第7話 冒険者とは
前書き(お詫び)
前にあった7話と8話は無かったことにしてください
設定を変更します
カロリングは極めて一般的なギルドです
護衛だったりを専門とはしていません
ちゃんとストーリーを練らなかったためにこうなりました
誠に申し訳ありません
※この話は殆ど内容が無いようです
本編
「そう言えば夢見に一つ聞きたいことがあるんだけど…いいかな?」
「いいですよ。」
「元の世界に帰りたいかい?」
「…」
確かに元の世界に帰りたいというのは少しある。
だが元の世界に帰ったところでそこに私が帰る場所はあるのだろうか。
金を稼ぐためにアルバイトを何個も回りへとへとになりながら帰ることに意味があるとは思えなかった。
それに比べればたとえ手足を引き裂かれだとしてもこちらの世界の方が遥かにマシだと感じた。
「別に。私はこの世界にこれて良かったなと思ってます。魔法を使えたり見たこともない動物や植物、全てが新鮮で面白いと感じてます。何より前の世界と違って養ってくれる人がいますから。」
「…そっか、それなら良かった。」
◇◆◇
「さて…今日は君がこの世界で暮らしていくための生活基盤を建てようと思う。まあ私たちがいなくとも衣食住をちゃんとまかなえるようになって貰いたい。」
「で…やってみたい仕事とかあったりする?」
「逆にどういう仕事があるんですか?」
「有名どころだとやっぱり冒険者関連だね。冒険者だけじゃなく冒険者教会とか名のある冒険者に武器を提供している工房とかも人気。他の所は…確かオリーブ商会とか国それぞれの騎士団…治安組織とかルカ医師団あたりが人気かな…」
「一番稼げる職業って何?」
「一番稼げる?個人個人によるけど冒険者かオリーブ商会かな。」
「じゃあ冒険者することにします。…そういえば何で冒険者証取らせたんですか?」
「一番手っ取り早く入手できて身分証の代わりになる物がそれだっただけ。本当はしかるべき場所に書類なりなんなりを届ければ発行は出来たんだけど…本音を言うと書類仕事が面倒だった。」
「…」
「いや…その…取れるって確信してたから…あと実際に取れたんだし…」
「まあそうですけど…」
「言っとくけど夢見もまあまあおかしいからね?普通一番稼げるからって身の危険がある冒険者になるとかそんな人滅多にいないよ?」
「でも稼げるんですよね?」
「それは本当に強い人たちの話だからね?確かに強い魔法師になれる才能はあるけどそこからもっと努力しないと稼ぐのは難しいからね?」
「才能があるんだったらいいじゃん。」
「…まあこれ以上止める気は無いからいいや。じゃあ冒険者の仕事について説明していくね。」
「まず冒険者は冒険者協会か各ギルドに帰属してて、そこに向けて出された依頼を達成して報酬金を受け取るっていうのが基本だ。」
「まあそこは想像してた通りですね。」
「そうなの?…他に依頼などで倒した魔物を売り捌いて金を稼ぐ事もできる。冒険者協会が魔物とかの素材を買い取ってくれるサービスがあってね、色んなものを買い取ってくれるし上限もないけどそのかわり市場価格より少し安めなんだ。」
「それって乱獲する人とか出てくるんじゃ無いですか?」
「乱獲の対処はたまに依頼として出されたりそもそも冒険者協会が監視をしてるから犯罪を犯した事実が見つかると冒険者証は剥奪される。あと冒険者協会に"カラス"と言う治安維持のための組織がいてね、依頼を受けた冒険者をある程度監視して危険があれば救助、犯罪を犯したら冒険者協会に報告をする。まあ流石に危険すぎる場所には近づかないけどね。」
「そう言えば冒険者証に書いてあるこの7級冒険者って何ですか?」
「それは冒険者の強さを表してて、7級から1級まである。特殊な級として特級と準1級があるけどまあ特級も1級も準1級も化け物って考えていいよ。具体的な強さとしては6級は7級3人分、5級は6級3人分って感じで上がっていく。」
「他に聞きたい事はあるかい?」
「特に無いです。」
「そう、じゃあ明日から実際に依頼を受けてもらうからよろしくね。」
「はい。」
後書き
書いてる時に進路の事を思い出してちょっと苦しかった
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