タイトル[意味不明の間取りについて]

絶望を超越するもの

タイトル[意味不明の間取りについて]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で昼飯を食いながら話をしていた。


「そういえば前から思っていたんだけれど

意味不明の間取りだよなここの空き教室って」


「そうだな、何でこんなにも天井が高かったり部屋に

窓が無かったり部屋が縦にではなく横に広かったりするんだろうな?」


「本当に不思議ですよね?」


「そうだな、それなのにこう言った

意味不明な間取りは結構実際にあったりするよな」


「そうですね例えばこれとか」


そう言って彼は一つの写真を彼に見せた。


「これはトイレに壁が無くて丸見えで見えるし

キッチンが目の前にあるしキッチンの近くに

冷蔵庫がないし玄関を開けると目の前にトイレと

キッチンがあるしでこんな家に一体誰が住むんですかね?」


「さあね、私にはわかりかねますね

それにこんな家よりも更に酷い家だってあるんですよね」


そう言って彼は一つの写真を彼に見せた。


「これは玄関を開けると目の前にトイレと

キッチンとバスタブがあるがそれ以外の部屋が一切ない

さっきの所でさえ物を置いたり普通に頑張れば生活できたのに

この家からは何をどう考えても生活という物をさせる気はない」


「ここで生活できる人がいたとしてもその人は絶対に異常者でしょうね」


「そりゃそうだろうな」


そうして二人は意味不明の間取りの話で盛り上がって行った。

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