【論考:解答あり】どうして小説や漫画や映画、アニメやドラマを退屈と感じてしまうのか?

──『多分、令和になって本が読めなくなったというのはSNSで集中力が低下したとか、そういうこねくり回した理由ではないと思います。』──

☆☆☆


 2024年8月29日(木)。21時11分。台風休暇一日目。


 こんにちは。井上和音です。


 タイトルから書いているので、解答からさっさと書きましょう。いつもの日記っぽいものはその後で。


 こんにちは。井上和音です。


 『どうして小説や漫画や映画を退屈と感じてしまうのか?』という問い掛けがタイトルになっています。解答を申しますと、『架空の設定の中で』→『最適解を選ぶ(これが物語の主軸となるところ)』が、大半の物語が取っている手段だからです。


 大前提。『架空の設定の中で』。例えばNetflixのDEATH NOTE なんかを観ようとしましたが、15分で見るのをやめました。考えてみれば、『名前を書かれた人間が死んでしまうノート』なるものはこの世には存在しないわけで。その物語を見たところで、現実では何も感じ方などで変化は起きないなと気付いてしまったからですね。


 この世にデスノートが存在していたらそれは見るし、漫画も読むかと思いますが、デスノートは無いですもの。デスノートがあってその対策として学びが得られるかと言われたら、大前提がこの世に無いのでなんの学びも得られないなと、観る前から思ってしまい、Netflixもドロップアウトしてしまったわけです。


 もちろん、架空の設定の下で、現実でも役立つような名言が多い作品なども存在します。西尾維新先生などは敬愛していますが、設定は架空であれ、そのキャラクターが喋る名言は、現実に繋がっているので、そこを抜き取る、引用するのが好きです。恋物語の貝木泥舟や、撫物語の最後の台詞、クビシメロマンチストのいーちゃんがこの世を憂いているっぽい女子大生に言い放つ台詞。どれもかれも現実に通用しそうな名言ばかりです。


 逆に、架空の設定の中で、架空の物語で魅せようとする手法は自分には性に合いません。そもそもの設定が架空なので、それは現実ではあり得ないし、そんなに現実は上手くいかないよと突っ込みを入れて終わってしまいます。小説や、漫画や、映画が好きな人は、架空の設定の中で、架空の物語で感動的なストーリーを魅せられたらそこに感動するのかなと思います。数学の話になるか分かりませんが、数学では前提条件が崩れればそれは矛盾として取り扱われて、それ以上は議論されないことになります。それは現実に存在しないので偽である。よって証明完了というやつです。そういう論理体系など、どうでもいいと思える人が、我慢して2時間くらいの映画を観ること、1クールくらいのドラマやアニメを耐えて見続けることが出来るのかなと思ってしまいます。


 どうにか耐えて小説や漫画や映画、アニメにドラマを面白いと思える人間になりたいですね。架空の異世界系などは特に無理です。現実に即したっぽい漫画やドラマならまだいけるかもしれません。しかし、観ながら、そんなご都合主義があるかいと思ったら最後、続きを観なくなるのは分かっています。


 論考終わり。


 こんにちは。井上和音です。


 台風休暇と名付けていいのか分かりませんが、台風10号が熊本県に襲い掛かりました。襲い掛かるはずでした。午前中は風が強く、ああ、これから酷くなるのだなあと思っていたら、午後辺りから風も雨もぴたりと止んでしましました。台風の予報円を気象庁が出しているおかげで、円形の台風がごく当たり前と思われている現代の認識のおかげで、明日もJR九州は終日運転見合わせとなりました。現実に雲を見ると、台風の南半分には全く雲が見当たりません。というわけで、台風の北側を通り抜けた熊本県の、今の感じだと、もうただの秋。台風が暖かい空気を持っていったのか、からっとした空気に包まれています。これで明日も台風休暇なんて……おかしいぞ気象庁! 熊本県民だけずるいぞこの野郎! と怒鳴り声が聞こえてきそうな気がします。


 特別休暇なのでお金も出るし。倫理的に苦しい気がするが、休みならば仕方ない。休んで家でなんかしようと思います。


 部屋の中でNetflixでも観ようかなと思いましたが、論考に書いた通りにDEATH NOTEとか見ることが出来ずに挫折しました。なんか自分で聞く用のNightcoreMusicを創ったり、なんか大人の雑誌とか読んでいたら一日が終わりました。昼寝をしないというグリッドはまた達成されたので、それだけで満足できる一日だったのではないのでしょうか。


 何をしても無駄なら、何かしようよと思うわけです。


 ただ、大人の雑誌とか買ったり、半グレという草下シンヤさんの漫画をKindleで買ったりしていたらまたお金が吹っ飛んでいきました。昼寝の代わりに金が飛ぶと、分かっていましたが止められませんね。止まれ。


 あとは自己啓発書のエッセンシャル思考とか読み終わりました。要は今に集中して未来の不安や期待をあれこれ考えるの時間の無駄よというのが、最大の学びでした。障害年金が1級になろうが2級のままだろうが、変えることは出来ない未来なわけですので、考えるだけ無駄というわけです。未来のことを考えるくらいならば今ここの、目の前で出来ることに集中しようぜというわけです。


 あと、今、Kindleでは講談社セールがあっていて、西尾維新先生の物語シリーズとかが半額ポイントセール中です。また有用な情報を言ってしまった。偽物語を買ってしまいました。大半の中身はもう知っているのにね。西尾維新先生は何回も読み返す価値のある希少な作家さんだと思います。長くなったので終わります。

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