9話目 オカマ宿を探す

「ありがとうね」


そう言い通行人の男性に声をかけて私は、

歩き始めた

私は今、冒険者ギルドの道を聞きながら

歩いていた


「それにしても、王都は人も多いし広いわね

迷子になりそう」


そう私は王都に来たのは良いが、ギルドの

場所を調べるのを忘れていた


(たぶん、本を見ればわかるんだろうけど

急ぐことでもないし、のんびり探しましょう)


そう思った私は道を、適当な人に、

ギルドの道を聞きながら歩いた


「見たか今の」(ひそひそ)


「ああ、すごいな色々と」(ひそひそ)


「ママ、なんであの人、男の人なのに

女の人の格好してるの」


「ダメよ、指刺さないの!」


やっぱり目立ってるわね

私は今、レディースの少しお腹が見えている

シャツに肩に皮のジャケットを羽織り

ジーンズを履いているため、注目を集めて

歩いていた


(全く私って罪な女)


「着いたわ、ここがギルドね」


目の前には木でできた二階建ての、大きな建物があり目印として教えてもらった、クロスになった剣が看板に記されていた


「さてと、いよいよねとりあえず、ココで

カードを登録してから、宿でも探そうかしら」


冒険者たちは基本ギルドのあるところに

来たらギルドで登録をする

そうすることで自分がどこにいるのかを

ギルドが報告し行方不明になった際の

捜索の手掛かりに使われることがある

そうして私は扉に手をかけ中に入った


中に入ると所々に木製のテーブルが並び

冒険者らしき何人かが酒を飲んでおり

左に掲示板らしきもの、右に飲食店が

並んでおり、正面にはギルドの職員が

カウンターの奥で働いていた


「ごめんなさい、登録をしにきたの

どうすればいいかしら?」


私は、カウンターに居た一人の綺麗な赤い髪の女性に話しかけた


「はい、それではこちらにカードを渡して

ください」


そう言われて私はカードを彼女に、渡した


「えーと、Dランクのメオトさんですね、

登録完了いたしました」


「ありがと」


ギルドには、ランクがあり上からS、A、B

C、D、Eまであり、ギルドの依頼をこなして行くとランクが上がって行く 


冒険者はCランクやっと一人前と認められ

それ以上となると、貴族からも一目置かれる

存在になる


「この、ギルドは初めてですよね

依頼の受け方は説明しましょうか?」


「ええ、お願い」


「かしこまりました、まず私から右にある

掲示板にランクが合えば、誰でも受けれるようなフリー依頼を貼っています。

逆にあそこにない物は、特別な依頼、または

特殊な技能が必要な物がなります。その依頼は

私たち職員に聞いて貰えばお答えするので

お気軽にお聞きください以上で説明は終わります。」


「ありがと、助かったわ

あと質問なんだけど、ここの近くに安くていい宿ってないかしら」


「そうですね、ここの近くで安いのだと

《旅人の休憩所》と言う宿屋があります。部屋は少し狭いかもですけど料理の味は保証します。」


「わかったわ、そこにしてみるわ

何か目印はあるかしら?」


「はい、ギルドを出て右にしばらく進むと

青い看板が見えるので、それを目印にしてください」


「わかった、えーとあなたお名前は?」


「もうし遅れました、私はエレナと申します」


「エレナちゃんね、ありがと

また来ると思うからその時はよろしね」


「お待ちしております」


そして私は教えられた、目印を探しながら

歩き出した


「ここが、旅人の休息所ね」


2階建ての少し小さな建物の前で、私は呟き中へ入った


「いらっしゃい、初めて見る顔だねこの国は初めてかい?」


そこには少しふっくらした、女将さんが 

受付をしていた


「ええ、そうなの今は宿を探していて

お部屋空いてるかしら?」


「ああ、空いてるようちは料理はいいけど

部屋は小さいからね

食堂としてくる、客はいるけど泊まるやつはほとんど居ないからね」


笑いながらおばちゃんは、答えてくれた


「それはよかったは、とりあえず一週間、

お願いできるかしら」


「あいよ、一泊食事付き銀貨3枚だよ」


「安いわね、はいこれでお願い」


私は女将さんに金貨2枚と銀貨1枚を渡した


「まあね食事以外のサービスはそんなにだからね、じゃあこれが部屋の鍵だよ、2階の部屋の角だね、無くさないでくれよ」


「わかったわ、そういえば食事はいつ貰えるの」


「朝と夜だよ、昼は欲しかったらこの宿で

売ってるから買っとくれ」


「わかったわ」


そして私は宿の二階に行き自分の部屋に入った


「へー、ちゃんと綺麗じゃない」


女将さんから食事以外はあまりと聞いたけど少し狭いだけで生活する分にはあまり困らなそうね


「さてと何してようかしら、今は大体夕方

だからまだ夕食の時間じゃないし、だからって今から外出しても何も出来無さそうね」


少し考えていると


「あっ、ゴブリン倒してからステータス見てないわね」


前の世界に無かったからか、ステータスを

見ることよく忘れるわね


《鑑定》


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《名前》サオトメ•メオト

《性別》?

《歳》 ?

《レベル》26(6UP)


《武術》

体術7

剣術7

槍術7

棍術7

銃術8

盾術6

短剣術10


《魔術》

四大魔法4(火、水、風、土)

光魔法2

闇魔法2

影魔法4(1UP)

空間魔法5


《特殊》

隠密10

暗殺10

状態異常耐性10

並列思考10

気配察知9

威圧8

速力7

怪力6

調合5

罠察知5

魔力操作5(1UP)

身体強化4

料理3


《エクストラ》

万能 

魔法の才


《エラー》

特異点 

乙女の瞳 

完成された人種

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「うーん、レベルは上がったけどスキルは

あまり使ってないから、変化が小さいわね」


ゴブリン倒した時はほぼ短剣だったし

それに、魔法関係のスキル意外は3になると

なかなか上がらなくなってくるから、少し

考えないとね


(あとは、空間魔法を上げて家からここまで

移動できるようになりたいわね)


空間魔法には遠くの場所に移動できる転移魔法があり、それを使えればいつでも家に帰れる


「ただ、燃費悪いのよねここから、全魔力を使っても家まで、五分の一くらいの距離しか

移動できないしね」


空間魔法、魔力操作のレベルアップで

使用魔力は削減され、(完成された人種)の

効果でステータスが上がり易くなっているので時間は掛からないと思うがいつでも家に帰れる魔法は早く欲しいなと考えていた


「スキルは上がりづらくなったし、本格的にレベルあげないとね」


そうなことを考えていると


「おーい、飯の時間だよ降りてきな」


女将さんの声が聞こえてきた


「もう夕食なのね、どんな料理が出るか

楽しみね」


そう考えながら、少しテンションを上げ

下へ降りた










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