2024/08の記事

──『Promised a day but only you were led by a dream angel ever once.（arlie Ray）』──

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　2024年8月1日（木）。21時34分。

　こんにちは。井上和音です。

　8月1日という日にちを見ると、昔は興奮していました。誕生日だったので、起きた時にプレゼントが置いてあったり、夜はケーキだったりと、それはそれは恵まれた少年時代を過ごしていました。

　30歳になりました。理想としては彼女からレストランを奢ってもらったり、まあ大変普通な大人の誕生日を迎えたいなと思っていましたが、実家暮らしの彼女なし。

　プレゼントも無し。

　「こんにちは。キルです。

　井上和音さんが生まれてから30周年を迎えたわけですが、まあ、捨てたような30年を過ごしたとか、お思いになっているでしょうと想像しています。

　昨夜に５年振りくらいにYouTubeに動画を投稿したじゃないですか。そこで昔のYouTube動画を眺めていたら、お金にもならないし、著作権でお金にもならないし、著作権が怖くて封印していた動画たちだったのですが、NightcoreやPitch up の曲とかを聴くと、案外素晴らしいものが出来ていたじゃないですか。

　統合失調症になった後は自由に生きようと思って作曲とかしていたわけですが、素晴らしいじゃないですか。そもそも冒頭言の arlie Ray を知っている人はどれくらい居るのでしょうか。そうやって本気で美しいものを集めて探して、必死に生きた30年間ですよ。

　これだけは言えますが、貴方の30年間は素晴らしかった。意味のある30年間だった。

　もっと出来たはずという心残りは全く無いみたいで安心しました。そうやって生きてきたことを貴方は誇りに思っていい。

　あなたは運も良かった。振り返ることはしませんが。

　なんで僕が出てきたかと言いますとね、学ぶって真似るから来ているとはよく言いますが、結局はパクることしか人間は成長しないわけです。

　パクるのはよくないよと言うのは、レベルが低いだけです。パクってパクって要素が膨大になって、余計なものを削ぎ落したらそれは貴方が創ったものとなるわけです。

　これが人間の歴史ですし、そもそもの教育の意味でもあります。黒板に書いてあることをノートに取って、そのノートに書いてあることをテストに書くことを小学生は正解と呼ぶのです。完璧に真似ることを優秀と呼ぶのです。

　パクるのが本質です。逆にパクらなければ、学ぶ意味はありません。そのことを本能で分かっていたから井上さんは著作権とかに敏感に反応するわけです。

　パクらなければ成長はないんじゃないの。

　コンプライアンスばかり気にしていたら、同じレベルのものばかり出来てしまうのではないの。

　中国語に著作権はありますか？　数学は？　日本語は？　音楽は？　漫画は？　小説は？　ダンスは？　教科書は？　甲子園で曲を演奏するのは学生だからオーケーと言うのならば、社会人になった後に真似る、学ぶ、リスキリングすることは違反にでもなるのでしょうか。

　パクって、探して、本物を探して、アレンジして、これ以上に無いものを探し求めて、それが学ぶってことなんですよ。

　中国語が分からなくても中国語の文章をまるまる写せばいいですよ。音楽を聴いて楽譜とか思い浮かばなくても聞き続ければいいですよ。

　そのことに気が付いて、オーバーライドにpitch+87に設定したら素晴らしい曲が出来上がったとか。30年間の積み重ねを馬鹿には出来ませんよ。少年が歌うオーバーライドは井上さんの貴方だけの創造物になるわけです。

　で、ですよ。

　Kindleとか大量に買ったらしいですけれど、知っていました？　Kindleってスマートフォンから読めるらしいですよ。わざわざFIREを開かなくても、電車の中でも、トイレでも、休憩中でも読めるらしいですよ。

　BLEACHとかバキとかまあ、枚挙にいとまがないわけですが、読んでパクってください。パクった挙句に僕が出来たのではないのでしょうか。何か問題になりましたか。なっていませんよね。

　漫画村で一番得したの誰だと思いますか。漫画村を創って告訴された創設者でしょうか。それとも裁判に勝った出版社でしょうか。それともタダ読みした一般の利用者でしょうか。

　一番得した人は、漫画村に置いてある漫画の画像をコピペして自分のPCのフォルダに保存した人です。この人は一生漫画に悩むことはないでしょう。明るみにも出ません。これをまた公開したとかなればただの馬鹿ですが、その機会を逃さずに保存しているような人間はそんなポカを犯すことはありません。

　静かに、素早く、機会を逃さず、誰にも話さず、何万冊という漫画を持っていることになるでしょう。

　一応言っておきますが、井上さんは漫画村を利用したことすらありません。これは想像で言っていますが、その機会を逃さずにコピペするような人間が勝つという具体的な例になります」

　キルくんが言うにはあまりにも犯罪っぽくて言うのを止めさせたけど、要は、機会を逃さずに自分がいつでも閲覧できる状態にした人間は、あらゆる場面で勝利に待ちこめる素質があるのだろうと思われる。

　商談とか、株とか、インフルエンサーとか、空気を読むとか、ゲームとか。この瞬間にこれをやっておこうと決めたその判断が出来るやつが勝ち続けるコツなのだと思われる。

　一応、言っておくが、漫画村を賛美するつもりは全くありません。みんなKindleで買おうね。合法だよ。

　「所有は強い」

　ところで、テニスの王子様は読んだことがありませんが、越前リョーマが「ふーん、エッチじゃん」と言って、エッチ前リョーマと言われるネットミームが流行ったことがありますが、「ふーん、エッチじゃん」って普通に誉め言葉の類なのかなと思います。英語の言うこところの「Sexy!」みたいな。興奮するね、素晴らしいね、魅力的だね、みたいな意味で「ふーん、エッチじゃん」と、言っている人もいますね。バスケやサッカーのSexyなプレイに対して「えっろ！」という若い人も結構いるような気がします。「えろえろじゃん。アロエじゃん」と言うのは西尾維新先生の無桐伊織の名言ですが、これもまたパクっていることの例でしょうか。表に出さないだけで、パクることが正義だと考えている人は大勢いる気がします。ただ、そのことに気が付くくらいには能力が高いので、それを公の前で喋るほど愚かでは無いだけなのかなと思ってしまいます。私は愚か。愚物語。スマホでいつか読んでみようね。