EP1-3
蒼は街に向かう道中で、さらにツノウサギを二体狩り、スキルポイントを45に増やした。ついに街の門が見えてきた。門を通る際、門番が蒼に話しかけてきた。
「$%&#$%#&」
「んん??何を言ってるかわからない。別世界だから当然か…」
「30ポイントで『翻訳』のスキルを取得することをお勧めします。」
アドバイザーの助言に従い、蒼は速攻で翻訳スキルを取得した。「これは大事だな…」
門番の声がクリアに聞こえてきた。
「聞こえないのか?街に入る目的を言え。」
「田舎から出てきて、冒険者になりに来た。」
「わかった。では、この球に触れて。」
蒼は疑問に思いながらも、指示に従い球に触れた。
「何これ?」
「これは人を殺めた者は赤く光る玉です。」
何それ便利すぎない?治安の維持に良いね。
蒼は球に触れても反応がないことを確認し、無事に街に入ることができた。
街に無事に入れた俺は、まずは文無しの状況を改善するためにギルドに登録し、狩った獲物を売ることに決めた。ギルドを探し、見つけると中に入った。昼どきとあってか、ギルドの中は閑散としていた。人混みが苦手な俺には、この静かな環境がありがたかった。
受付には若い女性が座っていたので、ギルドに登録したい旨を伝えた。
「名前、年齢、得意な武器を記入してください。」
俺は名前と年齢を記入し、得意な武器の欄に「剣」と書いたが、実際には今は木刀しか持っていない。
受付のお嬢さんはにこやかにギルドの説明を始めた。「ギルドのランクは白から始まり、黒、銅、銀、金と昇格していきます。依頼を一定数クリアすると試験を受けられます。各ランクに応じた難易度の依頼を受けることができます。」
俺は説明を理解し、「ところで、狩った獲物の肉はどこで売れますか?」と尋ねた。
「隣のカウンターで売ることができますよ。」
隣のカウンターにはゴツい男が立っていた。俺は収納スキルを使って、ツノウサギとゴブリンの耳をどっさりと取り出した。男は驚いた表情を見せた。
「これは珍しいスキルだな。」
目立ちたくないと心の中で思いつつ、無事に獲物を売ることができた。報酬として金貨1枚と銀貨2枚を手に入れた。
「これで少しは生活の基盤ができるな…」
スキルメーカー 〜転生した剣士の異世界冒険〜 @aoiaoaoi
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