11話目 オカマ依頼を受ける
昨日のちょっとした宴を楽しんだあと
私はすぐ自分の部屋で睡眠を取った
宿のベットで目が覚め外を見ると
綺麗な青空が見えた
「ふぅーー、今日もいい天気ね」
昨日は少し事件があったけど、今日はいい日に
なりそうね
そして着替えをしていると
「朝飯できたよー!降りてきな!」
女将さんの声がしたので一階の食堂へ向かった
「女将さん、おはようございます」
「おはよう、飯は出来てるから適当に座りな
持ってくから」
その言葉に返事をして、私は適当な席に着いた
「はいよ、今日はサンドイッチだよ
食べてしっかり働きな」
サンドイッチには、昨日と同じステーキが
挟まったものと、野菜が挟まったヘルシーなものが2個ずつ乗せられていた
「ありがと、頂きます」
私は、早速サンドイッチを食べ始めた
しばらくすると女将さんが話しかけてきた
「そういや、メオトはどんな仕事してるんだ
昨日のを見た感じ冒険者かい?」
「そうね、とりあえずは冒険者をしてるわ
でもある程度お金が貯まったら、商人になろうと思うの」
「商人かい、そりゃ珍しいねアンタぐらい
強かったら冒険者一本で暮らして行けるだろ」
「そうかもね、でももし怪我をして動けなくなったら生活が困るもの、余裕のある内に
将来のことを考えてるの」
「へー、言いたいことは分かるけどうまく
行くのかい、私も詳しくはわからないけど
商人は儲けられればいいけど、そもそも儲かるアイディアを考えるのが難しいんだろ」
「まーそうね、だから今はお金を貯めてゆっくり、アイディアでも考えるわ」
「それがいい、アンタの実力だったら大抵の
敵は尻尾巻いて逃げるだろうさ」
「もう失礼ね、それに逃げられたら稼げないでしょ」
「そうだったね、まっ頑張んな」
「ふふ、ありがと♪」
私は、食事のお礼を伝えて冒険者ギルドに
向かった
ギルドに入るとまだ朝方なためか多くの人で
混雑していた
(うーん、どうしましょう
まっ急ぐことでもないし、のんびり待ってようかしら)
それから数十分、人が少なくなってきたのを
見計らい掲示板へ移動した
(なるほどね、ギルドって魔物を倒すだけじゃなく、街のお手伝いや商人の護衛もしてるのね)
なにをしようかそう考えていると見覚えの
ない単語を発見した
「魔石?」
掲示板に貼ってある納品の依頼の中に
B級の魔物の魔石を求める依頼があった
(魔石って、なんなのかしら
名前の通りだと、魔力と関係ある石とか、かしら)
困った時の《異世界の基礎》
掲示板から少し離れて私は魔石について調べ始めた
(えーと、魔石は魔物の心臓に当たり
魔力を内包している石、主に錬金術師が
魔道具を作るためや儀式の際に使用される、魔物が自身が進化するためにも使われる)
と記載されていた
大体は予想通りだった魔力の宿る石、錬金術で使われたり儀式に使われるのは初めて
知ったが今はそこではない
(あれ、魔物って魔石を使って自分を強化
するのよねじゃあ私が殺した100近いゴブリン
放置したのやばいやしら)
知らなかったとはいえ、魔物の強化素材を
魔物の住む森に放置してしまった
もしあれを使ってさらに強い魔物が出てきて
原因が私にあるってバレたら、
たぶん大丈夫だと思うけど注意しないと
(これからどうしましょう、ゴブリンを倒したとこまで行くのは申し訳ないけど面倒だし
適当に何か依頼でもしようかしら)
そうと決まれば、適当な依頼を一つ取り
受付へと持って行った
「これ、お願いね」
私は、前回の登録をしてくれたエレナちゃん何か言いたそうにしてたので、そこに持って行った
「了解しました、オークの討伐ですね!
受理しました、ところで聞きたいことがあります。メオトさんのステータスとその表示に
ついて聞きたいことがあります」
「いいわよ」
「では、一つめ何ですかあのスキルのレベルはランクと釣り合っていませんよね次に年齢と性別の表示あれはなんですか、隠蔽のスキルで見えなくなることはありますがこんなは初めてです。」
「そうなのね不思議ね、でも乙女の秘密を探るなんてダメよ」
「勝手に見たことは謝りますがこっちも仕事なので怪しい人が居たら、上に報告しないとダメですし、なのに何故か話そうとすると
口が動かないんです」
大体、予想していたことを聞かれた
まず、なぜ彼女がこんな事を行っているか今のステータスが原因だ
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《名前》サオトメ•メオト
《性別》?
《歳》 ?
《レベル》26
《武術》
体術7
剣術5
槍術4
棍術4
盾術4
短剣術4
《魔術》
四大魔法4(火、水、風、土)
《特殊》
状態異常耐性5
気配察知5
威圧4
速力3
怪力3
魔力操作4
身体強化4
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
全部ではないが割と素直に表示している
こんなふうに出来たのは《特異点》
の効果である
見せたい物を選択できるスキルで自分のスキルを隠すのに使える、それだけだったら似たスキルの【隠蔽】のスキルもある
【特異点】は少し違う普通の隠蔽だとレベルより下の鑑定は防げるが同じ場合はランダムで隠蔽が剥がされ、上だと効果が無くなる。
けど《特異点》は普通の鑑定では破れず
さらに《エクストラ》の鑑定でも性別と年齢
以外は破れない、そして私のステータスに
ついても許可しないと喋れなくなり
私の性別、年齢を知った子の居場所はずっと居場所がわかるようになり見た相手のステータスを見れるスキルになっている
「理由を聞かれても困るわ、確かに私は少し強いかもだけど、話せなくなる理由は
知らないわ」
「そんなバカなことはありません!早くこの呪いか何かを消して下さい!」
「だから知らないって案外、乙女の秘密を
喋らないように、神様が禁止にしてるのかもね」
「何バカこと言ってるんですか!そもそも
どこに乙女がい!!!」
鋭い殺気が飛んできたことによりエレナの
言葉は止まった
「ごめんなさい♪最近耳が遠くってもう一度言ってくれる、次は間違えないように♪」
「目の前に居ました。すいません。」
「いいのよ、気にしないで♪」
全然気にしてないわけない、娚の反応に
ビビりながらエレナは答えた
「それじゃ、依頼に行ってくるわね」
そんなエレナを無視して娚はギルドを後にしたエレナは「もう嫌だ」と静かに呟いた
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