phase:1.50

休息のひととき

※一部作者の趣味嗜好が1Lぐらいッ混ざっています。

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それは二時間前、一夏と投げ技の稽古をしている時だった。

「そういえば、天音ってなんでも似合いそうだよね。」

「え?」


「いやさ、顔しっかり整ってるしさ、どんなものでも着こなせそうな感じ?私さ、そういうのは着る側じゃなくて見る側だからさ。この後終わったら部屋行くから。いっぱい衣装段ボールに詰めたものをね。」

「え、ちょっとそんな急に!?あんまりそういうのは好まないし...人から着させられるのもなんか...」着せ替え人形みたいにされるとなるとちょっと恥ずかしいなと思って反論したのだが...

「隙あり!」

気を抜いてしまい足を払われそのまま地面に叩きつけられた。


鍛錬が終わった後、部屋に戻って一体どんなものを着せられてしまうのかというのかを想像してみる。

女の子が好きそうなもの...地雷系の衣装?いやそれはないな、一夏はワンピースとかそういう清純系とかのものとか普通のブラウスとかのほうが好きそうなイメージ...

女性の服って何があるんだ?あ、もしかわいい系とかだったら...相当恥ずかしい。

まともなもの、まともなもの..最近であったものだとくすみカラー系のズボンとか?

よくあるカジュアル系の...

自分は女性との交際とか関係とかまったくなかった、いわゆる童貞。

友達からそういう情報は聞くことはたまにあれど、あんまり関心とかは持たずに

のんびり生活していたのでファッションとかに興味がなかった。

これはある意味男として致命的な欠点ではなかろうか...だから交際とか

出来なかったのかな?


時刻は昼、飯を食い終わったのち一夏は来た。だが、どうやら連れ子がいたようだ。

「お、お邪魔します...」

「ほら、いっぱい持ってきたよー」

段ボール箱が三ついっぱいになるほどの量の服を持ってきていたらしい。だが、それより気になるのは...

「なあ、その子は誰なんだ?」一夏の後ろで若干怯えている子供のことだ。

なんだかわからないけど学ラン着てるし、ショタっぽいし。

「この子はね。私がちょっと前拾った子なんだよね~、でもプレイヤーが持ってるスマホとかないから多分NPCみたいな感じなんじゃないかな?」

NPC、つまり離人者ではないということ。というか拾ったと言ってはいるが

どっかから略奪してきたかもしれない。うん、要注意だな。

「え、まさか子育てしてるの?」

「いやいやそんなわけないよ。子供を育てるなんてことは私にはできないし、

仕方ないからニコライさんに預けてるんだよ。」

なるほど。基本的に任務とかが多いから執務で多くの時間拠点にいるニコライのほうが世話をしっかりしてくれそうだな。


「ところで、名前は?」なぜ怯えているのかはわからないが、とりあえずアプローチを取ってみる。

「あ...鈴木しずる、です」すると若干一夏の後ろに隠れながらも名前を言ってくれた。一夏に連れられてここに来たっぽいけど人見知りなのかな?

「『私の仲間の女の子天音睦月』に仮装してもらうんだけど一緒に来る?って言ったら目をキラキラさせて一緒にきちゃった。あと男の子だよ。」

勝手に連れてきて、他人のコスプレ衣装を見たいとは。というかショタといえば姉が

ショタコンだったな。

「まあ、いいけど。で一体どんな衣服を...」

それを問うと、やっと段ボールの中身を取り出してくれた。

「えっ、これって...」


...それで、現在。

「わあ~可愛い!」

一夏には愛でられ、しずる君にはキラキラした目で見られている。それもそのはず、

現在着させられているのはいわゆるメイド服、露出はそんなに多くないのだが普通に恥ずかしい。スカートは若干下が変な感覚だし、袖は短くてあと頭のカチューシャのフリフリとかがさらに恥ずかしさを加速させる。

「いや...あの...これはちょっと...」さすがにメイド服は想像していなかった。こういう時は厨二の発想をすればよかったのだろう。とその時パシャリとシャッター音が。

気づけば一夏がスマホで写真を撮っていた。

「ぎにゃあああああ!!!!!!!!」

確実に弱みを握られた。着なければいい話だったのだが、着るのを拒否したら

気絶させられ勝手に着させられたのだ。

「いい感じにかわいいよ~ほら、次々~」

と問答無用で着させられていく...着させる方は楽しそうといえど、着させられる側は

たまったもんじゃない。


ミニスカセーラーに着物、さらにはバニーガールの衣装まで着させられた。

一番恥ずかしかったのは言うまでもない、バニーガールの衣装だ。

「...露出が激しいのはちょっと...」

「あ、ごめん。じゃあ今度からそう言うのじゃないもの持ってくるから。」

「そういう問題じゃなくってよ?まあ、一部好きになった服もあるから、あとでそれ貸してくれる?」

なんだかんだ言って楽しかった。でも、もうメイド服とかバニーガールは

勘弁してほしい...


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はい。ちょっと文章少なかったかな?大体某動画投稿サイトのせいでまったく話が進まない進まない...まあそれは早う書けということですがな。

ということでそろそろphase:2.00に移行しますので、頑張ります。....

夏休みが終わっちまう(絶望)



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