第9話 チート能力?

前書き

私って曇らせが好きなんですけど過剰に摂取するとちょっと精神がダメージ受けるんですよ

まだまだ修行が足りないですね

あと前回夢見が良質タックルした少女ですが

髪は黒髪で目は赤で服装はマフラーに長袖長ズボン、手袋もしてます

まるで肌に見られたくないものがあるかの様ですね

あと急遽主人公にチート?能力をつけることになりました

※文章崩壊&中身無し回です


本編

―[閲覧不可]―


 「[閲覧不可]さん…これ…」


 「つまり[閲覧不可]…?[閲覧不可]明らかに[閲覧不可]となるな…」


 「少なくとも今は[閲覧不可]ません、私の自我が戻りつつあります。」


 「…昔の[閲覧不可]の自我はよっぽど強かったみたいだね…"星位"を刻んでも時々自我が戻ってくるのだから。…しかし今の段階で[閲覧不可]を[閲覧不可]すのはまずいな…まだ全員を[閲覧不可]できる段階まで進められていない…」


 「…ごめんなさい[閲覧不可]さん、あと少しで自我が完全に戻ります。私を[閲覧不可]する事を推奨します。」


 「ああ、分かった。」


―何処かの病院―


 気がつくと見知らぬ部屋の見知らぬベットの上にいた。

周りが非常に清潔であったこと、記憶を辿り大きい怪我をしたことを思い出したことからここが病院であると推測する。


 「起きたか。」


 近くで声が聞こえた。

誰だろうと思い顔を向けると声の主はオルドであることが分かった。


 「オルドさん…」


 「…幾つか話すことがある。お前が見たやつの説明とか個人的な事とかな。」


 「あの子とバートリさんは…?」


 「ああ…お前が助けた奴はちゃんと生きてるよ。あとバートリは森の調査に行ってる。」


 「そっか…よかった…」


 「さて…お前が見たやつは変異体と言ってな。動物や人間…まあ魔物を除いたあらゆる生き物に起こりうる現象で、基本的にそれらが死ぬことによって起こる可能性がある現象だ。」


 「理屈は分からんが…その現象が起こると死んだ後に魔力が大量に発生してその後に生き返りながら身体が変化していくんだ。そうして自我がない化け物に生まれ変わっちまう。一部は自我を保つ事が出来ているが…いつまで保てるのかは誰にもわからない。」


 「それって…治す方法とかは無いの?」


 「さあな、少なくとも俺が知ってる限りじゃ治ったって奴は聞いたことが無い。じゃあ個人的な話に移るが…お前は、何故あの時魔法を使わなかった?」


 「あー…普通に忘れてた。」


 「…まあいい、次だ。あの時に何か変な感覚がしたか?例えば精神に魔術的な介入があったとか…」


 「…?特に変な感覚は無かったと思うけど…」


 「…分かった。じゃあ俺は帰るぞ。あ、ファウストがお前の身体について話があるらしい。」


 「分かった。」


 「お前は…少し優しすぎる。」


 オルドが去る間際にそう発した。

少し時間が経ち、ファウストが部屋に入ってくる。


 「やあ夢見。早速だけど…君が寝てる間に身体を調べさせてもらった。」


 「え?」


 困惑の声を漏らす。


 「いやまあ悪いとは思ったけど…」


 「で、まあ…先に言っておくけど君は厳密に言うと人間とは少し違う。というのも、君の心臓に魔物しか待っていない器官…魂石が見つかった。」


 「魂石ってなんですか?」


 「魔物が必ず一個は持っている器官で、魔物はそれに自分の魂を固定することで腕を切られても頭を叩き潰されても魂石が破壊されない限り辺りの魔力を吸収して肉体を再生して復活できる。…で、それが君の身体にあるわけだ。実に興味深い…魂を魂石に移すという考えは人魔戦争時代に一度考えられた。だが魂が多大なダメージを受け、肉体が再生しない上に魂石がある程度大きくなければならず、それを身体の中に入れることにより生命活動が制限されるという問題があった…だが君は魂にダメージを受けていない上それを心臓と一体化させ先程言った生命活動の制限の問題を解決している。一体どのように…」


 「…いや、この話は一旦やめにして、要するに君は致死性の傷を負っても―心臓が破壊されない限りだが―肉体を再生できる。現に君の身体は脊髄に損傷があったにも関わらず傷跡が残っていない程に再生しているし後遺症も残っていないはずだ。」


 「あ、確かに。ってことは私不死身ってこと?」


 「…理論上はそうだね。そうだ、下であの子と…あとベアも来てた、あの子ベアが支援してる孤児院の子らしいよ。」


 「へぇ…ベアさんってそういう所あるんですね。」


 「いや…いや、やめておこう。勝手に個人的な事を喋られるのは誰にとっても嫌だし。じゃあ私も伝えておきたいことは伝えたし帰るね。じゃあね。」


 そしてファウストは部屋を出て行った。

…しかし傷が完全に治っているのだからここにいる意味はない様に思えてきた。

それに不死身か…でも傷を負えば痛みは感じるからそれほどチートって感じじゃ無いな…

そう考えているうちにあの少女が入ってきた。


 「あ…その…助けて頂いてありがとうございます…私の為に身を挺して守って頂いて…」


 「いや大丈夫だよ。私もこの通り生きてる訳だから。」


 「でもあんな大怪我…」


 「大丈夫。跡も残ってないくらいに治ってるから。」


 「…本当ですか?」


 「さっきファウストって人から聞いたんだけど、私の体の中に魂石って言うのがあるみたいで、周りの魔力を吸収して傷を治せるんだ。それに…私がたまたま飛び出した先に君がいただけ。君はたまたま私にぶつかっただけ。ただそれだけだよ。」


 「…ですが助けて頂いたのは事実です。何か…恩を返せませんか?」


 「―分かった。じゃあ…友達になってくれる?」


 「勿論良いですよ。でも…そんなことで良いんですか?」


 「ここに来てから友達と呼べる様な人はいなかったからね。それに私はこの世界のことをあまり知らないから、教えてくれる人がいたら良いなって。」


 「…ありがとうございます。自己紹介がまだでしたね、私の名前はエリシュ。よろしくお願いします。」


後書き

次回から第一章になります

※次の次の回からになりました

次回枠余ればキャラのトラウマでも書こうかな

あと投稿頻度が終わってますが失踪はしません

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転生したら5本の指に入るほどの実力者になれた件 ぬーん @noonn

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