第2話 四神獣の政党
青龍白虎朱雀玄武の政党とは一体何だろうか。 理事長は以下の案を用意した。
青龍党は科学主義の党である。 オタクの党である。主に新しいコンピューターを買い替えることを要求する政党である最新の OS を実装し最新の科学 成果を教育の現場に導入することを求める党である。 また図書室に漫画を導入しようと求める人たちを 主な 青龍党の党員イメージである。視聴覚室が青龍党の本拠地である。青龍党は学年の成績向上を掲げており 生徒たちが 将来 大人になった時 勉強しておいて良かった なと実感できる学校づくりに取り組んでいきたいと思うような人たちを囲んでいきたいと理事長は狙っている。 恐竜アドベンチャーや 機械システムなど青龍党の方々の発案で行われることを 理事長は期待している。
白虎党とは何か?白虎党とは 保健委員が司る政党である。 主に不登校の子や勉強についていけない子などを甲斐甲斐しく 面倒を見ようとする党である。 また 健康診断などの実権や保健室などを占領している。また学校のイベント等に生徒全員が出ることを強く望むような人たちを 白虎党の党員のイメージにしている。みんな仲良くを 合言葉に和気あいあいと学校のみんなが過ごし 気持ちよく過ごせるように少しでも幸せに暮らしが過ごせるようなことを朱雀 党の人たちは 思っている。不登校児童が減るように 理事長 も思案しているのである。
朱雀党とは何だろうか。朱雀党はスポーツや運動神経のいい子たちを 主な党員層として想定している。 体育の授業を増やす ように要求したり部活の時間を伸ばすように要求したり朝活の時間をスポーツの時間に変えようとしたりする人たちだ。朱雀刀は体育会系であり、体育祭の実権を持っている。運動場や体育館は 白虎党の領土である。とにかく1位になることが至上命題であり 優勝すること一番になること 絶対勝つこと をスローガンに掲げている。スポーツ大会で賞を取ってくること そして 学校の名誉をさらに増やすこと 理事長は 朱雀党の人たちにはもっと スポーツを向上させて我が校をさらに発展させることを期待しているのだ。
最後に 玄武党だ。 玄武党は環境主義者や ファンダメンタリズムなどの層を想定している。 環境主義とファンダメンタルは一見矛盾しているようだが 実際のところ 環境主義はお金儲けにもつながるのである。 持続可能性や資源管理の重要性を訴える。 ただの学校教育 なのに なぜか 資源管理を訴えるのである。これは理事長の発案で地方議会でも国政のどうしようもないことを学校で決めようという仕組み も導入しようということを 理事長が面白おかしく導入したのである。環境主義を掲げることで ファンドの支援を得ているため 青龍党に次いでお金儲けの上手い人たちの集団と想定している。空き教室や廊下 中庭 などが 玄武党のテリトリー。玄武党の人には意識高い人たちを呼び込み さらに研究結果を発表するなど 学校外へのプロモーション活動を実施することで 我が校の地位をさらに良くすることを期待しているのだ。
理事長は生徒がどう動くか 眺めることを楽しみに日々生きることを生きがいにするようにしていこう と心からそう願っていた。 あくまでも この時は。 生徒が理事長の手のひらの中で動くことを最初は想定していたのである。 しかし 生徒たちは思いもよらぬ行動 をたびたびとるのです。
四神獣学園 メグルハ @meguruha
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。四神獣学園の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます