3話目 オカマ狩りをする

異世界2日目


「うーーーーーーん♪」


私は大きく伸びをし朝日を浴びていた、昨日は異世界に現着して、魔力操作の練習に

ほとんどの時間を費やし、疲れてすぐ寝てしまった。


「熟睡できたの、いつぶりかしら」


前世では、常に命を狙われていると、

考えながら生活してた、その影響で少しの

物音で目が覚めたり最大3時間で目を覚まし、周りに仕掛けたトラップを、確認したり

していたため今日のように7時間も寝るなんて数年振りレベルね


「ルキエルちゃんのおかげね、感謝しないと♪」


この屋敷には、ルキエルちゃんの特製結界が貼ってあり、半径百メートルは娚と一緒じゃないと入れないようになっている


さらに半径五百メートル付近には方向感覚を狂わせる霧が貼ってあり、結界まで着くことすら困難になっている


「さーてと今日は何しょうかしらね♪」


魔力を動かすのは、もちろん

あとは、自分の持つスキルの効果も試したい

ただ何より


ぐぅーーー


「お腹、空いたわね」


娚は数日は、何も食べなくても問題はないが、それとこれとは別、問題はないが腹は、空くのだ


「せっかく自由になったのに、わざわざ

逃亡生活の時と同じことしなくても良いものね」


そうと決まればと娚は、森に出かけるべく

ルキエルちゃんが用意してくれた道具を見ながら身支度を整える


「えーと確かここに、ルキエルちゃんが用意してくてた魔法の袋と、ナイフが3本あとは…

とりあえずこれでいいかしら」


準備を終え、いざ出発とその前に白い空間で説明された魔法の袋の容量を確認することにした


「中の空間が広がってるって説明されたけどこれどれくらいの、大きさの物が入るのかしら?」


乙女の瞳に備わっている《鑑定》を使った


《鑑定》

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(魔法の袋)作 ルキエル

説明

一見普通の袋だが、中は空間魔法により

広げられている、最大五万キロkgまで

収納可能


材料 A級以上の魔物の皮 A級魔石 


スキル 錬金術7

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(思ったより、すごい物もらったのね)


「ナイフの方はどうかしら」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(ミスリルのナイフ)×2 作 ルキエル

説明


ミスリルで作られた、

銀色に輝く美しいナイフ

錬金術で作られた最高の一品、魔力を纏い

易く属性の付与にも耐えれる



材料 ミスリル

スキル 錬金術7

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


これも、すごくいい物ね


「ルキエルちゃん、いいものくれたのね

それにしても、こんな材料どこから手に入れたのかしら?」


まっ考えても仕方ないわね

属性の付与って言うのはよく分からないけど、いい物くれたんだったら、その物に見合う

働きをしましょう


「さーて次はいよいよ、問題の物ね」


最後のナイフは刃も持ち手も真っ黒なだけのナイフであった


「でも私の勘が言ってるわ、これは、

間違いなく、やばい物だと」


そして恐る恐る見てみた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(死神のナイフ)作 ルキエル 

《持ち主》娚

説明

死神の魔力が溜まった、鎌の破片から

作られた至高の一品、設定された持ち主は、

いつでも《召喚》することができ

持ち主以外が触ると命を削り取っていく、

このナイフに切られたものは命を削られ

さらに不死、不老スキルを持つ者の命は、通常よりも多く削る

ある神の悪ふざけで生まれてしまった

全生命が恐る最恐の武器


通常 最大体力の0.01%を減らす

特攻 最大体力の0.1%を減らす

スキル

《吸命》《不死特攻》《不老特攻》

《再生不可》《不壊》《召喚》《隠蔽》


材料 死神の鎌の破片 邪竜の皮 

オリハルコン


スキル 錬金術10 鍛治10

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ふぅーーーーー(汗)」


なんだか久しぶりに叫びたい気分になったわ


「ルキエルちゃん、流石にこれはやりすぎ」


ルキエルちゃん、これはダメよ

私、なにと戦うの?

人ならある程度強くてもなんとかなるかも

だけど、《不死》、《不老》の化け物となると流石に、話し変わってくるわよ、なに勇者の敵こんな化け物ばかりなのすごく不安なんだけど


「ふぅー、よし一旦落ち着きましょう、

受けとった物は仕方がないものね、

もしかしたら使う機会も無いかもしれないし、ある意味最強の手札が手に入ったと

喜びましょう!」


なんだかえらく疲れたけど、とりあえず

森に行きましょう。あとこれからはもっと

武術や、魔術の特訓、さらに真剣に取り組もうかしら


それから屋敷を出て、霧が立ち込める森に

入り抜け出した先の辺りに居る気配を拾ってゆく


「この辺りからは、しっかり動物の気配がするわね」


(霧の中では虫とかの小さな生き物の気配しかなかったけど、霧を抜けるとしっかり動物が

生息してるのね)


「正面の方に、少し大きな気配があるわね」


(大きさからして猪みたいね)


娚は気配察知を使い離れた場所にいる動物の気配を感じとった


「とりあえず行ってみましょう」




(見えてきたわね)


そこから一キロ進んだ所には体調三メートル、高さ二メートルの大きな猪が川で水を飲んでいた


「さてと、どう仕留めようかしら

猪の体長は前の世界でも、なかなかの規格外ね、だからって銃も持ってないし」


数秒辺りを見ながら考えたのち


「しょうがないわね、ちょっと汚れるけど

幸い近くに川があるし、すぐ洗えば落ちる

でしょ♪」


そう決意すると娚はクラウチングスタートの姿勢をとり、覚えたばかりの魔力の循環を

使い身体能力を上げ


「よーい、ドン!」


その掛け声ともに娚の姿は消え、猪の側まで移動し、猪の瞳から腕を体内にねじ込み、猪の脳を抉り取った


「あーあ、腕が血まみれ、でもすごい

スピード出たわね前世の、大体二倍くらい

かしら? 魔力の身体強化ってすごいのね」


一切の声すらも上げずに絶命した猪の側で

呑気に独り言を喋りながら、自分の腕を

川で洗っていった


「ナイフがもう少し長かったら、血を浴びずに綺麗に頭落とせたのに、それとも魔力が

もっと使えるようになれば、手刀で頭落とせたりするのかしら」


腕を綺麗に洗い終わった娚は次の作業を開始した


「よし、さーて次は?」


腕を洗い終わった娚はナイフで猪の首を

落とし、猪を近くの太い木の枝に吊るした


「確かこれで血抜きはいいはず、こんな事ならもう少し動物の解体について調べたらよかったわ」


前世でサバイバル術は教えられたがどちらかと言えば本当に死にそうな時の生存方法を教えられただけで動物の解体は簡単にしか教えられいなかった


(いきなり異世界に連れて行かれて、猪を狩る状況なんて誰も予想できるわけないものね)


娚はとりあえず血が出なくなるまで猪を干して魔法の袋に詰めようとした所こちらに近づく気配を感じた


「何かこっちに来てるわね」


待つこと数分


「ギャギャ」


「ギャギ」


「ギャ」


緑の肌に子供程度の体格腰に布をまいた

醜悪な化け物がいた


「あら、これが魔物なのね初めて見たわ」


とりあえずは《鑑定》と 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《ステータス》×3

種族ゴブリン


《名前》なし

《性別》男

《歳》5

《レベル》3


《武術》

棍術1

《魔術》

なし

《特殊》

怪力1


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「へーこれがゴブリンなのね、よく創作物

で出てくる、さてどうしようかしら」


追い払ってもいいけどせっかくの、初魔物だし戦ってみたいわね魔物を倒してレベルも

上げないとだし、でもどう倒そうかしら


「決めたわ、人型に近いしこっちの魔物と

あっちの人間どんなふうに違うか確かめて

見ましょう」


とりあえず実験はじっくりやりたいし一匹

残れば十分でしょ


「さてと、誰を選ぶかなっと、うーん決めた

真ん中を残しましょう」


そう決めた瞬間、娚はゴブリンたちの

視界から消え、


「ハッ!」


左のゴブリンの正面に立ち、喉を中指の一本拳で撃ち抜き


「グギッ」


右側のゴブリンの背後に周りから首を折った


その作業が終わった娚はゆっくりと状況が飲み込めていないゴブリンに向き直った


「よし、こんなものね、さてと適当に

ゴブリンくんと呼ぶわね、少し実験の相手になってもらうわね」


ゴブリンは困惑していた、目の前で獲物が

消えたと思ったら後ろの二人の仲間が、絶命していたからだ、ゴブリンは悟った自分も

死ぬとそれも仲間二人より悲惨な死に方で


「うーん、痛みの感じ方は、向こうの人と

変わらないわね、けどやっぱり耐久力は

向こうより相当高いわ、他の魔物相手にも

試さないとわからないけど、人との耐久力の

差を確認できたわね、ありがとゴブリンくん」


さてとりあえず、ボロボロのゴブリンは捨て

猪の血抜きも終わったし、魔法の袋に入れて一旦家に戻ろうかしら


「ふふふ、やっぱり帰る家があるっていいわね♪」


娚は、スキップしながら帰ったあとは残ったのは悲惨な死に方をしたゴブリン三匹だけだった


「ただいまーっと、さてと血抜きまでは、

わかったけど次は、どうすればいいのから?」


確か食べられる部位は、肝臓、心臓、腸

だったかしらとりあえず腹を裂いて

食べれる部位を傷つけてないように取り出してと、とりあえずはこんなものかしら


「ふー、あとは取り出した部位を水で洗ってと家に置いてある冷蔵庫に入れて置きましょう」


うーん、言わなかった私も悪いけどルキエルちゃん、冷蔵庫や、厨房も揃えてくれたん

だから食料少し置いて欲しかったわね


「あら、いけないこんなに文句言ってるの

聞かれたら、ルキエルちゃんに消されそうね」


少なくとも死神の鎌の破片、邪竜の皮や、オリハルコンなど聞くだけでヤバそうな物を揃えるような存在に流石に文句は言う勇気はない


(錬金術、鍛治レベル10って凄そうなのも

持ってるし、最初の印象は純粋な子だったけど今じゃ、あの子のことよくわからないわ)


「考えても仕方ないわね、逆に考えましょう

そんな化け物が契約を守ってる間は、こちらの味方だもの」


(そう考えると少し気が楽になるわね、ただ訓練の時間増やして役に立つってしっかりアピールしないと、よし頑張るわよ)


決意を新たに娚は浴室で軽く汗を流し台所に立ち料理を始めた





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