第4話 逢魔が時
学生の頃、
学校で夕暮れ時にかくれんぼしたときに
黒い影を2回見ました。
かくれんぼの最初の一回は
普通に終わったんです。
2回目をはじめたとき、
1回目に友達が隠れていたロッカーの横に
今度は僕が隠れようと向かいました。
夕暮れ時といえど、
日も暮れかけて
ロッカーの横に 誰か 隠れているのが、
影としてしか認識できないくらいの暗さになってきて
ああ、誰か隠れてる、
体育座りで座ってるな と認識し、
そこに隠れるのは諦めました。
二回目が終わり、
「お前同じとこ隠れるのは無しだろー」って言ったら
「俺、今回そこじゃない。」
誰に確認しても、
ロッカー横に隠れてなかった。
おかしいなあ、見間違いかなあ、とおもって
3回目が始まりました。
もはや隠れずに、
友達みんなで固まって話していると
向かいの階段あたりから、
黒い影がこっちをうかがっています。
友達たちと
「あいつ、こっち見てんのバレバレだな」って笑って
「おまえー見えてんぞー!」って声をかけました。
反応はなく、「なんなんだよ」って
みんなで笑って…
そのあと3回目もおわり、
鬼に、
「最初にもう見つけてただろ、バレバレだっだぞー」って言ったら、
「あーなんかお前ら大声で言ってたな、
でも俺、まだその時は一緒にいたよ?」
と言われ、
速攻で解散しました。
なんだったんだろう?あれ?という話です。
そういえば、夕暮れ時の、
暗くて相手も見えない時間帯を
逢魔が時
なんて、言うらしいですね。
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