第2話 美咲のSNSでの紹介

翌日、仕事を始めようとパソコンを開くと、またスマホが震えた。美咲からのLINEだ。


「翔、今SNSにアップしたよ!フォロワーたちも喜んでるみたい!」


「ありがとう、美咲。どんな反応か楽しみだな。」と返信すると、すぐに美咲からリンクが送られてきた。


リンクを開くと、美咲のフォロワーたちが僕のデザインを称賛するコメントで溢れていた。「このデザイン素敵!」「どこのカフェのロゴ?」といった声が多く寄せられていた。


「すごいな、こんなに反響があるなんて...」とつぶやきながら、少し緊張した。


その日の仕事を終え、夜になってスマホをチェックすると、見慣れない名前からのメッセージが大量に届いていた。ほとんどが女性からのメッセージだった。


「こんにちは、翔さんのデザインに感動しました。もっと作品を見てみたいです。」

「翔さん、デザインの依頼をお願いしたいのですが、可能でしょうか?」


「どうしよう、これ...」と戸惑いながらも、一つ一つ返信をしていく。


そんな中、美咲からのLINEが再び届いた。


「どう?反響すごいでしょ?」


「うん、正直驚いてるよ。たくさんのメッセージが来てる。」


「よかった!翔の才能、もっと多くの人に知ってほしいからね。そうだ、涼も今度会おうって言ってたよ。」


「涼もか。そうだね、久しぶりにみんなで集まるのもいいかも。」


その後、涼からもLINEが届いた。


「翔、元気か?美咲から聞いたけど、デザインの反響すごいみたいだな。今度、みんなで集まろうぜ!」


「涼、久しぶり。元気だよ。集まりか、いいね。いつがいい?」


「来週末とかどうだ?」


「了解、楽しみにしてるよ。」


それから数日間、SNSのフォロワーが増え続け、仕事の依頼も順調に増えていった。僕の生活は少しずつ忙しくなり、充実感とともに新しいチャレンジに向き合う毎日が始まった。


次の週末、再び美咲と涼、そして他の友人たちと渋谷のカフェで再会することになった。その日を心待ちにしながら、僕は日々のデザイン仕事に没頭していった。


再び渋谷のカフェに集まった僕たちは、昔の思い出話や最近の出来事について語り合った。美咲はSNSでの反響を報告し、涼は最近始めたスポーツイベントについて話していた。


「翔、本当にすごいよ。あのデザイン、一気に話題になったね。」美咲が嬉しそうに言った。


「ありがとう、美咲のおかげだよ。まさかこんなに反響があるとは思わなかった。」


「それでさ、今度新しいカフェのオープニングイベントがあるんだけど、翔も来てくれない?」


「新しいカフェか。面白そうだね、行くよ。」


涼も話に加わる。「俺も行くよ。翔のデザイン、直接見られるなんて楽しみだ。」


こうして、僕の生活はさらに忙しく、そして充実したものになっていった。新しいチャレンジが次々と訪れる中で、僕は自分自身の成長を感じながら、未来に向かって歩み続けることができた。

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