第6話 冒険者試験②

前書き

お 詫 び

前回の試験手数料と言うのは間違いです。正しくは冒険者証発行手数料です。

いつか直します。


投稿遅れてすまんかった

※ここには怪文書が載る予定でしたが私の理性が「いやこれは流石に…」となった為載せていません。



本編

 私たちは職員に言われた通りに攻撃系の試験を受ける場所に向かった。

そこはマネキンが幾つか置かれていることと外である事以外にはほとんど特徴も無く、かなり広い場所だった。


 「ではここで攻撃系魔術師の試験を行います。ここでは魔術の射程距離、発動速度、火力を計測します。」


 「そこに四人ずつ並んでください。前の列の試験が終わりましたら呼びますので少々お待ちいただけると幸いです。」


 職員が何人かおり、受験者の整理を行っている。

少し時間が経ち、私たちが試験をする番となった。


 「では一番右の貴方から名前をどうぞ。」


 「アラン・カミル。」


 「分かりました。では次の貴方。」


 「アリュ・アルトロイドだ。試験官の方に先に言っておく、いくら俺の魔法がすごいからって驚くなよ?」


 「はい。(めんどくさい奴だな…)次の人。」


 「夢見 現です。」


 「はい、では次、最後の人。」


 「エリリス・アグリッドだ。」


 「はい。まず射程を測るわけですが…あの人形に魔法を当てるだけです。当たらなくとも試験に落ちる訳ではありませんので気楽にやっていただければと思います。」


 「じゃあ…カミラさんからどうぞ。」


 「はい。」


 そう言うと彼は手を突き出す。

すると手の先に魔法陣が展開され、雷が人形の方へ飛んでいくのが分かった。


 「はい次。アルトロイドさん。」


 試験官はそれに驚く事も無く、次の受験者に合図をする。


 「我が高潔なる魔法を見せてやろう。吹っ飛べ!」


 こちらも同じように手を突き出し、手の先に魔法陣が展開される。

すると火の玉が飛んで行き、人形にぶつかると爆発を起こす。

爆発により地面に直径1mぐらいの窪みができたのが分かる。


 「アルトロイドさん、出来れば会場の破壊は控えてください。」


 「これはすまなかったな、手加減の仕方は習ってないもので。」


 「はぁ…次、ウツさん。」


 「はい…」


 私は魔法の練習を思い出し、しっかりと氷で人形を貫くイメージを建てる。そしてそれを外に向ける。

すると手から氷が飛び出し、人形を貫いた。


 「はぁ?」


 試験官の1人が素っ頓狂な声を出す。


 「詠唱なしで魔法陣の展開も無しで魔法を使うだと?魔道具の類か?」


 「いや違うぞ。俺は魔術学校行ってたからわかるが、あれは独立魔術って言うやつで、簡単に言えば詠唱も魔法陣もいらない魔術だ。魔道具を使っているわけじゃない。」


 別の試験官が先の言葉を訂正した。


 「そういうのってどうやったら分かんの?」


 「有名どころの魔術学校じゃ魔力の流れを見る授業があるんだよ。肉眼で魔力の流れが把握できる様にならないと魔道具作ったりするの難しいからな。」


 「へぇ…じゃ次、アグリッドさん。」


 「ああ。」


 「そういえば貴方どこかで見たような…」


 「気のせいだろう。もう撃ってもいいか?」


 「あっはい。」


 何やらブツブツと何かを唱えると、彼の前に光の球が浮かんだ。

それが勢いよく人形に向かって飛び、1mほど吹き飛ばした。


 「次は発動時間を計測しますのであちらへどうぞ。」


 案内された場所は砂時計がいくつかある程度で他には何もなかった。


 「じゃあこの壁にちゃんと当たる程度の強さで出来るだけ速く魔法を撃ってね。3回まで出来るので心配はいらないよ。」


 先ほどと同じように名前を聞かれる。

その後、一人ずつ砂時計で時間を測りながら魔法を撃った。

全員成功したようだ。


 「は〜い、じゃ次はあっちね。火力の測定。」


 そこには岩が何個かあり、職員の数も10人ほどと多い。


 「じゃあここでは魔法の火力を測るんですが…全力を出して大丈夫です。わざわざ10人で防御魔法張ってるので。」


 「じゃあ名前をどうぞ。」


 先と同じように名前を答える。


 「カミラさんからどうぞ。」


 「はい。」


 先ほどと同じように魔法陣を出すのではなく、知らない言語を喋り始めた。

しばらく経ち、詠唱が終わる。

その瞬間に耳をつんざくような音と白く光る一筋の雷が岩に小さな穴を開けた。

それと同時に地面にへたり込んだ。


 「後でマナポーションを支給しますので魔力切れは心配しないでください。カミラさん、立てますか?」


 「は、はい…」


 そしてカミラは建物の中に入っていった。

その裏で職員が魔法を使い岩に開いた穴を直している。


 「じゃ次、アルトロイドさんどうぞ。」


 「我が家系が誇る炎を見せてやろう!」


 幾つもの魔法陣が展開され、素人目にも破壊力がある魔法だということがわかる。

10秒ほどかけてようやく放たれたその火球は岩に当たり、それを完全に破壊した。

その凄まじい熱が爆風に乗ってこちらに伝わってくるのがわかる。

これだけの爆発が起きているにも関わらずあたりの地面は抉れていない、恐らく防御魔法によるものなのだろう。


 「じゃあ次、ウツさんですね。少しだけ待っててください。」


 職員たちが壊れた岩を魔法で作るまで少し待つことになった。


 「はい、どうぞ。」


 「あ、はい。」


 岩を砕くイメージをしっかりと想像する。岩を砕くためにはやはり爆発させるのがいいだろうと思い、アルトロイドと同じように火球を撃ち爆発させるイメージを立てた。

そして今までと同じように魔法を撃つと、岩はその爆発により破壊されていた。


 「はい次は…アグリッドさんですね、少し待っててください。」


 試験官がそう言い新しい岩を作る裏で、アルトロイドが少し複雑そうな顔をしているのが分かった。

その理由は自分の魔法と同じぐらいの威力を魔法陣も出さずに撃ったのを見たせいだと分かった。


 「アグリッドさん、どうぞ。」


 「ああ…」


 そう答え、ブツブツと何かを唱えると、地面を足で叩いた。

すると地面から棘が生え、岩を貫いた。


 「…今回の受験者強いの多くない?」


 試験官の1人がそう言った。


◇◆◇


 「ウツさんですね、試験は合格です。こちら、攻撃系魔法師の冒険者証となります。」


 それは自分の名前と自分が7級冒険者であること、攻撃系魔法師であること、有効期限らしきものが書かれていた。


 「こちらに人間または魔人の場合は指紋、獣人の場合は鼻紋をつける事になっているのでこちらのインクをお使いください。」


 鼻紋とは何のことだか分からなかったが私は人間なので指をインクに触れさせ、指紋をつけた。


 「はい、ありがとうございます。発行手数料として10ギルお支払いください。また、年に一度更新をする必要があるのでお気をつけください。」


 10ギルとはどれくらいか分からないのでポケットからベアに渡されたお金を全て出した。


 「銀貨一枚で十分ですよ。」


 少し恥をかいた。


◇◆◇


 その後、遅れないうちに馬車に乗った。

既に昼になっていたことを思い出した。お腹空いた…



後書き

今回の話は書きたいというイメージが湧かなかったせいで書くのが辛かった

多分一番文章が崩壊している

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