自分に都合の良いことが三つ起こりました。メルカリでポケカが売れたこと。腕時計が全額返金になったこと。奇跡的にJR九州の人身事故を回避できたこと。

──『君は美しい世界を見るために生まれてきたんだよ』──

☆☆☆


 2024年9月4日(水)。21時45分。


 こんにちは。井上和音です。


 自分に都合の良いことが連続で起こりすぎると、「この世って美しいなあ。調和が取れている世界に自分は生きている」とかよく分からないことを考えてしまいます。


 例えば。メルカリでポケモンカードが売れたりしました。都合よく、休みで発送しやすい水曜日に売れないかなと思っていたら、翌朝見たら売れていました。都合が良かった。……1


 腕時計で、昨日は不具合が起きたけれど、昨日電話して初期不良として返品処理を求めたのですが、本当に返品できるかは確定していませんでした。お昼に行ったら、「傷も無いので返金処理を致します」と言われて、返金処理になりました。……2


 帰りのJRで都合よく数分後に八代行が発車して、平日の昼間のがらんとした電車に乗れました。その後、駅で降りたその数分後に鹿児島本線で人身事故が発生し、2時間に渡って運転見合わせとなっていました。何も知りませんが、運よく待機することなく家に帰り着きました。……3


 と。まあ。3つも自分に都合の良いことが重なった休日になりました。私は運が良いなと、今日ばかりは思いました。こういう日が続けばいいね。


 メルカリで初めてポケモンカードが売れましたが、発送の仕方が分からなかったので郵便局で「これを匿名発送でお願いしたいのですが」とプチプチに包まれたポケモンカードを郵便局員に見せると、「メルカリでポケモンカード……(転売かな)」という雰囲気を郵便局員さんから感じました。取引成立したのだからいいじゃないですか。いいじゃないですか。


 「こんにちは。いくらぐらいで売れました?」


 一万円。


 でも所得に直すとそうでもないよ。メルカリに手数料とか取られまくるし、現金化しようとしたら200円払わないと現金化出来ないらしいし。


 古物営業法に違反する出品ではないにしろ、恐らく古物営業法に違反する出品はメルカリでは星の数ほどありそうなので、そこの法的根拠をどのように乗り越えてきたのか。次回の新プロジェクトXではメルカリ創業がテーマなので見てみたいと思います。


 都合のいいことが多すぎて。


 今日一日だけで、返金で15000円くらい戻ってきたし、メルカリでは売上だけで見たら8000円くらいは戻ってきたし、今日一日だけで2万円以上戻ってきたことになりますね。ここだけの話もう二度と高い時計は買いません。Amazonで買える900円くらいの時計が性に合っているのだと思います。神さまからの「中途半端な値段の腕時計を買うな。これはもう二度目の警告だ。次はない。お前に無駄な出費は一切させない。金が貯まろうと淡々と生きろ。同じように生きろ。そういう実験台にお前は立っていることをゆめゆめ忘れるな」とでも言われている気分になりました。


 家に帰ったらFX戦士くるみちゃんとか読んでいました。親に内緒でタンス預金を300万円くすねるくるみちゃん。想像以上にクズでした。そりゃ親はキレるよ。


 「こんにちは。井上くん。この世界は君のためにあるんだよ。もっと美しい世界を僕たちにも見せてほしいな」


 渚カヲルくんみたいなキャラクターを想像しましたが、このねっとりとした喋り方で私を誘惑することは出来るのでしょうか。


 「この世はね。君のためにできているんだ。障害者だから永続的にお金が貰えるシステムっておかしくない? 井上くんは何だったっけ。統合失調症。世の中が神秘に見える謎の病としてお金を貰っているんだね。障害なのかな。井上くんに都合よくお金を与えるために、誰かが仕組んだ罠にハマっているだけなのかもしれないね。あんな君でも、生きてていいやと思えるような世界に誰かがしたんだろうねきっと。君はもう死んでいてもおかしくはない生活と性格を併せ持っていたからね。君ほど才能のある人間はいなかったよ。


 ここまで不幸だと思われる人間もいなかったよ。


 愛することを罪だと捉え。愛される喜びをはき違えられて育てられた不憫な子。


 そんな子が自由になると自殺を選ぶんだって、驚いたよ。自殺未遂でもなく、本当に失踪しようとしていたから驚きだよ。


 だから僕たちは出会えたんだよ」


 よく分からない不幸人間が出てきましたが、私が不憫や不幸を語るにはまだまだ経験が浅いような気がします。とりあえずは、親族は愛されて当然という世の中の常識は変わってほしいとは思いますが。


 NVIDIA号が遂にアメリカ史上一日の下落幅としては過去最大となる撃沈に見舞われてしまいました。俺たちのNVIDIA号は永遠に沈没しねえんだ。その夢を追った若人達は今海の底で何を思っているのでしょうか。Once More You Open the Door. 私の運が良すぎて何を言っても何か罪のような気しかしませんが、まあ、運のよい一日でした。早く進撃の巨人を読みたい。既に全巻あるのでさあ早く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る