第17話 ギンザ大地下道(魔人マタドール)

 早速、太った門番マネカタの元へ。


門番マネカタ

「何度来てもダメなのです。

 この門は開けられないのです。

 …

 …?」


 隼人は、マネカタの手紙を手渡した。


門番マネカタ

「…え? アイツからの手紙?

 …

 …?

 …!

 …

 …わかったのです。

 そういうことなら、仕方が無いのです。

 …よし、通してやるのです。」


 門番マネカタは扉を開けてくれた。

 隼人がそこを通っていく。


門番マネカタ

「ここを通りたい時は、いつでも声を掛けるのです。」


 たぶん今回限りだと思う。

 2度も通る用件が思い付かない。


 通るとすぐT字路。右側の通路は行き止まり。

 左側の通路を進むと


 王国のメノラーの炎が激しく揺れている…


 緊張感を高めた良い雰囲気を醸し出している。

 とりあえず通路脇の宝箱から傷薬2個入手。

 近くには腰を抜かしたマネカタがいる。


マネカタ

「…で、で、で、出たー!

 死神が出たー!

 この先、この先!」


 はいはい、今倒すから待ってて。

 煌天の会心があるので、カグツチFULLに調整して挑む。


 とてつもなく恐ろしい悪魔の気配がする。


謎の声

「…メノラーの炎が、私を戦いに駆り立てる。

 貴公が誰かは知らぬが…

 メノラーを持つ以上、戦いは避けられぬ道だ。

 …誰にも邪魔はさせぬ、私の結界内で雌雄を決しようではないか!」


 隼人は床に吸い込まれていった…

 そこはエアーズロックのような岩山がバックにある平地。


謎の声

「…この結界、脱しうるのは唯一人。

 即ち勝者のみが敗者のメノラーを奪い、戻る事が出来る。

 メノラーを持っているという事は、貴公もまた最強の力を得んとする者か?」


 謎の声の主が地より姿を現した。

 骸骨頭の男が闘牛士の姿をしている。


謎の声

「だが、それは許されぬ。

 最強の力を得る資格は、最高の戦士にこそ相応しい。

 そしてそれは…

 血と喝采の中、数多の命を絶ってきた最強の剣士…

 即ち私、マタドールにこそ相応しい。」


マタドール

「貴公はメノラーを手にする者としては、失礼ながら力不足と見受けられる。

 私のような者に渡すのが相応だが…言った所で聞き入れはしまい。

 ゆえに貴公の体に問おう。

 私と貴公、どちらがメノラーを持するに相応しい強者かを…

 この剣とカポーテにかけ、今宵もまた勝利を誓わん!!

 さあ、血の劇場よ!

 最高の戦いの幕開けだ!」


☆魔徒:檀 隼人/禍魂カムド/LV30/HP246/MP129

 仲魔:女神アメノウズメLV18/鬼神ゾウチョウテンLV28/聖獣ユニコーンLV21


★悪魔:魔人マタドール/HP1000/MP500/700マッカ/EXP1200

 相性:衝撃・破魔・呪殺・バッドステータス攻撃無効

 能力:血のアンダルシア/赤のカポーテ/気合い/マハザン/挑発/デクンダ


※対策:1回でスクカジャMAX状態にする『赤のカポーテ』にはデカジャ。

    デカジャ後に煌天の会心を決めて、プレスターンを稼ぐ。

    『気合い(または挑発)』『血のアンダルシア』と続く物理攻撃には

    禍魂カムドを装備。

    威力次第では、ラクカジャまたは雄叫びでダメージの軽減を図る。

    マハザンには女神アメノウズメ(衝撃無効)でカバーする。


マタドール

「いざ、突いてこい!

 我が魂に触れることは出来まいがな!!」


1ターン目


 魔人マタドール、赤のカポーテ、聖獣ユニコーンに攻撃。

 聖獣ユニコーンすぐ反撃。


 隼人、気合い、

 女神アメノウズメ、タルカジャ、

 鬼神ゾウチョウテン、デカジャ、

 聖獣ユニコーン、煌天の会心、

 隼人、攻撃。


マタドール

「なかなかやるな。

 だが、貴公に真実の瞬間を見ることはできん。

 それを見るのは…この私だ!!」


 まだ1ターン目が終わったばかりなのに、もうこの台詞が出る。

 やはり気合いがあれば、突撃のスキルは無くても問題無い。


2ターン目


 魔人マタドール、赤のカポーテ、気合い。


 隼人、雄叫び(魔人マタドールの気合いに対抗)、

 女神アメノウズメ、タルカジャ2回目、

 鬼神ゾウチョウテン、デカジャ(もはやただのデカジャ使い)、

 聖獣ユニコーン、煌天の会心、

 隼人、気合い、


3ターン目


 魔人マタドール、血のアンダルシア、

 隼人に躱され、プレスターンアイコンを失う。

 聖獣ユニコーン、また反撃。妙に反撃の出る確率が高い。


 隼人、攻撃。


 以上で終了。



 隼人はLV31に。

 会心を覚えた。

 禍魂カムドの力を完全に引き出した。


 隼人は基礎のメノラーを手に入れた。

 そして魔人マタドールの結界から出る。

 すると


 …何処からともなく、聞き覚えのある女性の声が聞こえてくる…


淑女

「…やはりメノラー同士は引き合いましたか…

 隼人、お願いがあります。

 急ぐ必要はありませんが、そのメノラーを持って、

 私どもの所まで来て頂けますか?

 ターミナルを使って、アッマラ深界まで転送されるようにしておきます。

 詳しいお話は…こちらに来て頂いた時にさせていただきます。

 その時まで、メノラーを無くさぬよう、お気をつけ下さい…」


 淑女の声は聞こえなくなった。


 アマラ深界に行くのは、禍魂をもう少し揃えてからにしようと思う。

 とりあえずはギンザ大地下道の後半を探索してしまおう。

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