第124話 久しぶりのステータス。

アマネの言うとおり、巻物に血を一滴垂らすと巻物と繋がった事を理解し、感覚で魂に入れる方法が分かったのですぐさま魂に収納する。

その瞬間、ステータスを見ようと念じると目の前に画面が浮かぶ。


名前:キジ丸

職業:忍者・極

クラス:極忍

状態:普通

HP:1848366/1848366

MP:1127291/1127291


ユニークスキル:【五法一術】


スキル:職業・【忍換装】【偽装職】


       【戦闘術・極1682】【分身術・極1753】

       

       【空蝉術・極1541】【隠密・極1629】


       【変装術・極】【不動金剛術・極1718】


       【遁術・極1857】【口寄せ術・極】


       【瞳術・極1616】【職忍1544】


       【式紙23】【魔除け11】


       【陰陽陣5】【召喚術1】


       【呪文1】【糸操術18】


       【人形術3】【玄武21】


       【念力26】【仙術27】


       【テイム1】【黒刀25】


       【霊源31】【魔導剣法12】


       【複合魔導15】【魔導領域8】


       【原初魔法20】【赤魔法陣3】


       【魔法薬5】【環境創造16】



    特殊・【暗視】【看破1438】


       【魔力制御1991】【罠感知1155】


       【罠解除1023】【気配察知1997】


       【環境適応1511】【空間感知2026】

       

       【魔力感知2045】【魔力遮断1933】


       【魔纏1589】【影渡り】


       【透視1253】【追跡1118】


       【使い魔1471】【霊視1092】


       【精霊言語】【危険察知1374】


       【念話】【死霊感知966】


       【物質生成】【巻物作成】


       【魔導書・初級】


    技能・【採掘1024】【水泳1213】


    耐性・【空腹1031】【打撃1755】


       【斬撃1872】【刺突1983】


       【恐怖1899】【精神2137】


       【毒1725】【眠1674】


       【呼吸1296】


    流派・【理源流・上級】【瞬神流・初級】


       【鬼滅剛流・初級】【影明流・皆伝】


称号:異界者、サバイバー、生産者、到達者、極めし者。



なんか最後に見た時よりHPとMPがかなり増えてる。

既に100万を超えてるし。

ってまさか、教えてもらった職業スキルが、そのまま職業スキルになってるとは、忍者なのに良いのか?


技能スキルは殆ど【職忍】スキルに統合されたから、2つしか無い。

後はスキルレベルが上がってるくらいかな?

訓練は欠かさずやってるからね。

スキルレベルもカンストの1500を超えて2千越えもあるし、このままもっと鍛えよう。

他に変わったところは……特に無しと。

称号に何か追加されてると思ったけど、何も無いし。


「まさかステータスが見れるようになるとはね」

「フフ、ログアウトや他のメニューはありませんが、ステータスが見れるのは良いでしょう?」

「だな。っていうか何で見れる? ゲームシステムが無いこの世界で」

「それはあなた達のスキルと同じです。ステータスは職業の証によって見れるようになってるのです」


あぁ、そういう事か。

確かにゲームシステムが無いこの世界で俺はスキルを使えてる。

スキルというかスキルの使い方? 魔力制御などで使えるのは、俺自身によるもの。

ステータスはあの巻物に依存してるって訳ね。

その巻物が魂と同化したからHPとMPも見れると、それにゲームの時みたいに画面が実際に表示される訳ではなく、自分だけが見れるようになってるのは、ゲームシステムが無いからだろう……ん?


「他の職業のプレイヤーも、これをすればステータスが見れる?」

「はい、これを他の者に伝えるかは、キジ丸に任せます」


うむ、知らない奴には、良い取引材料になりそう。

そこで爺さんを見てこの里に住む者達の事が頭に過り、気になったので聞いてみる。


「この里の者達は、巻物を持って無いよな?」

「いえ、全員持っていますよ?」

「はっ? ちょっと待て……まさかこの世界でも職業用の新たな巻物を作り出せるのか? 職業を持たない者に、忍者の職業に就かせる事が出来ると?」


頷くアマネ。

マジかよ。

現実の異世界で職業システムが……っ!?


「才能」

「ええ、あの才能は、そのままの意味です」


うわぁ。

マジであの職業に就けるって事かよ。

あれ?

でも他の職業は……。


「私は全ての管理AIが統合された存在ですよ?」


心を読むな。

そうか、つまりアマネが居れば、他の職業に就けるって事か。


「じゃあ……」


俺が言う前にアマネは首を横に振り、答える。


「それは出来ません」

「なんで……って、そうか、アマネはいま『1人』だもんな」


頷くアマネ。

1人で全ての人に職業を授けるなんて、それこそ何年掛かるって話しだ。

ライゴウ達は、たまたま拾われ力を貰っただけで、態々世界を回って人に職業を授けるなんて出来る訳無いよな。

俺が全員の核を破壊するのを断ったのと一緒だね。

ゲームシステムがあれば、簡単に授けられるけど無いから仕方ない。


うむ……まあ、現状どうする事も出来ないか。

とにかく依頼の詳細を聞こう。

ちゃちゃっと依頼を完了して報酬が欲しい!


「で? 誰を暗殺してほしいのかな?」

「仁皇国の政府の人間を、そうですね……4人、暗殺して下さい」

「その程度の暗殺なら、この里の者でも出来るのでは?」

「いえ、4人の内1人は大統領で他の3人は、この国で言う覚醒者です。それもかなりの、里の者には荷が重いのです」


それほど強い奴ってまさか……。


「プレイヤー?」

「はい」


まさかプレイヤーの暗殺依頼を受けるとはな。

しかし、意味も無く暗殺依頼は出さない。

その辺りを詳しく聞く必要があるね。

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