タイトル[雑魚と呼ばれた俺たちの能力は最強だった!]

絶望を超越するもの

タイトル[雑魚と呼ばれた俺たちの能力は最強だった!]

この世界リトムアウルでは14歳になった時に神より加護を授けられる

その加護は千差万別であるが99%以上の確率で有用な物であり

人類の歴史4961年の間でも有用では無いものは数百個も無いとされるが

その数百個の有用でも無いものも人間に理解できていないだけであり

有用なものであるとされる、そして加護は基本的に親と子で似たものとなる

そして皇帝歴4961年のある日一人の剣聖の家系である子爵家の三男の

アル・ルシウスは14歳の誕生日を迎えて加護を神より受け取ろうとしていた


「アル・ルシウスよこの私の前に立ちなさい」


「はい」


「何時は聖なる数字である14歳に此度なった

故に慈悲深き神は何時に加護を与え賜うて下さる」


そう神父様が言うとアル・ルシウスは神の像に向かって頭を垂れた


「これが何時の加護である名を[ベクトル操作]と言う」


そう神父様が言うと皆はざわついた何故ならば

剣に関係する力ではなく聞いたこともない加護だったからである

そしてルシウスの父は神父様に言った


「神父様この加護は一体どの様なものなのでしょうか?」


「神父たる私はこの人類の歴史4961年の間の

全ての加護を知っていますがこの様な加護は初めて聞きました」


「それでは神父様、ベクトルと言う言葉には聞き覚えはあるでしょうか?」


「ベクトルは私も知らない言葉と言うことは

かなり専門的な言葉なのか或いは

神しか知ることのない言葉なのかもしれません」


「そうなのですか、よしルシウス

少し何もない広い場所に移動して加護を試すぞ」


「わかりました父上」


「お前とお前はベクトルと言う言葉を調査する様に奴らに言って来い」


そうしてルシウスは父について行った




◇◇◇




「よしルシウス、加護を使ってみろ」


「わかりました」


そうして何が起こるかわからないために

皆がルシウスから離れてから加護を使うと


「何も起こっていない?」


「何か感じるかルシウス?」


「いや何も感じないですね父上」


そうして数時間ほど様々使い方をしてみたが

やはり何も起こっていない様にしか見えなかった




◇◇◇




そうして様々な方法でベクトルについて調べたが全く見つからず

周りにも4961年の歴史で数百個しかない有用では無い

雑魚能力に目覚めた無能と様々な人は陰口をしたがそれを父は

ルシウスにそんな戯言を気にするな神が与えて下さった加護に

不要なものがあるはずは無い絶対にその力は有用なものなんだと

言われてルシウスは自分が情けなかった、そしてルシウスは

ここにいることに耐えられなくなって家を出て冒険者の中の

発掘者と呼ばれるものになった、何故ルシウスがこれを選んだかと言うと

このベクトルと言う言葉は遥か昔の遺跡に書かれてはいたが

内容は一切不明ということだから内容が書いてある何があるかもしれないと

ルシウスは冒険者の中の発掘者となって様々な遺跡を渡ること数年


「4961年の歴史で数百個しかない有用では無い謎の加護は

ラプラスの悪魔・四つの力操作・天上天下唯我独尊

色即是空・三千世界・パラダイム・シフト・明珠在掌

マクスウェルの悪魔・厭離穢土欣求浄土・神聖四文字

パンドラの箱・事象の地平線・ディラックの海

照見五蘊皆空、度一切苦厄・イベント・ホライゾンなど様々

これらには何か関係性があるはずなのにまるで見出せないし

本当にどう言った加護なんだこれは一体?なんか凄そうではあるんだがな?


そう独り言を言いながら遺跡で手に入れた物を鑑定していると


「これはまさかベクトルについて書いてあるのか!」


そう言って遺跡で見つけた旧本の古代語の解読を進めて行くと


「これは間違いなくベクトルについての旧本で間違いない!

よしこれで遂にベクトルが何であるかがこれでわかるぞ!」


そうして旧本を数週間かけて読み解いて

行ってベクトルについて少しだけルシウスは理解した


「もしかしてこれはこの旧本を見つけた?星?研?所遺跡で

他にもベクトルについての本を見つけて完璧に理解して

使うことができたのならばきっと俺は何だって成れる何だって出来る!」


そうしてここから始まるのがベクトルについての

旧本を見つけた一つの遺跡?星?研?所遺跡で巻き起こる

雑魚能力と呼ばれる能力を持つ俺たちの冒険譚である

まあまだこの時の俺は一人なんだけれどこの一日後にこの俺は

運命の出会いを果たすことになるんだがそれはまた今度話すことにしようか

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