第22話 葛葉ライドウ&業斗童子

 イケブクロのターミナルからイケブクロ本営に向かって歩くと


 王国のメノラーの炎が、激しく揺れている…


 おい、アマラ深界にいたカマラちゃん。

 安心して歩けるとか言ってたよね?

 それともアレは魔人に該当しないわけ?


 本営前にある階段にいるマネカタの台詞も変わっている。


マネカタ

「銃刀法違反でした。

 学生の方でした。」


マネカタ男

「黒服の学生が探してたぞ。

 隼人って悪魔を探してたぞ。

 …キミ知ってる?」


 俺だよ。

 意を決していくしかないか。

 カグツチFULLに調整して階段を上り切ると、ヒョコッとモコイが現れた。


モコイ

「なんだかとってもダークネス。

 ボク、ボルテクス界デビューしたッスよ。

 ウヒッ、デビルサマナークズノハライドウ対人修羅…

 それってイケてる?」


 モコイがそう言いながら階段を振り向く。

 その目線には、学生服の少年と黒猫がいた。


ゴウト(黒猫)

「…人修羅とやら。

 まずはその力を見極めさせてもらうぞ!」


 少年が足早に階段を駆け上がり、勢いよく襲い掛かって来た!



※ライドウ戦の対策について


 『挑発』+『ヨシツネ見参』の物理攻撃が超強烈。

 クリティカル率が高い為、クリティカルが出ると更に+『挑発』される。

 たった1ターンで防御力が4ランクダウンという最悪のパターンに。

 ラクカジャの重ね掛けだけで対応するのは、かなり厳しいと思う。

 これの対策にはデクンダが最適。

 魔人マタドールLV31か、幽鬼ピシャーチャLV32のどちらかになる。

 折角アマラ深界に行けるので、魔人マタドールを選択。


 他に厄介なのは『モコイブーメラン』。

 全体攻撃+精神パニックなので隼人は禍魂イヨマンテの一択。

 仲魔は精神無効なタイプのみでまとめる。

 これには壁役として最適な物理無効の邪神アラハバキを選択。

 お前は基本、立っていればいい(見た目、土偶な置物だけに)。


 あとは回復(メディア)役に聖獣ユニコーンを選択した。


※追加パック『マニアクス版』の場合


 登場人物がデビルハンターダンテに変更。

 登場の仕方も一変、ダンテは本営ビル(サンシャイン60)の屋上から

 飛び降りてくる。相変わらず高い所から飛び降りるのが好きな奴だ。

 これを見るとデビルメイクライをやりたくなる。

 戦闘に関する対策はライドウと同じ。

 スキル名もダンテ用に切り替わる。



1ターン目


 魔人マタドール、煌天の会心、

 隼人、気合い、

 聖獣ユニコーン、煌天の会心、

 邪神アラハバキ、攻撃を躱される、

 魔人マタドール、タルカジャ、


ゴウト

「ライドウ、まずは慎重にな。

 間違っても殺すなよ?」


 ライドウ、聖獣ユニコーンにブギウギ、

 聖獣ユニコーンは躱した


2ターン目


 魔人マタドール、煌天の会心、

 隼人、攻撃、

 聖獣ユニコーン、煌天の会心、

 邪神アラハバキ、煌天の会心、

 魔人マタドール、タルカジャ、

 隼人、気合い、

 聖獣ユニコーン、ラクカジャ、


ゴウト

「ライドウ、少し力を抜きすぎではないか?

 人修羅め、なかなかやる…」


 ライドウ、挑発、魔人マタドールにブギウギ、

 魔人マタドールは躱した


3ターン目


 魔人マタドール、デクンダ、

 隼人、攻撃、

 聖獣ユニコーン、煌天の会心、

 邪神アラハバキ、攻撃を躱される(速6だから躱されやすいのか?)、


 ライドウ、挑発、隼人にブギウギ、

 隼人は躱した


4ターン目


 魔人マタドール、デクンダ、

 隼人、攻撃(会心)、

 聖獣ユニコーン、煌天の会心、


終了。



 まさかの無傷で終了。

 警戒していたヨシツネ見参とモコイブーメランは無し。

 …挑発とブギウギだけって、あまりにもつまらないぞ。

 ノーマルモード、あんまりじゃないか?

 昔PS2版をプレイした時は、ヨシツネもモコイも普通にきたぞ。

 今のノーマルって、昔のノーマルより楽な設定になっているんだろうか?

 ノーマルでこれなら、更に楽なマーシフルだとどうなってしまうんだ?

 アトラスさん、もう少し敵側のスキルも見せた方がいいと思うぞ。



ゴウト

「ライドウが認めるその力。

 やはり、なかなかのものだな…

 人にあらず悪魔にあらず…故に人修羅、か…なるほどな。

 今、戦ったこの男の名はライドウ。

 そして我はゴウト。

 まあ、しがない探偵だ。

 ある老紳士の依頼で貴様の様子を探りに来たのだが…

 ライドウ、うぬの言う通りになったな?

 老人の思惑が気になる、

 少し調べて見る必要がありそうだ。

 事と次第によっては、もう一度ライドウと手合わせするかもしれぬぞ?

 …それまではその命、大事にしておくのだな。」


 ゴウト君よ、ブギウギだけで力を見極めるって無理がないか?

 こっちが全員無傷で終わってしまった以上、最後の台詞はパッとしないぞ。


 ライドウが背を向けて去っていく。


ゴウト

「ライドウ、これは一筋縄ではいかなそうだな?

 気を引き締めて調査するとしよう。」


 勝手に戦いにきて勝手に満足して帰った感じだ。

 隼人自身は「何だったんだ、今の?」くらいにしか思っていまい。


 隼人はようやく、イケブクロ本営の門を開ける。

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