現実から逃げるということ
気付いたら既に昼になっていた。熱中することになると時間とは早く進むもので
ある。現実の腹もある程度空いていることだし、情報をもうちょっと調べるついでに飯も食べるとしよう。昼飯はとりあえず簡単なもので良いだろうと袋ラーメンにしている。具はほぼ全部野菜で一応健康にも気を遣う。作ってる最中お湯が跳ねて時々「アツッ」ってなるときもあり…注意力散漫と言うしかないだろう。
飯を食べてる最中同時に攻略やネットで調べていると、こんなものがあった。
「【
現実で何からの原因により現実の肉体が脳死状態へと陥り、ゲーム内に閉じ込め
られた人々。現実に存在しないため特定が不可能であり、ゲームのアバターであるため不老である。ゲーム内で受けるダメージはそのまま自身のダメージとなり、骨折や出血も痛みを伴うものとなる。体の感覚も元となったアバターと同じになり、性別の特徴もそのまま受け継がれる。食事も現実と同じように必要で、汗などもかくためシャワー等も浴びなければならない。なお、離人者達は多くの略奪者達から暴行などを受けているらしくセーフハウスなどを作ってそこでグループを作り、他のグループと連携し組織的な活動をしている。」
人という者から離れてしまうから離人者。そういうことか?とにかく、このゲームには変わったこともあるらしい。ゲームの運営はこのバグ?を修正しようとしている
らしいが、今のところそのめどは立ってないそうだ。ラーメンのおいしさが体に
染み渡った後ゲームを再開して4時間後、流石に疲れた。初日は大分遊び過ぎたな。ゲームをやめ、家事等をやって飯を食うことにした。そのついでにテレビを見てみる。テレビもガンズ・アルタイルのことを特集しており、とても人気だってことが分かる。
ニュースではT京の大きい交差点で車18台が絡む大事故だと。
幸い死者は出なかったようだが、あまりにも酷い惨状である。
銃社会はなくなったが事故は消えない。殴り合いやナイフでも殺人はできる、銃なんてなくとも問題はない…のかも知れない。社会はどう工夫をしても闘争は止まらない。流通を制限しようが、人口を減らそうが、何をしても止まらないのだ。そんな詩的なことを考えながら、布団へと入り眠りについた。
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~作者から~
眼鏡の人です。読んでる人がいるかもわかりませんがあとがきです( ´∀` )
今回しっかりと長編を進められるようになりました...今まで書こうとしても書けなくて(書くやる気がなかった)、あと一年前はそんなにネタがなかったというのも
ありますね。
主が転スラから小説入りしたんで色んな点もあります。
まあ異世界転生無理なんでこんな感じにしたんですが...
あ、のちの展開ですが、主人公死にます。どっちの意味かは
信じるか信じないかはあなた次第ですよ~
さぁて次エピソードも、サービスサービスぅ!(ミサトさん!?)
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