記憶の断片 トモダチできるかな?
私は雨の中で目覚めた。目の前では女子学生二人が何やら話し合っているようだ。
「私たちって、友達だよね?」
「あぁ…友達さ」
「そうよね…そうだよね」
「何言ってんだよ、気持ち悪いなぁ…ハハ」
「そうだよね、ハハハッ!!」
「じゃあ友達って事で友達料な」
「……ハ?」
「ハ…じゃねぇよ、友達になってあげてるんだから友達料だろ?友•達•料!」
「で、でも私、お母さんにお金管理されてるから、お金ないよ」
「あっそ、だったら借りろよ、ほら!あそこに突っ立ってる女いるじゃん、そいつに貸してくださいって土下座しろよ。なぁ…私ら、友達だろ?」
その子は突っ立ってる私の元にきて土下座し、こう言った。
「お…お金を貸して…くだ…さい。お願い…します」
「マジでやりやがったよアイツ!マジウケるぜ…ギャハハハハ!!!」
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