本当にあったこわ?いハナシ

これから話す出来事は、カクヨムではありふれた出来事なのかもしれない……。




自主企画は自分好みの作品に出会えるかもしれない最後の砦だと思っている私。


その日目に止まった企画は、いわゆる感想及び批評企画。

私は批評企画が大好きである(が、無料のところで口を開けて待つよりも依頼サイトで多少なりともお金を払って批評してもらうほうがオススメ)。なので企画の概要に目を通した。


ふむふむ、中々気概のある企画である。なにせ参加要件に、「厳しい意見も率直に受け止められる方」とある位なので。

企画主催者の作品も貼られていたので、私は早速そんな気概のある書き手の作品を読みに行った。


主催者の意気込みは良かったが、作品は小説としてまだまだブラッシュアップさせられる(察してください)レベル。

なので私はまず企画を見た旨と、ブラッシュアップさせられるだろう部分を応援コメントに書き込ん  だ。


①冒頭数行のシーンが続きに他に繋がらず意味を感じない。無くてもいいかも。

②設定の箇条書きになってしまっているのに情景が無い。文明レベルはどんなものなのか、どんな建物があるのか、どんな街なのか。

③主人公も設定が書かれているだけで、今までの生い立ちが浮かんでこない。キャラ立ちが弱い。家族構成はどうなのか、今までどんな教育を受けてどんな志を持っているのか、現状にどんな思いを抱いているのか。そういう事を説明ではなく「エピソード」で提示して、これから読者が感情移入するべき主人公についての魅力を伝えるとよい。

④↑の展開については小説以外にも映画やマンガのストーリーでも活用できるセオリー的なものなので参考になれば幸いです。


概ねそんな感じ。あとはお決まりのご挨拶ぐらいである。

批評と言うからには、できるだけ客観性のあるコメントを書かねばならないとならないと思ったので、今まで勉強してきた脚本術やマンガのストーリー展開についての受け売りで書いている。


さて、作者の方はこのコメントがお気に召さなかったらしく、①と④に付いてだけ反論された。②と③はスルーである。

①が変えられないのは良い。なら魅せ方をもっと丁寧にすべきだ。まぁそれは置いておいて。

④については「お互いセオリーで売れたら苦労しないですよね顔文字」と返された。

そんな話はしていない。拙作のアクセス数や評価を見てのコメントだろうか。


私はここでこの作者とのこれ以上の対話は無駄だと判断した。だって私は売れる売れないの話はしていない。後出しだが、他サイトでは客の好みに応じた小説を書いて売っている物書きの末端だ。


プチイラを抱えながら元の企画に自作をエントリーさせようかと思って探しに行ったところ、その企画は消えていた。

代わりに「書き専は感想を書かないで」と付け加えられた企画が同じ方により立ち上げられていた。いやはや一体誰のことでしょうね。私は読んでいるから違うな。


オマケのオチとして、次の日私が書いた応援コメントはまるっと消えていた。運営からの警告はなかったので、まぁそういうことである。


まぁ…本当にあった◯◯な話の一体何割がノンフィクションなのかなんて誰にもわからないので、これもそういう話ということで一つ。

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