第9話 コラボ配信1
「やっほーみんな元気かな⁈今回は愉快なお仲間と一緒に配信してくぞー」
「は〜い青の蕾は幸福の印!蓮華ブルー進藤あおいで〜す。みなさんにハッピーお届けしますよ〜」
「赤の蕾は情熱の印!蓮華レッド赤羽シオリ‼︎ストッパーのつもりだができるか心配だ!だが、心強いのがいるからな!」
「緑の蕾は成長の印!蓮華グリーン
:ついにやってきたかこのコラボ!
:三人の予定だったはずなのにまさかのネムちゃん⁈
:予想を超えてくるのがカラーズだ!
:第一声からわかるあかちゃんの存在
「そういえばいまはあかちゃんですね〜」
「あおい先輩、推しカプ見たらテンション上がるのは当然ですやん」
「ドヤることじゃないしその語尾どうしたんだ⁈」
:推しカプ見たらテンション上がるのわかりみ
:めちゃくちゃになりそうな予感しかしない
:ツッコミ二人で足りるんか?
「実質一人だから。私カウントしないでくださーい」
「ちょっ⁈私一人じゃ足りないからな‼︎」
「おっ?ネムシオタイムですか?ほどよい飲んでいいですか?」
「シャッターチャンスですか〜?」
「シャッターチャンスじゃないんで。あとほどよいはないよ……」
:早速収拾ついてなくて草
:待って?シャッターチャンスの話をしてるということは?
:オフコラボということだ!
「そうそう!私たちはなんとネムちゃん特製ケーキを食べながら配信しております‼︎羨ましいだろ〜」
「ぼくはチョコケーキですよ〜美味しいです〜」
「待て!それだとあおいがチョコケーキみたいになるだろう!ちゃんと食べてると付け加えて言わなければな!」
「そんな赤羽先輩は苺ショートケーキ食べてますよ……赤いからって苺が好きなんですって」
:くっそ羨ましい!
:可愛い子の手料理とか羨ましいんだが⁈
:彼女にケーキ作ってもらえる俺勝ち組
:くそっ、俺は自分で作るもんね!
:ただお菓子作り得意なやつおるやん
:赤いからって苺好きなしおりん可愛い‼︎
:あかちゃんはなに食べてんの?
「私はかんわいいネムちゃんが作ったチーズケーキ食べております。プラス今隣にいて抱きついてますからね!ふっふっふっ!」
「正直暑苦しい……赤羽先輩より暑苦しい」
「なんで私にまで毒舌なんだ‼︎今はやみに何か言っていたところだろう⁈」
「まあまあ、シオリといつでも会話したいんですよ〜ネムは」
「べっ、別にそんなんじゃ!」
:ツンデレ乙
:あおちゃんナイスアシスト!ツンデレネムたん最高‼︎
:やみちゃんそこ代わってやれ
:抱きつくのはシオリンがしたいと思ってるって
コメントがナイスすぎるんだが⁈
というか本当に私今邪魔だな?百合の間に挟まりたくはないので……
「シオリ先輩どうぞ!ネムちゃんに思う存分抱きついてください‼︎」
「い、いやなんでだ⁈別に私は緑谷に抱きつきたいわけではないぞ⁈」
「そんな遠慮しないで〜ほらほら〜」
「あおいはグイグイ押すな!」
:俺たちはなにを見てるんだ?
:てえてえ、てえてえなあ
:限界ニキさんちーっす
「あの、今回って進藤先輩とやみちゃんのコラボだったんじゃ?」
「ネムちゃん、私は正直そんなのはどうだっていい。今はネムシオが見たいだけなんだ」
「ぼくも見たいんですよ〜」
「あおいまで⁈くっ、し、仕方がない!緑谷、失礼する‼︎」
「ちょっと赤羽先輩⁈」
:な、なにが起きたんだ?
:実況してもらわないと分からないんだが?
:あかちゃんが静かになってるとか何事?
「あー、目の前が素晴らしい!もうね声も出せないぐらいに悶えておりましたよ!だってネムシオが、ネムシオが……」
「ぼくはレッスンの時とかにみますけどね〜なんでシオリはこんなにためらっていたんでしょ〜だきつくのとかいつもしてるじゃないですか〜」
「だ、だって配信の時にはしないし……それになんか恥ずかしかったんだ!」
「いつも暑苦しいくせになんなんですかほんと……」
:えっ?抱きついたんですか?
:いつも?って言ったよなさっき
:いつもしてるってことか⁈配信だからって恥ずかしいって⁈シオリン可愛いかよ‼︎
:面倒くさそうにしてるけど照れてそうなネムちゃんも可愛いだろうが!
:あかちゃんが限界そうにしてんの何気いっちゃんおもろい
「シオリ先輩っていつもネムちゃんに抱きついてるんですか?あか、気になります」
「えっ、い、いや、その……」
「この人しょっちゅう抱きついてくるから。というかいつもこのテンションだし暑苦しいんだよね」
「バラすな!私はかっこいい先輩でいたいのに!」
「もうむりだとおもいます〜」
:某キャラみたいな言いかたしてる!
:あれは名作
:それなー!
:シオリンが可愛いのはみんな知ってる
:面倒見もいいからかっこいい先輩ではあるんだろうけどな
「もう私のことはいいだろう⁈チョコ返ししていこう!」
「はーい」
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