今日のことは他の生徒や教員に言うのはやめてくれよ三人とも、今の時代そおう言うことだけでお偉いさんに怒られてしまうから。」オタク先生がそう遠い目をして言っていた。

「「「わかりました。」」」三人ともオタク先生が哀れに思って敬語で返事していった。

「「「「じゃあまた明日。」」」」僕ら四人は解散してそれぞれの帰路に着いた



続く

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