精神崩壊 からの昇天
それから何回転生したのだろうか。
踏み潰されて
噛み殺されて
蜘蛛の糸で巻かれて体液を吸われて
蝿に襲われて蛆虫の苗床にされて
蚊の魔物に脳みそを吸われて
真っ二つにされて
粉々に爆散されて
みじん切りにされて
ドロドロに溶かされて
毒で苦しみ、麻痺で痺れ、鱗粉のようなもので幻覚を見て発狂しようが、文句を言おうが、泣き叫ぼうが若者の転生は神様によって何度も繰り返された。
そうして地獄のような時間が過ぎて99回の転生を終えて若者は目の前に帰ってきた。
「ふむ、ついに100回目か、1日もかからんとは少々早過ぎたかの」
「あぁーうぅーえへっえへ」
若者の精神は完全に壊れていた。
「もはや会話も成り立たんかぁ、まぁ仕方ないかの。お主は人の尊厳を踏み躙り己の欲望のままに生きた。その報いがこの転生じゃ最後までしっかり転生して地獄に落ちるがよい」
めっちゃかっこいいこと言ってるっぽい感じだが、これってストーカーが推しを汚されてブチ切れただけなんだよなぁと頭の中では思っているが、相手が神様なので決して口に出すことはしない。いやぁ考えていることが筒抜けの設定じゃなくてマジでよかった。とばっちりでああはなりたくない。
そんなことを考えていると若者は光に包まれて転生していった。
スクリーンにはゾンビのような足取りでふらふらと歩く若者が映し出されている。
そんな状態の若者の横の茂みがガサガサと揺れてゴブリンのような魔物が数匹現れた。最後まで瞬殺だったなと思ったがゴブリンたちは
「ぎゃっぎゃ」
「グゲグェ、ぎゃん、グェ」
と何やら声を出しているだけで一向に襲ってこない。しばらく見ていると
「あっ」
と女の子が声を上げてスクリーンから目を背けてしまった。何かあったかとよく見てみると1匹のゴブリンのイチモツが大きく反り上がっていた。
「マジか・・・男でも・・。」
ナニを大きくしたゴブリンが「グギャ」と声を上げると他のゴブリンが一斉に若者に近づいて衣服を剥ぎ出した。そうなってしまえば後はもうやるしかないよね。と当たり前のようにゴブリンはナニを男の尻に押し付けて蹂躙し始めた。
「痛い、ヤメテクレー」
あまりの事態に男の精神が一瞬覚醒したようだが体はゴブリンたちに抑え込まれているので当然動くこともできない。大きくゴブリンが腰を振った後若者の尻から白いものが流れ出してきた。あぁあれはゴブリンも白いんだな。
それから入れ替わり立ち替わりゴブリンが若者を犯していく。
「あっ射精した」
なんとこの短時間で男はメスとしてゴブリンに調教されてしまったようだ。
行為に飽きてきたのか一回りしたからか最後のゴブリンは若者の首を絞めながら腰を振り続けている。数分後全身を痙攣させて果てた若者は光に包まれて消えてしまった。
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