第23話 イケブクロ本営

 門を開けて中に入るとすぐ妖鬼オニがいる。

 たぶん門衛なんだろう。


悪魔(妖鬼オニ)

「マントラ軍になんか用かい!」


 トールに『ゴズテンノウに会え』って言われたからね。

 でもその前に本営を探索しちゃいます。

 Sターミナルがあったので、とりあえずセーブ。

 あとは各部屋・各階をまわっていく。


1Fの部屋(その1)


悪魔(妖鬼オニ)

「オマエがトール様に認められた悪魔だとぉ!?

 …なら、ゴズテンノウに会いに行け。

 最上階でお待ちかねだろうよ。」


1Fの部屋(その2)


悪魔(妖鬼ヨモツイクサ)

「裁判に勝った悪魔ってのはオマエか?」


隼人

「はい。」


悪魔(妖鬼ヨモツイクサ)

「やっぱりアレか、『物理攻撃』ってヤツか?

 あれは、クリティカルが出たら、ダメージでかいからな。

 まあ…攻撃が当たれば、の話で、バクチみたいなもんだけどよ。」


1Fのエレベーター前


悪魔(妖鬼オニ)

「地下の牢獄に、人間の小僧をブチ込んでるぞ。

 人間は絶好のマガツヒのタネだからな、

 死なねえように気い使って大変だぜ。

 …まあ、見に行ってみろや。」」


B1F


 銭湯の番頭みたいな感じで妖獣ヌエがいる。


悪魔(妖獣ヌエ)

「キサマぁ!

 この先は泣く子も黙る牢獄だぁ!

 囚人にヘンなマネするなよ!ヘンなマネするなよ!」


 とりあえず左側から入ってみる。

 牢がいくつかならんでいた。


捕囚マネカタ

「マントラに捕まるとこの牢にブチ込まれるか、

 捕囚所に送られるかどっちかです。

 捕囚所ではマガツヒを搾り取ってます。

 ヒドイです、ゴーモンです。」


 隣には夜魔サキュバス。


悪魔(夜魔サキュバス)

「アタシのセクシーさが通じないなんて…

 マントラ軍って失礼しちゃうわ!」


 たぶん、スキル『誘惑』があればチョロいと思うぞ。

 その隣はまたマネカタ。


捕囚マネカタ

「く、来るな!

 ビーム出すぞ!」


 ビーム…もうちょっといい脅し文句は思い付かなかったか?


捕囚マネカタ

「知ってます?

 さっき、裁判に勝った悪魔が釈放になったらしいですよ。

 少年の様な悪魔らしいけど、きっとバケモノだね、そんなヤツ。」


 散々レベル上げてから来てるからな…バケモノと言われても反論出来ん。

 次は右側へ。


捕囚マネカタ

「…オレ、また捕まりました…」


捕囚マネカタ

「おまえ、マントラのアクマか?」


隼人

「いいえ。」


捕囚マネカタ

「ほんとにぃ?」


 次の牢で、ようやく勇を見つけた。

 左肩をおさえ呻いている。

 入り口でトールとやりあった時の痛みがまだ残っているようだ。


「…!

 隼人!来てくれたか…痛たた…

 …クソぉ、悪魔のやつら、いつまで閉じ込め4とくつもりだよ…

 聞いたよ、おまえ決闘裁判で勝って自由の身だってな。

 オレの方は…この通りさ。ただ、すぐに殺すつもりは無いらしい。

 しばらくはムリせず、逃げ出すチャンスをうかがうよ。

 体も痛むしな…

 そうだ!それより祐子先生だよ!オレ聞いたんだよ!

 ニヒロ機構に巫女がいるって聞いたことあるだろ!

 あれ、祐子先生なんだ!

 しかも、じっとしてる場合じゃねぇんだ!

 マントラのヤツラ、もうすぐニヒロ機構に攻め入るらしいんだよ!

 先生捕まったら…やられちゃうよ!

 頼むよ、隼人!

 マントラがニヒロを攻めたら、先生を助け出してくれ!

 今のオマエの力なら、出来ない話じゃないだろ?

 オレにはできないから…頼むよ、隼人!」


 とりあえずはゴズテンノウに会ってみるしかない…か。

 隣の牢には夜魔インキュバス。


捕囚悪魔(夜魔インキュバス)

「オレ様はニヒロ機構の悪魔だが、スパイがばれて捕まっちまった。

 アンタにイイ事を教えてやろう。

 奥の扉の先には、マントラのお宝が眠ってるぞ。」


 そう言われたので、とりあえず行ってみるが、

 今の隼人の力では、扉は開きそうにない…

 とりあえず1Fに戻る。


1Fの部屋(その3)


悪魔(妖獣ヌエ)

「グハァァァァ!弱いヤツに用はネエ。

 オルトロスとヤクシニーは、弱いからオマエに負けた、それだけだ。

 そんなヤツらは用無しダァ!」


 宝箱からはマハムドの石1個。


1Fの出入り口(東側の大門)


右の門番悪魔(妖鬼ヨモツイクサ)

「オレたちは固い結束力がウリの門番だ。」


左の門番

「この大門は、誰も通さねえ。」


右の門番

「大門の先には、マントラの大切な施設があるからなぁ。」


左の門番

「おお。カブキチョウには行かせねえ。」


 牢にいたマネカタが語っていた捕囚所の事だろう。

 今は行けないのでここは無視。

 階段で2Fへ上がる。

 通路の先にある扉を開けると、決闘裁判の真下のフロアが見えた。

 血で汚れた床に幽鬼ガキが2体、それを見ているマネカタがいる。


マネカタ男

「裁判に負けたヤツはガキのオナカの中です。

 そしてボクは、食べ残しの掃除です。」


右ガキ

「グエ…グエ…グエエエエ…」


左ガキ

「ハイシャ…モット…クワセロ…」


 奥の通路に妖鬼オニが立っている。


マントラ軍の悪魔(妖鬼オニ)

「…くそっ! 気に入らねぇ・

 トールに認められたぐらいで、調子に乗ってんじゃねぇぞ。

 オレの方が強いことを、思い知らせてやる!!」


 妖鬼オニ1体との強制戦闘。

 放電、攻撃、アギラオで終了。


 妖魔ディースがLV26に。

 マカトラを覚えた。

 ソーマの雫を手に入れた。

 ディースの体に異変の兆候が見える…


2Fの部屋(その1)


マネカタ男(右)

「なんすか? なんすか?

 ボクは、ゴズテンノウじゃないっすよ?」


マネカタ男(左)

「ボクたち、マントラ軍にコキ使われてるだけです。

 どうか食べないで下さい。」


2Fの部屋(その2)


悪魔(妖鬼ヨモツイクサ)

「ニヒロの悪魔にはよぅ、敵を呪い殺したり、体を異常にしちまうのがいるらしい。

 …オレの体、相性悪かったら一発デッドかよ…」


 宝箱からは集魔の笛1個。

 戻って北側に進む。


2Fの部屋(その3)


悪魔(鬼女ヨモツシコメ)

「アンタがトール様に認められたヤングな悪魔かね?

 アタシゃあ、『ふぁん』になっちまったよ。」


 思わず後ずさりしながら「どうも…」と返事する情景が目に浮かぶ。

 隼人だって、婆さん悪魔より若い女悪魔の方が良かっただろうに。

 急いで部屋を出て、気を取り直して階段で3Fへ。

 この階は決闘裁判の階なので、マップを確認すると半分以上埋まっている。

 近くにあるエレベーターはこの階までなので、まだ未踏のフロアを歩いていく。

 決闘裁判の部屋の手前に妖鬼オニがいた。


悪魔裁判官(妖鬼オニ)

「おお…裁判に勝ったオマエか。

 ゴズテンノウは最上階においでだ。

 闘技台の先のエレベーターで、会いに行くといい。」


 そういえば捕まった時に入っていた牢はどうなっているのか。

 見に行ってみると、鬼女ランダはまだ牢の中にいた。

 台詞もそれほど変化無し。

 その隣、隼人が入っていた牢には、なんとあの時の妖鬼オニが入っていた。


元看守悪魔(妖鬼オニ)

「…ちきしょう!

 オマエとの取引がバレて捕まっちまった…

 なあ、オレの対戦相手教えてくれよ?」


 教えられるなら教えてやりたいが、全く分からんよ。

 笑ってしまいそうだが、可哀想なのでぐっと堪える。

 その隣には太ったマネカタがまだいた。


マネカタ

「ああ…キミは。

 …ボクは裁判に勝っても、どうせカブキチョウ送りだ…」


 先にあったエレベーターで60Fへ(3Fと60Fしかない)。

 着いた先は長い階段。

 行き止まりにある宝箱からは3000マッカ入手。

 途中にある飛び降りられる箇所から飛び降りると、一気に本営入口につく。

 但しHP1になってしまうので無闇に飛び降りない方が良い。

 ここで出現する悪魔は魔獣バイブ・カハのみ。

 隼人の放電+電撃高揚で苦も無く倒せる。


 階段を上り切ると64F。

 いよいよゴズテンノウに会う。


 ゴズテンノウの間。

 扉の先から強い妖気を感じる。

 隼人は扉を開けて中に入った。


 そこには巨像があり、マネカタが祈りを捧げている。

 隼人が近付くと、巨像の目が輝いた。


巨像の声

「よく来た、隼人。

 大いに歓迎しようぞ。

 我はゴズテンノウ。

 マントラ軍の長として、悪魔らを導いておる。」


ゴズテンノウ

「しかし、その方の戦い見事であった。

 新たな猛き悪魔の出現…誠に喜ばしい。

 まずは褒美じゃ。遠慮なく受け取れい。」


 隼人はゴズテンノウから力を授かった。

 隼人の能力が上がり、更に2体の仲魔を使役できるようになった。


ゴズテンノウ

「ハッハッハ!

 その身に精がみなぎったであろう。

 これが我の力ぞ。

 今後とも我に尽くせば更なる力を授けようぞ…

 どうじゃ? これなら我がマントラに仕えること異存あるまい?」


隼人

「決められない。」


 マネカタを奴隷にしているのって、好きになれない。

 キッパリ断りたいところだが、力を頂いた手前もある。

 優柔不断に思われるが、今は決められないとしか言えないだろう。


ゴズテンノウ

「ムゥ…釈然とせぬやつよのう。

 我に従えば、その身に宿す力を一時に解放することになろうというに。

 しかし、我がマントラ軍には興味があるようだな。

 ならば悪魔として、我らが働きを見た後、再び決めればよい。

 もっとも、おまえは我らと共に戦う運命にあると見るがな。

 さて、話そう。

 我らマントラの敵なるはニヒロ機構…それは知っておろう。

 ヤツら、世界に静寂をもたらすなどと企みて、我らを脅かしておる。

 もうこれ以上、ヤツらの振る舞いを見過ごしてはおれぬ。

 我は断を降した。

 我がマントラ軍は、ニヒロ機構に攻め入る!

 そして奴らを滅ぼす!

 配下の悪魔らには、ギンザにあるヤツらの本部に攻め入るよう既に命じておる。

 おまえも悪魔ならば、ギンザに行けい。

 この世界を脅かす者どもを成敗するのだ!

 我はゴズテンノウ。

 悪魔を、混沌の国を導く者なり…」


 部屋から出た後は急いでエレベーターへ。

 仲魔の枠が増えたので、途中で魔獣バイブ・カハを洗脳で仲魔にした。


 3Fのオニの台詞も変わっている。


悪魔裁判官(妖鬼オニ)

「ついに、ニヒロ襲撃の号令がおりた…

 オマエも行くんだろう?

 もう、みんな行ったぜ。」


 1Fに下りて、Sターミナルに向かう。

 手前にいるオニの台詞も変わっている。


悪魔(妖鬼オニ)

「クソッ! オレは居残りだ…」


 まあ、流石に本営を空には出来ないという事だろう。

 Sターミナルでイケブクロのターミナルに戻ってセーブ。


 そしてターミナルを出ると、ギンザに行く前にやる事が1つ増えていた。

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