応援コメント

後編 サンタクロースの来ない家」への応援コメント

  • ヒカル君のまっすぐで優しい想いが、またそれを守り育み続けてきたアカリさんの強さが眩しいです。
    こんなにも素晴らしいプレゼントをあげられるヒカル君は、もう立派なサンタクロース。
    サンタクロース=伝承中の聖ニコラウスは、貧しい家庭にこそ救いをもたらすべきものですよね。

    作者からの返信

    武江さん、コメントありがとうございます!
    またこちらにも素敵なレビューをお寄せいただき、大変恐縮でございます!

    ヒカルはアカリの必死の頑張りをちゃんと見ていました。子どもは親の背中を見て育ちます。自分に無償の愛を与え続けてくれる母親の姿は、思いやりや優しさに昇華されてヒカルの心に根付いていくことでしょう。

    あまり大きく報道されることはありませんが、養育費の未払いは大変大きな問題です。多くのシングルマザー・シングルファーザー、そして何よりも子どもが経済的な困難に直面しています。養育費は子どもの権利であり、親の義務でもあります。離婚時のお金に関する約束事は公正証書にしておき、相手方の資産・収入を差し押さえることができるようにする等、養育費未払い防止策の周知徹底が望まれます。

    世のシングルマザー・シングルファーザーへ応援する気持ちを込めて書いた作品です。お読みいただきまして、ありがとうございました!

    武江さんにも季節外れですが、メリークリスマス。

  • 下東さん。

    世間にはけんじ君のお母さんのような人が必ずいます。
    それは避けて通れない難しい問題ですが、それにめげないヒカル君が素晴らしいですね。

    >ここはサンタクロースの来ない家。
    でも、私はこの家でサンタクロースと一緒に住んでいる。

    サンタクロースは来なくても愛に溢れていますね。
    素敵なお話でした。

    作者からの返信

    この美さん、最後までコメントをお寄せいただき、ありがとうございます!
    またいつも過分なご評価をお寄せいただき、本当に嬉しいです! 重ねて厚く御礼申し上げます。

    >世間にはけんじ君のお母さんのような人が必ずいます。

    とても悲しい現実ですね。。
    シングルマザーの半分以上は養育費が支払われておらず、また途中で支払われなくなったケースもかなり多いようです(養育費を取り決めた書面を公正証書にしておらず、相手の給与や財産の差し押さえができない等が要因のひとつとのこと)
    ただその一方で、全員が貧困に苦しんでいるわけではありませんし、両親が揃っていても貧困に苦しんでいる世帯はあります。また、金銭的な面で貧しくても、幸せな家庭を築いている世帯はたくさんあります。結局「片親は貧乏で不幸」なのは歪んだ偏見であり、世帯によって環境はまったく違うのです。

    けんじ君のお母さんは、ヒカル君の家庭を馬鹿にすることでマウントを取り、自尊心を満たそうとしているのでしょう。薄っぺらいプライドですね。そういう意味では、けんじ君は被害者であるとも言えます。悲しいですが、今はこんな子どもが多いかもしれません。

    >サンタクロースは来なくても愛に溢れていますね。

    はい! アカリとヒカルの母子は、金銭的には貧しいのかもしれませんが、どんな家庭にも負けないくらいの愛に溢れているのです。授業参観に参加していた他の親御さんたち、みんな羨ましがっていると思います。

    素敵なお話と仰っていただき、感激です!
    最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!

  • > でも、私はこの家でサンタクロースと一緒に住んでいる。

     このフレーズが素晴らしいです。
     サンタクロースは来なくても、サンタクロースと一緒に住んでいるんですから、良いですよね。

     けんじ君のお母さんにはわかってもらえなかったみたいですが、おそらく、けんじ君がヒカルくんにまた何かしたら、止めてくれる人がたくさんいるでしょう。

     そうやってだんだん、偏った考え方をする人が減っていけばいいなあ、と思います。 

    作者からの返信

    本城さん、ヒカルとアカリに最後まで寄り添っていただき、本当にありがとうございます!
    またとってもステキなレビューまでお寄せいただき、大変恐縮でございます。重ねて厚く御礼申し上げます。

    昨今、シングルマザー・シングルファーザーのご家庭は増えていますが、その環境は厳しいと言わざるを得ません。特にシングルマザーは、その半分以上に養育費が支払われておらず、支払われていても、途中で支払いが止まってしまったケースもかなりあるようです(養育費を取り決めした文書を公正証書にしておらず、相手の給与や財産の差し押さえなどができない等)

    また、いまだに偏見の目で見る人も多いようですね。。そういう親の姿を子どもはしっかりと見ています。この物語で言えば、けんじ君は被害者のひとりでもあります。生き方や生活環境が異なれば、考え方や他者への見方は変わりますが、それは偏見を正当化する理由にはならないのです。

    慈しみや愛情は、一方的に求めるモノではなく、一方的に押し付けるモノでもありません。お互いに与え合うモノであると私は思います。
    アカリの背中を見て育ったヒカルは、自分がたくさんの愛情を母親から与えてもらっていることを無意識に理解しているのでしょう。だから、今度は自分が与えたいという発想になったのではないでしょうか。

    本城さんの仰る通り、歪んだ偏見の目が減り、お互いを理解し合える社会になるといいなと心から願っています。

    最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!

  • けんじ君のお母さんを納得させるのは難しいでしょうね。
    自分の言うことが正論だし、お母さん自身が子どもの頃に刷り込まれてきたのでしょうから、わからすのには時間がかかるでしょう。ご主人がまともな人だったのがせめてもの救いです。
    ヒカル君が自分の家にサンタクロースが来ないと言わずに、お母さんの所に来ないと言ったのが最高の言葉ですね!🐷

    作者からの返信

    オカンさん、こちらの作品にもコメントと過分なご評価を賜り、本当にありがとうございます!

    >けんじ君のお母さんを納得させるのは難しいでしょうね。

    ここまでいってしまったら、難しいでしょうね……
    本当はけんじ君一家の後日談があったのですが、変に「ざまぁ」感を出したくなかったので、すべてカットいたしました。

    >ヒカル君が自分の家にサンタクロースが来ないと言わずに

    ヒカルは、ゲーム機が欲しかったわけではありませんでした。
    ヒカルの思いは「毎日頑張ってくれているお母さんを労いたい・喜んでほしい」というその一点だけでした。

    >お母さんの所に来ないと言ったのが最高の言葉ですね!

    そう仰っていただけて、本当に嬉しいです!
    今回は、世のシングルマザー・シングルファーザーに向けた私なりのエールのつもりです。皆さんが必死に頑張っていることを、きっと子どもさんは理解していると。

    世のシングルマザー・シングルファーザーのご家庭に幸あれ!
    お読みいただきまして、ありがとうございました!