第4話 安楽死方法 職員編

ここは65歳を迎えたご老人が来る施設。

来て早々安楽死ではなく、せめて最後ギリギリまで楽しんでもらうための施設でもある。

例えば

『トシエさん今日は何をするんですか?』

「折り紙がしたいね、孫とよくやったもんだ」


「歩けるうちにゴルフをさせてくれ」

『良いですよ、体に良いですしね』

「わしも参加しよう」

とこんなふうに平和ですよ。

一部を除いて



「この人殺しどもが!!家にかえせ!!」

『ッチこの人どうします?』

あー牢屋に入れといても大丈夫そうだね

『わかりました』


「殺さないでくれ……殺さないでくれ……死にたくないんだ!!まだ…」

『まだ大丈夫ですよ』

精神的に落ち着かせよう、日当たりのいい部屋へ



『キャァァァァ誰か!』

またか、拘束ありで牢屋に

「はい」


このように一部の方には手こずっていますが、お金がたくさんもらえるので職員は足りております。

『キエエエェェエァァァ』

あーすいませんすこしお待ちを

バンッ

ご安心下さい、すこし頭に刺激を加えさせて気絶させたので静かになりました。


厳しく誠実に安楽死をさせております、こちらのカプセルに入ることで苦しまずに家族や今までの思い出を振り返りながら亡くなることができ、寝っ転がり眠りにつくように死ぬことができます。


ご親族みなさまこちらの施設で安楽死できるプランもございます!


良かったらご検討ください。

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