ニゲロ

 私の胸元から光が溢れ出る。


「ガァァァァ…!!」

 その光にヨミは怯み、私達への拘束を緩める。


「おい、それって…」

 彼が驚くのも無理はない


 光り輝くそれは、彼が私にプレゼントしようとした宝石のペンダント

 その物だった。


 神社に来て、お願い…!!


 私の頭の中に白い世界で会った声が響く


「はい。早く逃げよう、私についてきて…!!」

 私は聞き迫った様子で彼に叫ぶ


「あ、あぁ分かった…!」


 私たちは神社に向かって一目散に走り出した。


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