天罰!?

神様のヤバい暴露話という名の経緯の説明が終わって、さてこれからどうしようかと考えながら再び現れたスクリーンを見ていた。


森の中に再び現れた若者は森の中を歩いていた。さっきはいきなり魔物に襲われたが今度は大丈夫そうだ。そう思った時


(ゴォオオオオオオ)という音がどこからか近づいてくる若者もキョロキョロしてあたりを見回しているが何も見当たらない


(ボコッ)と地面が凹んだと思ったら若者はでかいワームか何かに丸呑みされていた。あっという間の出来事だった。悲鳴の一つも聞こえてこなかった。


そして再び部屋に光が輝いて若者が戻ってきた。

「うわーーーーーーーーー」

発狂していた。当然だろういきなり訳もわからないうちに丸呑みされていたのだ。正気のわけがなかった。


「早い帰りじゃったの。まだゆっくりと異世界を楽しんできていいんじゃぞ」

神様が若者に皮肉たっぷりに声をかける。流石に自分の置かれている現状がおかしいと思ったのだろう。若者が神様にかみつく

「神様どういうことだ。いきなり魔物が襲ってきたぞ。それに・・・オェ」

喰われた瞬間を思い出してしまったのかその場に胃の中のものを吐いてしまった。

「汚いのぉ、まぁ片付けくらいしといてやるからさっさと行ってくるといい。何せあと98回もあるでの」

そう神様がいうと、若者は光に飲み込まれて転生していった。

スクリーンには青ざめた顔の若者が映し出されている。今度はその場にうずくまって周囲を警戒している感じだ。

すると若者の後ろの地面が何やら波打っているように見えた。

隣の女の子にも見えたようで

「あれなんだろう?」と口にした途端

若者を蟻のような虫が襲い始めた。

「うわぁなんだこいつ。あっ痛!gyaaa」

蟻たちは若者に噛みつきあっという間に喰らい尽くしてしまった。

「オェ」流石に今のはこたえたのか女の子が吐いていた。俺も思わずもらいゲロをしてしまいそうになるがどうにか耐えた。

部屋に光が溢れ若者が戻ってきた

「あぁあああぁああぁあぁあ」

軍隊蟻も真っ青なスピードで食い殺されたとはいっても、今度のはさっきの丸呑みとは比べ物にならないくらいきつかったようだ。

「はぁはぁはぁ、おい神このやろう。あいつらはなんだ!あんなのがいるなんて聞いてないぞ」

「そりゃそうじゃ言っとらんからの?お前の苦しみなんぞユキちゃんの苦しみに比べればまだまだじゃ、てことでさっさといってこい」

「なっ、おいテメェ」

再び光に包まれて若者は転生していった。

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