異世界にありそうな感じ

作者より:今回、多分短めです。


=====================================================

ゲームを開始してからもう三時間、

現在ジープっぽい車に乗っている。どうやら辺りに車がちょくちょくスポーンするらしく、中にはシルビアや

シボレーなども乗る人も居るらしい。

正直もうちょっといいスポーツカーっぽいものに乗りたいところ…

とそこで良いものを見つけた。


「これは…」つい声が漏れてしまう。

NSX NA1。有名なHONDAの最初のNSXである。今はACURAにその

ブランドを渡しているが、初代のその

洗練されているデザインは今も好む人は多い。

…どうやらこれは乗るしかないようだ…N○Sとかやっててこの車

凄い好きだったなあ…と言うことで

乗ってみる!


しっかり内部が再現されていて本当に力の入れようがすごい。しっかり

ウインカーとかも機能するしライトもパカパカする。ガソリンは入ってるらしく、

まあ切れてもガソリンスタンドはちゃんとあるからそこで補給はできるのだが。

しっかりこのゲーム通貨はあるのだ。

但し全世界共通物価でドル。

…一瞬コブラジョ○ョかと思ったよ。


試しにNSXで首都高を走ってみることにしたが、しっかり速いと実感できる。車の操作は大体ゲーセンにあるレースゲーム筐体の感覚とほぼ同じで、

そのまんま曲がったりブレーキをすることができる。

そんなこんなでドライブを楽しんでいる途中、首都高の外から爆発音が。

「おわっ!ちょ、あぶな…」

びっくりした衝撃でついハンドルが

それて壁にぶつかりそうになった。


車から降りて高速の外を覗くと、一人の少女と集団でやり合ってるらしい。

どうやら、体操着服…?のようなものを着て、ピンク色の髪の子。

そしてその手に持っているのはコンパスとRPG-7である。

「どういう奇抜なコスチュームだよ…

好みが分からん、身長小さいならロリコンみたいなやべー奴だと分かるんだけど、

明らかに身長でかいんだよなあ…」

そう、今見ているキャラ、見ただけで身長が167cm以上ある

少女なのだ。それでいて、RPG-7を連発しまくっている。辺りには死屍累々と言わんばかりの巻き込まれた敵たちの死体が一部がスプラッタになって倒れている。

バーベキューも出来そうなぐらいだ。


気付けばその少女はこちらにRPG-7の弾頭を向けているようで、笑顔で

トリガーを引こうとしている。

「トリガーハッピーかよ!流石に死ぬぞこれは!」と咄嗟に危機感を覚えNSXに即座にのりアクセルを踏んで立ち去ろうとする。

弾頭がすぐ後ろに着弾し爆風は来なかったが破片が体の一部に突き刺さってダメージとなった。車の方が軽傷で良かったと言えよう…


自分も仲間を集めなければ、と思った瞬間であった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る